メールボックス データをエクスポートする方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2009-08-28

ここでは、Exchange 管理シェルで Export-Mailbox コマンドレットを使用して、メールボックス データをあるメールボックスから別のメールボックスのフォルダにエクスポートする方法について説明します。Exchange Server Service Pack 1 (SP1) では、Export-Mailbox コマンドレットに新機能が追加されています。

note注 :
Exchange 管理コンソールを使用してメールボックス データをエクスポートすることはできません。

エクスポートされるデータ

既定では、Export-Mailbox コマンドレットを実行すると、すべての空のフォルダ、特別なフォルダ、およびサブフォルダがエクスポート先にエクスポートされます。エクスポートに含めるフォルダを指定するには、IncludeFolders パラメータを使用します。エクスポートから除外するフォルダを指定するには、ExcludeFolders パラメータを使用します。

既定では、Export-Mailbox コマンドレットを使用すると、以下の特別なフォルダがエクスポートされます。

  • 受信トレイ
  • 削除済みアイテム
  • 下書き
  • 迷惑メール
  • 送信トレイ
  • 送信済みアイテム
  • ジャーナル
  • 予定表
  • 連絡先
  • メモ
  • 仕事

Export-Mailbox コマンドレットは、メッセージ、予定表アイテム、連絡先、配布リスト、ジャーナル、仕事、メモ、ドキュメントなど、すべての種類のメッセージをエクスポートします。ただし、Export-Mailbox コマンドレットでは、ルールはエクスポートされません。

Export-Mailbox コマンドレットは、削除済みアイテム収集機能のメッセージもエクスポートします。削除済みアイテム収集機能のメッセージは、データのエクスポート先のフォルダまたは .pst ファイルで通常のアイテムに変換されます。

note注 :
いずれかのキーワード パラメータを使用する場合、Export-Mailbox コマンドレットはまず、削除済みアイテム収集機能のメッセージを含めすべてのメッセージをエクスポートしてから、キーワードの条件を満たすメッセージをエクスポート先のメールボックスで検索します。エクスポート元のメールボックスの削除済みアイテム収集機能にあるメッセージは、エクスポート先のメールボックスの削除済みアイテム フォルダ内で通常のメッセージに変換されてから、キーワードの検索も行われます。次に Export-Mailbox コマンドレットは、エクスポート先のメールボックスでキーワードの条件を満たさないメッセージを削除します。また、DeleteContent パラメータを使用する場合は、Export-Mailbox によりエクスポート元のメールボックスからキーワードの条件を満たすメッセージが削除されます。

トランスポート収集内のメッセージの詳細については、「削除済みのアイテムを回復する方法」を参照してください。

データのエクスポート先

データは、エクスポート先のメールボックス内のサブフォルダ、および指定したフォルダにエクスポートされます。エクスポート先のメールボックスを指定するには、TargetMailbox パラメータを使用します。エクスポート先のメールボックスのフォルダを指定するには、TargetFolder パラメータを使用します。TargetFolder パラメータには、エクスポート先のメールボックスに作成される最上位のメールボックス フォルダを指定します。このフォルダには、Recovered Data - <エクスポート元メールボックスのエイリアス> - <タイムスタンプ> という名前のサブフォルダが格納されます。エクスポートされたフォルダおよびメッセージは、このサブフォルダに格納されます。

指定したエクスポート先のフォルダが、既にエクスポート先のメールボックスに存在する場合には、エクスポートされるデータはその既存のフォルダに追加されます。エクスポート先のフォルダが存在しない場合は、新たに作成されます。

