Lync Server 2013 のドメインの準備

 

トピックの最終更新日: 2012-10-29

ドメインの準備は、Lync Server 2013 のActive Directory Domain Servicesを準備する最後の手順です。 ドメインの準備ステップでは、ドメイン内のユーザーをホストおよび管理するアクセス許可を与えるアクセス制御エントリ (ACE) をユニバーサル グループに追加します。 ドメインの準備で、ドメイン ルートと 3 つの組み込みコンテナー (ユーザー、コンピューター、およびドメイン コントローラー) に対する ACE が作成されます。

ドメイン準備は、Lync Server を展開するドメイン内の任意のコンピューターで実行できます。 Lync Server またはユーザーをホストするすべてのドメインを準備する必要があります。

アクセス許可の継承が無効になっている場合、または認証されたユーザーのアクセス許可が組織で無効になっている場合は、ドメインの準備中に追加の手順を実行する必要があります。 詳細については、「Lync Server 2013 でのロックダウンActive Directory Domain Servicesの準備」を参照してください。

組織が 3 つの組み込みコンテナー (つまり、ユーザー、コンピューター、ドメイン コントローラー) の代わりに組織単位 (OU) を使用している場合は、認証されたユーザー グループの OU への読み取りアクセス権を付与する必要があります。 ドメインの準備には、コンテナーへの読み取りアクセスが必要です。 認証されたユーザー グループに OU への読み取りアクセス権がない場合は、次のコード例に示すように Grant-CsOuPermission コマンドレットを実行して、各 OU の読み取りアクセス許可を付与します。

 Grant-CsOuPermission -ObjectType <User | Computer | InetOrgPerson | Contact | AppContact | Device> -OU <DN of the OU > 
 Grant-CsOuPermission -ObjectType "user","contact",inetOrgPerson" -OU "ou=Redmond,dc=contoso,dc=net"

Grant-CsOuPermission コマンドレットの詳細については、Lync Server Management Shell のドキュメントを参照してください。

ヒント

ドメイン ルートとユーザー、コンピューター、およびドメイン コントローラー コンテナーで作成された ACE の詳細については、「 Lync Server 2013 でのドメイン準備による変更」を参照してください。