Worksheet メンバー (Excel)

ワークシートを表します。

イベント

名前

説明

Activate

ブック、ワークシート、グラフ シート、または埋め込みグラフがアクティブになったときに発生します。

BeforeDelete

BeforeDoubleClick

既定のダブルクリックの操作の前に、ワークシートをダブルクリックしたときに発生します。

BeforeRightClick

既定の右クリックの操作の前に、ワークシートを右クリックしたときに発生します。

Calculate

ワークシートを再計算した後に Worksheet オブジェクトで発生します。

Change

ワークシートのセルがユーザーまたは外部リンクにより変更されたときに発生します。

Deactivate

グラフ、ワークシート、またはブックが非アクティブになったときに発生します。

FollowHyperlink

ワークシートのハイパーリンクをクリックすると発生します。アプリケーション レベルおよびブック レベルでのイベントについては、SheetFollowHyperlink イベントおよび SheetFollowHyperlink イベントのヘルプ トピックを参照してください。

LensGalleryRenderComplete

引き出し線ギャラリーのアイコン (動的および静的) の表示が完了したときに発生します。

PivotTableAfterValueChange

ピボットテーブル内のセルまたはセル範囲が編集または再計算された後に発生します (数式を含むセルの場合)。

PivotTableBeforeAllocateChanges

ピボットテーブルに変更が適用される前に発生します。

PivotTableBeforeCommitChanges

ピボットテーブルの OLAP データ ソースに対する変更が適用される前に発生します。

PivotTableBeforeDiscardChanges

ピボットテーブルに対する変更が破棄される前に発生します。

PivotTableChangeSync

ピボットテーブルが変更された後に発生します。

PivotTableUpdate

ピボットテーブル レポートがワークシート上で更新された後で発生します。

SelectionChange

ワークシートで選択範囲を変更したときに発生します。

TableUpdate

データ モデルに接続されているクエリ テーブルがワークシートで更新された後に発生します。

メソッド

名前

説明

Activate

指定されたシートをアクティブにします。

Calculate

計算を実行します。計算の対象となるのは、開かれているすべてのブック、ブック内の特定のワークシート、ワークシート内の指定されたセル範囲のいずれかです。計算対象と指定例は、次のとおりです。

ChartObjects

オブジェクトを返すメソッドです。単一の埋め込みグラフ (ChartObject オブジェクト)、またはシートにあるすべての埋め込みグラフのコレクション (ChartObjects コレクション) を返します。

CheckSpelling

オブジェクトのスペルをチェックします。

CircleInvalid

ワークシートの [入力規則] で設定された制限外の値が入力されているセルに丸印を付けます。

ClearArrows

ワークシートからトレース矢印を削除します。なお、トレース矢印とは使用したワークシート分析機能によって追加される矢印です。

ClearCircles

ワークシートの [入力規則] で設定された制限外の値が入力されているセルに付けられた丸印を消去します。

Copy

シートをブック内の他の場所にコピーします。

Delete

オブジェクトを削除します。

Evaluate

使用する名前を、オブジェクトまたは値に変換します。

ExportAsFixedFormat

指定された形式のファイルにエクスポートします。

Move

シートをブック内の他の場所に移動します。

OLEObjects

オブジェクトを返すメソッドです。グラフやシートにある、単体の OLE オブジェクト (OLEObject オブジェクト)、またはすべての OLE オブジェクトのコレクション (OLEObjects コレクション) を返します。値の取得のみ可能です。

Paste

クリップボードの内容をシートに貼り付けます。

PasteSpecial

指定された形式で、クリップボードの内容をシートに貼り付けます。他のアプリケーションからデータを貼り付けるときや、あるいは特別な形式でデータを貼り付ける場合に使います。

PivotTables

オブジェクトを返すメソッドです。ワークシートの単一のピボットテーブル レポート (PivotTable オブジェクト)、またはそのコレクション (PivotTables コレクション) を返します。値の取得のみ可能です。

PivotTableWizard

ピボットテーブル レポートを新規作成します。このメソッドは、ピボットテーブル ウィザードを表示しません。OLE DB データ ソースに対して、このメソッドは使用できません。Add メソッドを使うと、ピボットテーブル キャッシュを追加し、そのキャッシュを基にピボットテーブル レポートを作成します。