Exchange 2007 Service Pack 1 (SP1) の新機能

Exchange 2007 Service Pack 1 (SP1) では、メールボックス データをエクスポートするための次の機能が導入されています。

  • メールボックスから .pst ファイルにメールボックス データをエクスポートできます。.pst ファイルにエクスポートするには、PSTFolderPath パラメータを使用して、データがエクスポートされる .pst ファイルのパスを指定します。回復用ストレージ グループ (RSG) にあるメールボックスから .pst ファイルにデータをエクスポートすることはできません。
  • AllowMerge パラメータを使用することにより、既存のエクスポート先フォルダにエクスポートするデータを結合できます。Exchange 2007 SP1 で AllowMerge パラメータを指定した場合、サブフォルダ名にタイム スタンプは含まれません。Exchange 2007 SP1 では、エクスポート先のメールボックスとフォルダを指定する代わりに、データのエクスポート先となる .pst ファイルのパスを指定できます。
  • DeleteAssociatedMessages パラメータを使用して、エクスポート プロセスで関連付けられたメッセージを削除することができます。また、IncludeAssociatedMessages パラメータを使用して、エクスポート プロセスで関連付けられたメッセージを含めることもできます。関連付けられたメッセージには、ルール、ビュー、およびフォームに関する情報を持つ、隠されたデータが含まれます。
  • DeleteContent パラメータを使用する場合に、TargetMailbox パラメータを指定しないときには、別のメールボックスにエクスポートせず、エクスポート元のメールボックスから内容を削除できます。
  • 受信者と送信者に基づいて、エクスポートするメッセージにフィルタを適用できます。受信者にフィルタを適用するには、RecipientKeywords パラメータを使用します。送信者にフィルタを適用するには、SenderKeywords パラメータを使用します。

Exchange 2007 SP1 で導入されたこれらの新機能の詳細については、「Export-Mailbox」を参照してください。

Exchange 2007 SP1 より前のバージョンの機能の詳細については、「Export-Mailbox (RTM)」を参照してください。

開始する前に

この手順を実行するには、使用するアカウントに以下が委任されている必要があります。

  • エクスポート元サーバーとエクスポート先サーバーの Exchange Server 管理者の役割およびローカルの Administrators グループ
  • エクスポート元およびエクスポート先のメールボックスへのフル アクセス

Exchange 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

また、この手順を実行する前に、次のことを確認してください。

  • Export-Mailbox コマンドレットを使用する場合、エクスポート元のメールボックスとエクスポート先のメールボックスは同じフォレストに属している必要があります。フォレストを超えてメールボックスのデータをエクスポートすることはできません。

  • パブリック フォルダ データベースからデータをエクスポートすることはできません。

  • メールボックスへのフル アクセスを許可するには、Add-MailboxPermission コマンドレットを使用して、AccessRights パラメータに FullAccess を指定します。たとえば、Admin01 が John のメールボックスから Export というメールボックスにデータをエクスポートする必要がある場合、次のコマンドを最初に実行する必要があります。

    Add-MailboxPermission -Identity john -User Admin01 -AccessRights FullAccess
    Add-MailboxPermission -Identity Export -User Admin01 -AccessRights FullAccess
    
  • Exchange 2003 または Exchange 2000 のメールボックスからデータをエクスポートするには、使用するアカウントに、サーバーが属している管理グループの Exchange 管理者の役割が委任されている必要があります。

  • .pst ファイルからデータをエクスポートするには、次のものがインストールされている 32 ビットのコンピュータから Export-Mailbox コマンドレットを実行する必要があります。

    • 32 ビット版の Exchange 管理ツール
    • Outlook 2003 Service Pack 2 (SP2) または Outlook 2007

    Exchange 2007 管理ツール 32 ビット版ダウンロードの詳細については、「Microsoft Exchange Server 2007 Management Tools (32 - Bit)」を参照してください。

  • 別のメールボックス内のフォルダにデータをエクスポートする場合は、このコマンドを実行する前に、指定するエクスポート先のメールボックスが事前に存在する必要があります。

手順

Exchange 2007 SP1

Exchange 2007 SP1 で Exchange 管理シェルを使用してメールボックス データをエクスポートするには、次の操作を行います。

  • メールボックスの特別なフォルダおよび空のフォルダをエクスポート先メールボックス内のフォルダにエクスポートするには、次のコマンドを実行します。

    Export-Mailbox -Identity <MailboxIdParameter> -TargetMailbox <MailboxIdParameter> -TargetFolder <Folder_Name>
    
