検出検索を作成する

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2016-11-28

Exchange 管理シェルのコマンドレットまたは Exchange コントロール パネル (ECP) を使用して、検出検索を作成することができます。検索結果は、検索用のターゲット メールボックスとして選択された検出メールボックスにコピーされます。

検索に関連する他の管理タスクについては、「複数メールボックス検索の管理」を参照してください。

注意

検索元のメールボックスを指定しない場合は、Exchange 組織全体のすべての Exchange 2010 サーバーの全メールボックスが検索されます。
検索クエリを指定しない場合は、指定されたメールボックスの内容全体が対象のメールボックスにコピーされます。
検索範囲や返されるアイテムの数とサイズによっては、検索結果の保存先として選択した検出メールボックスのサイズが増加することがあります。メールボックス データベースおよびトランザクション ログが保存されるディスク ボリュームに、適切な空き領域があることを確認してください。
メールボックス サイズを制限するメールボックス クォータを使用する場合は、検索で返されるアイテムに対して十分な記憶域があるように、対象のメールボックスに適切なクォータ制限を構成します。

実行内容

シェルを使用して検出検索を作成する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メッセージングのポリシーと準拠のアクセス許可」の「複数のメールボックスの検索」(英語)。

ここでは、検出検索 Contoso-Case1 を作成します。検索により、次の条件を満たす電子メール メッセージが返されます。

  • Contoso および Project A の語が含まれる

  • 2009 年 1 月 1 日 ~ 2009 年 12 月 31 日に送受信されている

組織内のすべての Exchange 2010 メールボックス サーバー内の全メールボックスを対象に検索が実行されます。検索結果は、メールボックス "検出検索メールボックス" 内の、検索と同じ名前のフォルダーに保存されます。検索ではフル ログが有効になっています。

New-MailboxSearch -Name "Contoso-Case1" -StartDate "1/1/2009" -EndDate "12/31/2009" -TargetMailbox "Discovery Search Mailbox" -SearchQuery '"Contoso" and "Project A"'-MessageTypes Email -IncludeUnsearchableItems -LogLevel Full

パラメーターおよび構文の詳細については、「New-MailboxSearch」を参照してください。

注意

既定では、検出検索には、Exchange 検索によってインデックス化できない項目は含まれません。検索結果にこのような項目を含めることができるように、IncludeUnsearchableItems スイッチが前述のコマンドに含まれています。

その他のタスク

検出検索を作成した後で、次の操作も実行できます。

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