PrintOut

オブジェクトを印刷します。

PrintPreview

オブジェクトの印刷プレビュー (印刷時のイメージ) を表示します。

Protect

ワークシートを保護し、変更できないようにします。

ResetAllPageBreaks

指定したワークシートのすべての改ページをリセットします。

SaveAs

グラフまたはワークシートへの変更を別のファイルに保存します。

Scenarios

オブジェクトを返すメソッドです。ワークシートにある単一のシナリオ (Scenario オブジェクト)、またはシナリオのコレクション (Scenarios コレクション) を返します。

Select

オブジェクトを選択します。

SetBackgroundPicture

ワークシートの背景のグラフィックスを設定します。

ShowAllData

現在フィルターがかけられているリストに対して、すべての行を表示します。オートフィルターを使っているときにこのメソッドを使うと、下向き矢印が青から黒に変わります。

ShowDataForm

対象ワークシートに関連付けられたデータ フォームを表示します。

Unprotect

シートまたはブックの保護を解除します。保護されていないシートやブックに対しては、このメソッドは無効です。

XmlDataQuery

指定した XPath にマッピングされているセルを表す Range オブジェクトを返します。指定した XPath がワークシートにマッピングされていない場合、またはマッピングされた範囲が空の場合は、Nothing を返します。

XmlMapQuery

指定した XPath にマッピングされているセルを表す Range オブジェクトを返します。指定した XPath がワークシートにマッピングされていない場合は、Nothing を返します。

プロパティ

名前

説明

Application

オブジェクトを返すプロパティです。対象となるオブジェクトが指定されない場合は、Excel アプリケーション (Application オブジェクト) を返します。対象となるオブジェクトが指定された場合は、指定されたオブジェクトを作成した Application オブジェクトを返します。OLE オートメーションを使っていて、オブジェクトのアプリケーションにアクセスするときなどに、このプロパティを使います。値の取得のみ可能です。

AutoFilter

フィルターがオンの設定の場合、AutoFilter オブジェクトを返します。値の取得のみ可能です。

AutoFilterMode

True の場合、シートにオートフィルターの下向き矢印を表示します。このプロパティは、FilterMode プロパティの値に依存しません。値の取得および設定が可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

Cells

ワークシートのすべてのセル (現在使用されていないセルも含む) を表す Range オブジェクトを返します。

CircularReference

シートにある最後に作成された循環参照のセル範囲を表す Range オブジェクトを返します。シートに循環参照がない場合は Nothing を返します。循環参照は計算を行う前に取り除く必要があります。

CodeName

オブジェクトのコード名を返します。値の取得のみ可能です。文字列型 (String) の値を使用します。

Columns

作業中のワークシートのすべての列を表す Range オブジェクトを返します。作業中のドキュメントがワークシートではない場合、Columns プロパティは失敗します。

Comments

指定されたシートのすべてのコメントを表す Comments コレクションを返します。値の取得のみ可能です。

ConsolidationFunction

現在、統合に使われている集計の方法を返します。XlConsolidationFunction クラスの定数を使用します。値の取得のみ可能です。長整数型 (Long) の値を使用します。

ConsolidationOptions

次の表のように、統合のオプションを指定する 3 要素の配列を返します。要素の値が True の場合、オプションが設定されています。値の取得のみ可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。

ConsolidationSources

ワークシートの現在の統合元範囲を、文字列の配列で返します。シートに統合がないときは Empty 値を返します。値の取得のみ可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。

Creator

指定されたオブジェクトを作成したアプリケーションを、32 ビットの整数値で返します。値の取得のみ可能です。長整数型 (Long) の値を使用します。

CustomProperties

ワークシートに関連付けられている識別子情報を表す CustomProperties オブジェクトを返します。

DisplayPageBreaks

True の場合、指定されたシートにページ区切り (自動および手動の両方) を表示します。値の取得および設定が可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

DisplayRightToLeft

True の場合、指定されたワークシートの表示が右から左の表示方向になります。False の場合、オブジェクトは左から右に表示されます。値の取得のみ可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

EnableAutoFilter

画面上での変更のみの保護が設定されているときに、このプロパティが True の場合、オートフィルター矢印が使用可能です。値の取得および設定が可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

EnableCalculation

True の場合、必要に応じて自動的にシートの再計算を実行します。False の場合、シートの再計算を実行しません。値の取得および設定が可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

EnableFormatConditionsCalculation

条件付き書式が必要に応じて自動的に発生するかどうかを取得または設定します。値の取得および設定が可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

EnableOutlining

画面上での変更のみの保護が設定されているとき、このプロパティが True の場合、アウトライン記号が使用可能です。値の取得および設定が可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

EnablePivotTable

画面上での変更のみの保護が設定されているときに、このプロパティが True の場合、ピボットテーブルのコントロールと機能が使用できます。値の取得および設定が可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