  • .pst ファイルにデータをエクスポートするには、次のコマンドを実行します。

    Export-Mailbox -Identity <MailboxIdParameter> -PSTFolderPath <Path_Of_PST_Folder>\<File_Name>.pst
    
  • メールボックスのグループ (たとえば、ユーザーの役職が "VP" で始まるすべてのメールボックスなど) からデータをエクスポートするには、次のコマンドを実行します。

    Get-User | where { $_.Title -ilike "VP*" } | Export-Mailbox -TargetFolder <Folder_Name> -TargetMailbox <MailboxIdParameter>
    
  • 特定の日付の範囲に受信したデータを .pst ファイルにエクスポートするには、次のコマンドを実行します。

    Export-Mailbox -Identity <MailboxIdParameter> -StartDate "<Month/Day/Year>" -EndDate "<Month/Day/Year>" -PSTFolderPath <Path_Of_PST_Folder>\<File_Name>.pst
    
  • 送信済みアイテム フォルダ内のデータのみをエクスポートするには、次のコマンドを実行します。

    Export-Mailbox -Identity <MailboxIdParameter> -IncludeFolders '\Sent Items' -TargetFolder <Target_Folder_Name> -TargetMailbox <MailboxIdParameter>
    
  • フォルダをエクスポート対象から除外する (たとえば、迷惑メール フォルダや連絡先フォルダ内のアイテムを除外する場合など) には、次のコマンドを実行します。

    Export-Mailbox -TargetMailbox <MailboxIdParameter> -TargetFolder <Target_Folder_Name> -ExcludeFolders "\Junk E-Mail","\Contacts"
    
  • フィルタを使用して、エクスポート対象に含めるエクスポート元メールボックス内のアイテムを指定するには、次のコマンドを実行します。

    Export-Mailbox -Identity <MailboxIdParameter> -TargetMailbox <MailboxIdParameter> -TargetFolder <Target_Folder_Name> -ContentKeywords "<String[]>" -AttachmentFilenames "<String[]>" -StartDate "<Month/Day/Year> <Time>" -RecipientKeywords <String[]>
    
  • メールボックスのグループ (たとえば、データベース内のすべてのメールボックスなど) からアイテムを検索して削除するには、次のコマンドを実行します。

    Get-Mailbox -Database DB1 | Export-Mailbox -TargetMailbox ExportMailbox -TargetFolder VirusData -SubjectKeywords "Virus message" -DeleteContent
    

    この例では、データベース DB1 上のすべてのメールボックスを先に取得して、件名に文字列 "Virus message" が含まれるアイテムを検索します。見つかったアイテムはメールボックス ExportMailbox にエクスポートされ、エクスポート元メールボックスから削除されます。

  • データベース内のすべてのメールボックスなどのメールボックスのグループから、別のメールボックスにアイテムをエクスポートせずにアイテムを検索して削除するには、次のコマンドを実行します。

    Get-Mailbox -Database DB1 | Export-Mailbox -SubjectKeywords "Virus message" -DeleteContent
    

    この例では、データベース DB1 上のすべてのメールボックスを先に取得して、件名に文字列 "Virus message" が含まれるアイテムを検索し、それを削除します。

  • Marketing 組織単位内のユーザーのすべてのメールボックスからデータをエクスポートするには、次のコマンドを実行します。

    Get-Mailbox -OrganizationalUnit Marketing | Export-Mailbox -PSTFolderPath C:\PSTFiles
    

    この例では、各メールボックスから C:\PSTFiles にある個別の .pst ファイルにデータをエクスポートします。各 .pst ファイルの名前は、<エイリアス>.pst になります。

構文およびパラメータの詳細については、関連トピック「Export-Mailbox」を参照してください。

Exchange 2007 RTM

Exchange 2007 RTM で Exchange 管理シェルを使用してメールボックス データをエクスポートするには、次の操作を行います。

  • メールボックスの特別なフォルダおよび空のフォルダをエクスポート先メールボックス内のフォルダにエクスポートするには、次のコマンドを実行します。

    Export-Mailbox -Identity <MailboxIdParameter> -TargetMailbox ExportMailbox -TargetFolder <Folder_Name>
    
