ユニファイド メッセージング サーバーのセキュリティ保護

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2009-09-23

組織のネットワーク セキュリティでは、Microsoft Exchange Server 2010 ユニファイド メッセージング (UM) インフラストラクチャのセキュリティを適切に構成することが重要です。これには、ユニファイド メッセージング サーバーおよび UM が有効なユーザーに対する、セキュリティ関連の構成オプションの使用が含まれます。ユニファイド メッセージング環境におけるセキュリティのレベルを強化することにより、ネットワーク全体のセキュリティのレベルを強化することができます。ここでは、次の操作を行って保護のレベルを強化するための、セキュリティ関連のトピックに関する情報およびリンクを示します。

  • 組織内のユーザーに対して、適切な PIN 設定を構成する

  • セキュリティ設定を有効にして、組織内のユニファイド メッセージング ネットワーク データおよびサーバーを保護する

  • 管理アクセス許可を効果的に割り当てて、ユニファイド メッセージング環境を管理する

ユニファイド メッセージングのセキュリティ

ユニファイド メッセージングを展開する場合は、セキュリティについて考慮する必要がある点が 3 つあります。ネットワークの保護のレベルを強化するには、ユニファイド メッセージングのセキュリティ戦略を適切に計画し、管理者が利用できる以下のセキュリティ設定を適切に構成します。

  • UM が有効なユーザーの PIN セキュリティ   サブスクライバーまたは UM が有効なユーザーが電話を使用して、ユニファイド メッセージング サーバーの役割がインストールされているコンピューターに接続する場合、そのサブスクライバーまたはユーザーは Outlook Voice Access を使用してユニファイド メッセージングのメニュー システム内を移動します。ただし、ユニファイド メッセージング システムにアクセスするために、システムによって PIN の入力を求められます。管理者は、PIN の設定と要件を構成し、PIN の管理タスクを実行することができます。UM が有効なユーザーの PIN 設定を構成する方法の詳細については、「ユニファイド メッセージング ユーザーのセキュリティの構成」を参照してください。

  • ユニファイド メッセージングのネットワーク トラフィックのセキュリティ保護 さまざまなセキュリティ方法を利用して、組織内のユニファイド メッセージング サーバーおよびネットワーク トラフィックを保護することができます。これには、IP ゲートウェイとユニファイド メッセージング サーバー間や、ユニファイド メッセージング サーバーと組織の他の Exchange 2010 サーバー間で送信されるトラフィックが含まれます。ユニファイド メッセージングによって生成されるネットワーク トラフィックをセキュリティ保護する方法の詳細については、「ユニファイド メッセージング ネットワーク トラフィックのセキュリティ保護」を参照してください。

  • ユニファイド メッセージングに対するアクセス許可の構成 多くの組織では、Microsoft Exchange、Active Directory ディレクトリ サービス、および情報通信機器に対して個別の管理者が存在します。このため、管理機能を委任して、個々のレベルでの管理用アクセス許可を明確に定義していく必要があります。

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