受信者フィルターを使用してアドレス一覧を作成する

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2011-11-09

ここでは、Exchange 管理シェルを使用し、受信者フィルターを使用してアドレス一覧を作成する方法について説明します。アドレス一覧の詳細については、「アドレス一覧の管理」を参照してください。

RecipientFilter パラメーターを使用してカスタム フィルターを作成するには、フィルターの文字列を指定する必要があります。シェルでは、フィルター構文に OPATH を使用します。OPATH は、オブジェクト データ ソースをクエリするために設計されたクエリ言語です。OPATH フィルター構文の詳細については、「受信者コマンドのフィルターの作成」を参照してください。

アドレス一覧に関連する他の管理タスクについては、「アドレス一覧の管理」を参照してください。

シェルを使用し、受信者フィルターを使用してアドレス一覧を作成する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「受信者プロビジョニングのアクセス許可」。

注意

EMC を使用し、受信者フィルターを使用してアドレス一覧を作成することはできません。

RecipientFilter パラメーターを使用してアドレス一覧を作成するには、次の構文を使用します。

New-AddressList -Name <String> -RecipientFilter <String>

この例では、Exchange メールボックスを持ち、住所がワシントンまたはオレゴンのすべてのユーザーのアドレス一覧を作成します。

New-AddressList -Name "Pacific Northwest Mailboxes" -RecipientFilter {((RecipientType -eq 'UserMailbox') -and ((StateOrProvince -eq 'Washington') -or (StateOrProvince -eq 'Oregon')))}

この例では、Exchange メールボックスがあって、CustomAttribute15 パラメーターの値が AgencyB になっているすべてのユーザーのアドレス一覧が作成されます。

New-AddressList -Name "AgencyB" -RecipientFilter {(RecipientType -eq 'UserMailbox') -and (CustomAttribute15 -like *AgencyB*)}

構文およびパラメーターの詳細については、「New-AddressList」を参照してください。

 © 2010 Microsoft Corporation.All rights reserved.