  • メールボックスのグループ (たとえば、ユーザーの役職が "VP" で始まるすべてのメールボックスなど) からデータをエクスポートするには、次のコマンドを実行します。

    Get-User | where { $_.Title -ilike "VP*" } | Export-Mailbox -TargetFolder <Folder_Name> -TargetMailbox <MailboxIdParameter>
    
  • 特定の日付の範囲に受信したデータをエクスポートするには、次のコマンドを実行します。

    Export-Mailbox -Identity <MailboxIdParameter> -StartDate "<Month/Day/Year>" -EndDate "<Month/Day/Year>" -TargetFolder <Folder_Name> -TargetMailbox <MailboxIdParameter>
    
  • 送信済みアイテム フォルダ内のデータのみをエクスポートするには、次のコマンドを実行します。

    Export-Mailbox -Identity <MailboxIdParameter> -IncludeFolders '\Sent Items' -TargetFolder <Target_Folder_Name> -TargetMailbox <MailboxIdParameter>
    
  • フォルダをエクスポート対象から除外する (たとえば、迷惑メール フォルダや連絡先フォルダ内のアイテムを除外する場合など) には、次のコマンドを実行します。

    Export-Mailbox -TargetMailbox <MailboxIdParameter> -TargetFolder <Target_Folder_Name> -ExcludeFolders "\Junk E-Mail","\Contacts"
    
  • フィルタを使用して、エクスポート対象に含めるエクスポート元メールボックス内のアイテムを指定するには、次のコマンドを実行します。

    Export-Mailbox -Identity <MailboxIdParameter> -TargetMailbox <MailboxIdParameter> -TargetFolder <Target_Folder_Name> -ContentKeywords "<String[]>" -AttachmentFilenames "<String[]>" -StartDate "<Month/Day/Year> <Time>"
    
  • メールボックスのグループ (たとえば、データベース内のすべてのメールボックスなど) からアイテムを検索して削除するには、次のコマンドを実行します。

    Get-Mailbox -Database DB1 | Export-Mailbox -TargetMailbox ExportMailbox -TargetFolder VirusData -SubjectKeywords "Virus message" -DeleteContent
    

    この例では、データベース DB1 上のすべてのメールボックスを取得して、件名に文字列 "Virus message" が含まれるアイテムを検索します。見つかったアイテムはメールボックス ExportMailbox にエクスポートされ、エクスポート元メールボックスから削除されます。

構文およびパラメータの詳細については、関連トピック「Export-Mailbox (RTM)」を参照してください。

ExMerge.exe に代わる手段

Exchange 2003 または Exchange 2000 では、Microsoft Exchange Server Mailbox Merge wizard (ExMerge.exe) を使用して、メールボックス データをエクスポートすることができます。次の表に、Exchange 2003 または Exchange 2000 で ExMerge.exe を使用する場合のシナリオと、同じ作業を Exchange 2007 で行う場合のソリューションを示します。

Exchange 2003 および Exchange 2000 におけるシナリオ Exchange 2003 および Exchange 2000 に関する情報源 Exchange 2007 におけるソリューション

Exchange 2003 または Exchange 2000 の回復シナリオで ExMerge.exe を使用して、回復されたデータを回復用ストレージ グループから別のデータベースに移動します。

この作業を Exchange 2007 で行うには、Restore-Mailbox コマンドレットを使用します。詳細については、「回復用ストレージ グループを使用してメールボックスを回復する方法」を参照してください。

Exchange 2003 または Exchange 2000 で ExMerge.exe を使用して、破損したデータベースのユーザー データを .pst ファイルにエクスポートし、さらにその .pst ファイルを新しいデータベースにエクスポートします。

Exchange 2003 または Exchange 2000 におけるこのシナリオの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の文書番号 313184「単一サイトの Exchange 2000 Server または Exchange Server 2003 でインフォメーション ストアを復元する方法」を参照してください。