EnableSelection

シートの選択可能範囲を取得または設定します。値の取得および設定が可能です。XlEnableSelection を使用します。

FilterMode

ワークシートがフィルター モードの場合 True です。値の取得のみ可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

HPageBreaks

シートの水平方向の改ページを表す HPageBreaks コレクションを返します。値の取得のみ可能です。

Hyperlinks

ワークシートのハイパーリンクを表す Hyperlinks コレクションを返します。

Index

類似するオブジェクトのコレクション内でのオブジェクトのインデックス番号を表す長整数型 (Long) の値を返します。

ListObjects

ワークシート内にある複数の ListObject オブジェクトから成る 1 つのコレクションを返します。値の取得のみ可能です。ListObjects コレクションを使用します。

MailEnvelope

文書の電子メール ヘッダーを表します。

Name

オブジェクト名を表す文字列型 (String) の値を取得または設定します。

Names

すべてのワークシートの名前 ("Worksheet.Name" で定義された名前) を表す Names コレクションを返します。値の取得のみ可能です。Names コレクション オブジェクトを使用します。

Next

次のシートを表す Worksheet オブジェクトを返します。

Outline

指定されたワークシートのアウトラインを表す Outline オブジェクトを返します。値の取得のみ可能です。

PageSetup

指定されたオブジェクトのすべてのページ設定情報を含む PageSetup オブジェクトを返します。値の取得のみ可能です。

Parent

指定されたオブジェクトの親オブジェクトを返します。値の取得のみ可能です。

Previous

次のシートを表す Worksheet オブジェクトを返します。

PrintedCommentPages

現在のワークシートに対して印刷されるコメント ページの数を返します。値の取得のみ可能です。

ProtectContents

True の場合、シートの内容を保護しています。このプロパティの場合、各セルが保護されています。対象オブジェクトの保護をオンにするには、Protect メソッドの引数 Contents に True を設定します。値の取得のみ可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

ProtectDrawingObjects

True の場合、描画オブジェクトを保護しています。描画オブジェクトの保護をオンにするには、Protect メソッドの引数 DrawingObjects に True を設定します。値の取得のみ可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

Protection

ワークシートの保護オプションを表す Protection オブジェクトを返します。

ProtectionMode

True の場合、画面上での変更のみの保護が設定されています。ユーザー インターフェイスの保護をオンにするには、Protect メソッドの引数 UserInterfaceOnly に True を設定します。値の取得のみ可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

ProtectScenarios

True の場合、ワークシートのシナリオを保護しています。値の取得のみ可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

QueryTables

指定されたワークシートのすべてのクエリ テーブルを表す QueryTables コレクションを返します。値の取得のみ可能です。

Range

セルまたはセル範囲を表す Range オブジェクトを返します。

Rows

指定されたワークシートのすべての行を表す Range オブジェクトを返します。値の取得のみ可能です。Range オブジェクトを使用します。

ScrollArea

スクロールが可能な領域を A1 形式の範囲参照として設定します。スクロール領域以外のセルは設定できません。値の取得および設定が可能です。文字列型 (String) の値を使用します。

Shapes

指定されたワークシートのすべての図形を表す Shapes コレクションを返します。値の取得のみ可能です。

Sort

Sort オブジェクトを返します。値の取得のみ可能です。

StandardHeight

ワークシート内のすべての行の標準 (既定) の高さをポイント単位で返します。値の取得のみ可能です。倍精度浮動小数点型 (Double) の値を使用します。

StandardWidth

ワークシート内のすべての列の標準 (既定) の幅を取得または設定します。値の取得および設定が可能です。倍精度浮動小数点型 (Double) の値を使用します。

Tab

ワークシートの Tab オブジェクトを返します。

TransitionExpEval

True の場合、対象ワークシートの計算方式を変更し、Lotus 1-2-3 形式で評価される設定にします。値の取得および設定が可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

TransitionFormEntry

True の場合、対象ワークシートの式入力の設定を変更し、Lotus 1-2-3 形式の式入力に対応する設定にします。値の取得および設定が可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

Type

ワークシートの種類を表す XlSheetType クラスの値を返します。

UsedRange

指定されたワークシートで使われたセル範囲を表す Range オブジェクトを返します。値の取得のみ可能です。

Visible

オブジェクトを表示するかどうかを表す XlSheetVisibility 値を取得または設定します。

VPageBreaks

シートの垂直方向の改ページを表す VPageBreaks コレクションを返します。値の取得のみ可能です。