Get-ExchangeCertificate

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2007-06-28

Get-ExchangeCertificate コマンドレットを使用してローカル証明書ストアにある証明書を表示します。

構文

Get-ExchangeCertificate [-Thumbprint <String>] [-DomainName <MultiValuedProperty>]

Get-ExchangeCertificate [-DomainName <MultiValuedProperty>] [-Instance <X509Certificate2>]

解説

Get-ExchangeCertificate コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。

  • Exchange 表示専用管理者の役割

エッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータで Get-ExchangeCertificate コマンドレットを実行するには、そのコンピュータのローカルの Administrators グループのメンバであるアカウントを使用してログオンする必要があります。

アクセス許可、役割の委任、および Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

パラメータ

パラメータ 必須かどうか 種類 説明

DomainName

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.MultiValuedProperty

このパラメータを使用すると、[サブジェクト名] フィールドおよび [サブジェクトの別名] フィールドで指定したドメイン名を含むすべての証明書が返されます。

Instance

省略可能

System.Security.Cryptography.X509Certificates.X509Certificate2

このパラメータを使用して、オブジェクト全体をコマンドに渡して処理します。このパラメータは、オブジェクト全体をコマンドに渡す必要があるスクリプトで主に使用されます。

Thumbprint

省略可能

System.String

このパラメータを使用すると、一致する拇印を含む証明書が返されます。各証明書は、証明書データのダイジェストである拇印を含んでいます。

入力の種類

戻り値の種類

エラー

エラー 説明

 

例外

例外 説明

 

最初の例は、ローカル コンピュータの証明書ストアに格納されているすべての証明書を返します。

2 番目の例は、ローカル コンピュータの証明書ストアに格納されている特定の証明書の詳細を書式化された一覧で返します。

note注 :
Thumbprint パラメータは位置パラメータです。このため、Thumbprint 値のみを指定する必要があります。

3 番目の例は、Exchange がドメイン名 mail.contoso.com にどの証明書を選択するかを示します。送信コネクタまたは受信コネクタは、コネクタの FQDN に基づいて使用する証明書を選択します。同じ FQDN を持つ複数の証明書がある場合は、DomainName パラメータを使用して、Exchange がどの証明書を選択するかを確認できます。返された最初の証明書は Exchange が選択する証明書です。

Get-ExchangeCertificate
Get-ExchangeCertificate 5113ae0233a72fccb75b1d0198628675333d010e | fl
Get-ExchangeCertificate -DomainName mail1.contoso.com

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。