ネットワーク名リソースの DNS TTL 値を構成する方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2008-02-15

ここでは、Cluster.exe を使用して、クラスタ化メールボックス サーバーのネットワーク名リソースにドメイン ネーム システム (DNS) の TTL (Time to Live) 値を設定する方法について説明します。複数のサブネット環境でクラスタ化メールボックス サーバーを展開するとき、またはクラスタ化メールボックス サーバーの IP アドレスの変更を伴う回復操作でスタンバイ クラスタを使用するときは、このリソースの DNS TTL 値を 5 分 (300 秒) に設定する必要があります。

note注 :
ほとんどの環境では、クラスタ化メールボックス サーバーのネットワーク名リソースにのみ DNS TTL 値を設定することをお勧めします。ただし、管理目的で名前によってクラスタに接続する Exchange 管理ツール以外のツールを含む環境では、クラスタのネットワーク名リソースの TTL 値を 5 分に設定することをお勧めします。

開始する前に

この手順を実行するには、使用するアカウントに以下が委任されている必要があります。

  • クラスタ内の両方のノードにおけるローカルの Administrators グループのメンバシップ
  • クラスタのフル コントロール アクセス許可

Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

手順

Cluster.exe を使用してクラスタ化メールボックス サーバーのネットワーク名リソースの DSN TTL 値を構成するには、次の操作を行います。

  1. コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。

  2. 次のコマンドを実行します。

    cluster.exe res <CMSNetworkNameResource> /priv HostRecordTTL=300
    
  3. Exchange 管理シェルで Stop-ClusteredMailboxServer コマンドレットを使用して、または Exchange 管理コンソールでクラスタ化メールボックス サーバーの管理ウィザードを使用して、クラスタ化メールボックス サーバーをオフラインにします。

  4. Exchange 管理シェルで Start-ClusteredMailboxServer コマンドレットを使用して、または Exchange 管理コンソールでクラスタ化メールボックス サーバーの管理ウィザードを使用して、クラスタ化メールボックス サーバーをオンラインにします。

詳細情報

クラスタ連続レプリケーション (CCR) の詳細については、「クラスタ連続レプリケーション」、および「Windows Server 2008 でのクラスタ連続レプリケーションのインストール」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。