Exchange 2010 管理ツールをインストールする
適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3
トピックの最終更新日: 2012-02-21
Microsoft Exchange Server 2010 管理ツールを使用すると、Exchange 組織をリモートで構成して管理できます。ここでは、Setup.exe または無人セットアップ モードを使用して Exchange 2010 管理ツールをインストールする方法について説明します。
Exchange 2010 管理ツールは、以下の Windows オペレーティング システムにインストールできます。
Windows 7
Windows Vista Service Pack 2 (SP2)
Windows Server 2008 SP2
Windows Server 2008 R2
Exchange 2010 の管理の詳細については、「Exchange 管理コンソール」および「Exchange 2010 で PowerShell を使用する (Exchange 管理シェル)」を参照してください。
前提条件
インストールを開始する前に、各サーバーが適切な前提条件とシステム要件を満たしていることを確認する必要があります。詳細については、「Exchange 2010 の前提条件」および「Exchange 2010 のシステム要件」を参照してください。
警告
サーバーに Exchange 2010 をインストールした後は、サーバー名を変更しないでください。Exchange 2010 のサーバーの役割をインストールした後でサーバーの名前を変更することは、サポートされていません。
セットアップを使用して Exchange 2010 管理ツールをインストールする
ローカルの管理アクセス許可を持つドメイン アカウントを使用して、Exchange 2010 管理ツールをインストールするサーバーにログオンします。
Exchange 2010 DVD を DVD ドライブに挿入します。[自動再生] ダイアログ ボックスが表示されたら、[プログラムのインストール/実行] の [Setup.exe を実行] をクリックします。[自動再生] ダイアログ ボックスが表示されない場合は、DVD のルートに移動して、Setup.exe をダブルクリックします。または、Exchange 2010 のインストール ファイルが格納されているディレクトリに移動して、Setup.exe をダブルクリックします。
Exchange Server 2010 セットアップのようこそ画面が表示されます。[インストール] セクションの [ステップ 1: .NET Framework 3.5 SP1 のインストール] と [ステップ 2:Windows PowerShell Version 2 のインストール] で示されているソフトウェアが、Exchange 2010 の前提条件と共にインストールされています。これらの前提条件がまだインストールされていない場合は、該当するステップをクリックしてインストールします。
[ステップ 1]、[ステップ2]、および [ステップ3] が、[インストール済み] として一覧表示されている場合は、[ステップ 4:Microsoft Exchange のインストール] をクリックします。
注意
インストールの完了後に、[ステップ 5:Microsoft Exchange の重要な更新プログラムの取得] に戻ることができます。
Exchange 2010 セットアップ ウィザードの [概要] ページで、[次へ] をクリックします。
[使用許諾契約書] ページで、[使用許諾契約書に同意します] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[エラー報告] ページで、Exchange エラー報告機能を有効にするか無効にするかを選択し、[次へ] をクリックします。
[インストールの種類] ページで、[Exchange Server のカスタム インストール] をクリックします。Exchange 2010 インストールのパスを変更する場合は、[参照] をクリックし、フォルダー ツリーで適切なフォルダーに移動して、[OK] をクリックします。[次へ] をクリックします。
[サーバーの役割の選択] ページで、[管理ツール] を選択します。
管理ツールのみのインストール
このコンピューターが組織内の最初の Exchange 2010 サーバーである場合は、[Exchange 組織] ページで Exchange 組織の名前を入力します。Exchange 組織の名前には、以下の文字のみを含めることができます。
A ~ Z
a ~ z
0 ~ 9
スペース (先頭または末尾を除く)
ハイフンまたはダッシュ
注意
組織名の長さは、64 文字以下です。組織名を省略 (空白に) することはできません。組織名にスペースが含まれる場合は、二重引用符で囲む必要があります。
[インストールの前提条件の確認] ページで、状態を表示して、組織およびその他の前提条件の確認が正しく完了したかどうかを確認します。確認が正しく完了していない場合は、Exchange 2010 をインストールする前に報告されたエラーを解決する必要があります。前提条件エラーを解決する際に、セットアップを終了する必要はありません。報告されたエラーを解決したら、再試行 をクリックして前提条件の確認を再度実行します。また、報告された警告も必ず確認してください。確認が正しく完了した場合は、[インストール] をクリックして Exchange 2010 管理ツールをインストールします。
[完了] ページで、[終了] をクリックします。
無人セットアップ モードを使用して Exchange 2010 管理ツールをインストールする
Exchange 2010 DVD を DVD ドライブに挿入し、コマンド プロンプトでその DVD ドライブに移動するか、または Exchange 2010 インストール ファイルが格納されているネットワーク上の場所に移動します。
コマンド プロンプトで、次のコマンドを実行します。
Setup.com /R:MT
詳細については、「Exchange 2010 を無人モードでインストールする」を参照してください。
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