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Lync Server 2013 での場所ポリシー スコープの割り当て

 

トピック最終更新日時: 2012-06-06

他の Lync Server ポリシーと同様に、場所ポリシーは、グローバル、サイト、ユーザーという複数のスコープ レベルで割り当てることができます。 ただし、ユーザー レベルの場所ポリシーの範囲は、他の Lync Server ポリシーとは少し異なる動作をします。 ユーザーごとの場所ポリシーをエンドポイント オブジェクト (ユーザーや共通エリア電話の連絡先オブジェクトなど) に適用できるだけでなく、Lync Server ネットワーク サイトにも適用できます。 ネットワーク サイトは、地理的場所に関連付けられたクライアント サブネットをグループ化したものです (ただし、必ずしも中央サイトまたはブランチ サイト全体の中のすべてのサブネットである必要はありません)。 ネットワーク サイト内のサブネットに接続されるクライアントはすべて、そのネットワーク サイトに割り当てられた場所ポリシーを自動的に取得します。 ユーザー レベルの場所ポリシーがユーザーとネットワーク サイトの両方に割り当てられる場合、ネットワーク サイト ベースの場所ポリシーがユーザーごとのポリシー設定より優先されます。

各ネットワーク サイトにはそれぞれに割り当てられた場所ポリシーがあり、各ポリシーには異なる PSTN 使用法、通知 URI、および電話会議 URI の値が割り当てられます。

注意

このようにポリシー スコープが特殊な動作をするのは、ある支店のプールに所属するユーザーが別の支店を訪れていて、緊急電話を発信する場合、ユーザーに割り当てられたプールまたはサイトに関係なく、そのネットワーク サイトに適した E9-1-1 通話ルーティング設定が適用されるようにするためです。