この作業を Exchange 2007 で行うには、Restore-Mailbox コマンドレットを使用してデータをバックアップから復元し、次に Move-Mailbox コマンドレットを使用します。詳細については、「Restore-Mailbox」および「Move-Mailbox」を参照してください。

Exchange 2003 または Exchange 2000 で ExMerge.exe を使用してメールボックスを別のサーバーに移動する。

Exchange 2003 または Exchange 2000 におけるこのシナリオの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の文書番号 328810「サーバー間でメールボックスを移動する」を参照してください。

この作業を Exchange 2007 で行うには、メールボックスの移動ウィザード、または Move-Mailbox コマンドレットのいずれかを使用します。詳細については、「単一フォレスト内でメールボックスを移動する方法」または「フォレスト間でメールボックスを移動する方法」を参照してください。

Exchange 2003 または Exchange 2000 で ExMerge.exe を使用して、Exchange 組織内のユーザー宛に送信された特定のメッセージを削除する。たとえば、ウイルス メッセージや誤って送信されてしまった機密メッセージを削除することができます。

Exchange 2003 または Exchange 2000 におけるこのシナリオの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の文書番号 328202「[HOWTO] ExMerge.exe ツールを使用して、ウイルスに感染したメッセージをメールボックスから削除する」を参照してください。

この作業を Exchange 2007 で行うには、DeleteContent パラメータを指定して、Export-Mailbox コマンドレットを実行します。その際、AllContentKeywordsAttachmentFilenamesContentKeywordsSubjectKeywordsStartDateEndDate などのコンテンツ フィルタ パラメータも指定することができます。詳細については、「Export-Mailbox」を参照してください。

Exchange 2003 または Exchange 2000 で ExMerge.exe を使用して、Exchange 組織内のユーザー宛に送信された特定のメッセージを検索したり、件名、メッセージ本文、または添付ファイルに特定の単語が含まれているすべてのメッセージを検索します。

Exchange 2003 または Exchange 2000 におけるこのシナリオの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の文書番号 246916「[XADM] 特定のメッセージを含むメールボックスの検索方法」を参照してください。

この作業を Exchange 2007 で行うには、AllContentKeywordsAttachmentFilenamesContentKeywordsSubjectKeywordsStartDateEndDate などのコンテンツ フィルタ パラメータを指定して、Export-Mailbox コマンドレットを実行します。ただし、この場合は DeleteContent パラメータは指定しません。詳細については、「Export-Mailbox」を参照してください。

Exchange 2003 または Exchange 2000 で、メールボックスの移動中に問題が発生した場合に、メールボックス データを復元するための手段として ExMerge.exe を使用します。

なし

この作業を Exchange 2007 で行うには、Restore-Mailbox コマンドレットを使用してメールボックス データを復元してから、Move-Mailbox コマンドレットを使用してメールボックスを移動します。詳細については、「Restore-Mailbox」および「Move-Mailbox」を参照してください。

Exchange 2003 または Exchange 2000 で ExMerge.exe を使用して、データを .pst ファイルにエクスポートする。たとえば、ホスティングを行っており、組織の元のユーザーにメールボックスの内容を送信しなければならない場合があります。

なし

Exchange 2007 SP1 でこの作業を実行するには、PSTFolderPath パラメータを使用します。

Exchange 2007 RTM でこの作業を実行するには、以下の 2 つの方法があります。

  • Microsoft Outlook を実行しているメールボックスにログオンし、Outlook を使用してデータを .pst ファイルにエクスポートします。
  • Export-Mailbox コマンドレットを使用して複数のメールボックスのデータを 1 個のメールボックスにエクスポートし、次にそのメールボックスにログオンしてから Outlook を使用してデータを .pst ファイルにエクスポートします。このシナリオの詳細については、Exchange Server チーム ブログの記事の Exchange Server 2007 でメールボックスをエクスポートするタスクについてのページを参照してください (このサイトは英語の場合があります)。
    note注 :
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詳細情報

.pst ファイルからメールボックス データをインポートする場合の詳細については、「メールボックス データをインポートする方法」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。