クライアント アクセス仮想ディレクトリのリセット
適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3
トピックの最終更新日: 2015-03-09
Exchange Server 2010 クライアント アクセス サーバー上の仮想ディレクトリをリセットするには、クライアント アクセス仮想ディレクトリのリセット ウィザードを使用します。仮想ディレクトリをリセットすると、その仮想ディレクトリが削除され、新しい仮想ディレクトリが既定の設定で作成されます。
重要
仮想ディレクトリのリセット時に新しい仮想ディレクトリが既定の設定で作成されるため、リセット後に仮想ディレクトリを再構成する必要があります。既定では、仮想ディレクトリの設定は Program Files/Microsoft/Exchange Server/V14 ディレクトリにコピーされます。
実行内容
EMC を使用したクライアント アクセス サーバー仮想ディレクトリのリセット
シェルを使用したクライアント アクセス サーバー仮想ディレクトリのリセット
EMC を使用したクライアント アクセス サーバー仮想ディレクトリのリセット
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「クライアント アクセス許可」の「クライアント アクセス仮想ディレクトリのリセット」。
コンソール ツリーで、[サーバーの構成] > [クライアント アクセス] にアクセスします。
操作ウィンドウで、[クライアント アクセス仮想ディレクトリのリセット] をクリックします。
[概要] ページで [リセットする仮想ディレクトリ] の横の [参照] をクリックします。リセットする仮想ディレクトリを選択し、[次へ] をクリックします。既定では、以下のクライアント アクセス仮想ディレクトリが一覧表示されます。
Autodiscover (既定の Web サイト)
ecp (既定の Web サイト)
EWS (既定の Web サイト)
Microsoft-Server-ActiveSync (既定の Web サイト)
OAB (既定の Web サイト)
owa (既定の Web サイト)
[リセットする仮想ディレクトリ] の下の一覧にリセットするディレクトリを追加した後、[次へ] をクリックします。
[ログの場所] ページで、ログ ファイルのパスおよびファイル名を指定し、[次へ] をクリックします。ログ ファイルには、リセットしようとしている仮想ディレクトリ上に存在する設定が含まれます。これらの設定は、同じ設定の仮想ディレクトリを再作成する場合に役立ちます。既定では、ログ ファイルはクライアント アクセス サーバーの [ドキュメント] フォルダーにコピーされます。
[クライアント アクセス仮想ディレクトリのリセット] ページで、[リセット] をクリックします。
[完了] ページで、[終了] をクリックします。
インターネット インフォメーション サービス (IIS) を再起動します。コマンド プロンプト ウィンドウから iisreset /noforce を実行することで、IIS を再起動できます。
シェルを使用したクライアント アクセス サーバー仮想ディレクトリのリセット
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「クライアント アクセス許可」の「クライアント アクセス仮想ディレクトリのリセット」。
仮想ディレクトリをリセットするには、仮想ディレクトリを削除し、その後新しい仮想ディレクトリを作成する必要があります。
リセットする仮想ディレクトリによって、実行するコマンドレットが異なります。
たとえば、Server01 というクライアント アクセス サーバー上で Outlook Web App 仮想ディレクトリをリセットするには、以下の操作を行う必要があります。
以下のコマンドレットを実行し、仮想ディレクトリを削除します。
Remove -OwaVirtualDirectory -Identity 'Server01\owa (Default Web Site)'以下のコマンドレットを実行し、新しい仮想ディレクトリを作成します。
New-OwaVirtualDirectory -InternalUrl 'https://<Server01><DomainName>/owa' -WebSiteName 'Default Web Site'IIS を再起動します。コマンド プロンプト ウィンドウから iisreset /noforce を実行することで、IIS を再起動できます。
既定では、ログ ファイルはクライアント アクセス サーバーの [ドキュメント] フォルダーにコピーされます。ログ ファイルには、リセットしようとしている仮想ディレクトリ上に存在する設定が含まれます。これらの設定は、同じ設定の仮想ディレクトリを再作成する場合に役立ちます。
構文およびパラメーターの詳細については、リセットする仮想ディレクトリの管理に使用されるコマンドレットを参照してください。
| 仮想ディレクトリ名 | 仮想ディレクトリの作成に使用されるコマンドレット | 仮想ディレクトリの削除に使用されるコマンドレット |
|---|---|---|
Autodiscover (既定の Web サイト) |
||
ecp (既定の Web サイト) |
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EWS (既定の Web サイト) |
||
Microsoft-Server-ActiveSync (既定の Web サイト) |
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OAB (既定の Web サイト) |
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owa (既定の Web サイト) |
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