Search Service アプリケーションを計画する (FAST Search Server 2010 for SharePoint)
適用先: FAST Search Server 2010
トピックの最終更新日: 2011-06-07
Search Service アプリケーション (SSA) は、リモートの SharePoint ファームが利用できる Microsoft SharePoint Server 2010 ファーム内の Search Service コンポーネントの論理的なグループです。つまり、リモート ファームは、親ファーム上の SSA を使用して検索を利用できます。
Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint 展開では、親 SharePoint ファーム上に、FAST Query Search Service アプリケーション (SSA) および FAST Content Search Service アプリケーション (SSA) という 2 種類の SSA があります。親 SharePoint ファームは、この 2 つの SSA を介して FAST Search Server 2010 for SharePoint ファームとやり取りします。
重要
SSA は、FAST Search Server 2010 for SharePoint ファーム以外のファームに展開する必要があります。
FAST Query Search Service アプリケーション (SSA)
この SSA は、FAST Search Server 2010 for SharePoint ファームと親 SharePoint ファームとの間でクエリに基づく統合を提供します。
Query SSA には、次の機能があります。
ローカルまたはリモートのフロントエンド Web サーバーと FAST Search Server 2010 for SharePoint ファームとの間のゲートウェイとして機能します。
人の検索機能用のクエリ コンポーネントおよびクロール コンポーネントを含みます。
重要
人の検索クエリは、Query SSA で評価されます。他のすべてのクエリは、FAST Search for SharePoint ファームで評価されます。
親 SharePoint Server ファーム内の SharePoint アプリケーション サーバーに Query SSA をインストールおよび展開します。
重要
FAST Search Server 2010 for SharePoint ファームに関連する 1 つの Query SSA のみを展開する必要があります。パフォーマンスおよびフェールオーバーを目的として、Query SSA を複数のサーバーにスケール アウトできます。
FAST Query SSA の展開および構成の詳細については、「Query Search Service アプリケーションを作成してセット アップする (FAST Search Server 2010 for SharePoint)」を参照してください。
FAST Content Search Service アプリケーション (SSA)
この SSA では、インデックス付けのためのコンテンツをコンテンツ リポジトリから取得 (クロール) できます。Content SSA は、FAST Search Server 2010 for SharePoint 展開の既定のインデックス コネクタに相当します。
Content SSA は、SharePoint ファーム、Web サーバー、ファイル共有、Exchange パブリック フォルダーなど、ほとんどのコンテンツ ソースからコンテンツを取得できます。
重要
FAST Search Server 2010 for SharePoint ファームと関連付けられた 1 つの Content SSA だけを展開する必要があります。パフォーマンスとフェールオーバーのために、Content SSA を複数のサーバーにスケールアウトできます。
FAST Content SSA の展開および構成の詳細については、「Content Search Service アプリケーションを作成および設定する (FAST Search Server 2010 for SharePoint)」を参照してください。
重要
FAST Search Server 2010 for SharePoint は、高度なコンテンツ取得の使用状況に適した一連の追加のインデックス コネクタを提供します。詳細については、「クロールとフェデレーションの計画 (FAST Search Server 2010 for SharePoint)」を参照してください。
SharePoint Server Search との相違
SharePoint Server 2010 のエンタープライズ検索には、2 種類の方法があります。
SharePoint Server 2010 Search は、SharePoint Server 2010 ファーム内の統合検索ソリューションであり、ファーム内に 1 つの Search Service アプリケーションとして展開されます。このケースでは、クエリ コンポーネントとクロール コンポーネントは同じ SSA 内で実行されます。
注意
単一サーバーの SharePoint Server 2010 インストール オプションを使用すると、SharePoint Server 2010 Search がファーム上に自動的に展開されます。FAST Search Server 2010 for SharePoint を後で展開した場合、この SSA は引き続き SharePoint Server 2010 の [検索管理] ページに表示されますが、使用されません。
FAST Search Server 2010 for SharePoint は、標準の SharePoint Server 2010 Search に代わって、2 つの SSA として SharePoint Server 2010 の [検索管理] ページに表示されます。このケースでは、検索機能の主要な部分は FAST Search Server 2010 for SharePoint ファーム内で実行されますが、特定の部分は前述のように Query SSA と Content SSA で実行されます。
See Also
Concepts
検索トポロジを計画する (FAST Search Server 2010 for SharePoint)
FAST Search Server ファーム トポロジを計画する (FAST Search Server 2010 for SharePoint)
冗長性と可用性の計画 (FAST Search Server 2010 for SharePoint)
パフォーマンスと容量の計画 (FAST Search Server 2010 for SharePoint)
システム要件 (FAST Search Server 2010 for SharePoint)
サーバー ファームのセキュリティに関する考慮事項 (FAST Search Server 2010 for SharePoint)
クロールとフェデレーションの計画 (FAST Search Server 2010 for SharePoint)