Lync Server 2013 の SQL Server データとログ ファイルの配置

 

トピック最終更新日時: 2013-02-21

Microsoft SQL Server 2012 または Microsoft SQL Server 2008 R2 SP1 を Lync Server 2013 フロントエンド プール用に計画および展開する際の重要な考慮事項は、パフォーマンスのために物理ハード ディスクにデータファイルとログ ファイルを配置することです。 推奨されるディスク構成は、6 つのスピンドルを使用して 1+0 RAID セットを実装することです。 フロントエンド プールおよび関連するサーバーの役割とサービス (つまり、アーカイブと監視サーバー、Lync Server 応答グループ サービス、Lync Server Call Park サービス) によって使用されるすべてのデータベース ファイルとログ ファイルを、Lync Server 展開ウィザードを使用して RAID ドライブ セットに配置すると、良好なパフォーマンスがテストされた構成になります。 データベース ファイルとその役割の詳細については、次の表を参照してください。

注意

ポリシーとSQL Server構成により、より特殊なインストールが必要な場合は、Lync Server Management Shell を使用して、定義済みの任意の場所にデータベース ファイルとログ ファイルをインストールできます。 詳細については、「 Lync Server 2013 での Lync Server Management Shell を使用したデータベースのインストール 」を参照してください。

中央管理ストアのデータ ファイルとログ ファイル

Central Management ストア データベース ファイル データ ファイルまたはログの目的

Xds.ldf

中央管理ストアのトランザクション ログ ファイル

Xds.mdf

現在の Lync Server 2013 トポロジの構成を維持します。トポロジ ビルダーによって定義および公開されます。

Lis.mdf

Location Information Service データ ファイル

Lis.ldf

位置情報サービス データ ファイルのトランザクション ログ

ユーザー、会議、アドレス帳のデータ ファイルとログ ファイル

Core Lync Server 2013 データベース ファイル データ ファイルまたはログの目的

Rtc.mdf

永続的なユーザー データ (アクセス制御リスト (ACL)、連絡先、スケジュールされた会議など)

Rtc.ldf

Rtc データのトランザクション ログ

Rtcdyn.mdf

一時的なユーザー データ (プレゼンス ランタイム データ) を保持します

Rtcdyn.ldf

Rtcdyn データのトランザクション ログ

Rtcab.mdf

リアルタイム通信 (RTC) アドレス帳データベースは、アドレス帳サービス情報が格納されるSQL Serverリポジトリです

Rtcab.ldf

アドレス帳サービスのトランザクション ログ

Rtclocal.mdb

会議ディレクトリをホストする

Rtcxds.mdf

ユーザー データのバックアップを保持します

Rtcxds.ldf

Rtcxds データのトランザクション ログ

コール パークと応答グループのデータ ファイルとログ ファイル

アプリケーション データベース データ ファイルまたはログの目的

Cpsdyn.mdf

コール パーク アプリケーションの動的情報データベース

Cpsdyn.ldf

Call Park アプリケーション データ ファイルのトランザクション ログ

Rgsconfig.mdf

サービスの構成用の Lync Server 応答グループ サービス データ ファイル

Rgsconfig.ldf

応答グループ アプリケーション構成のトランザクション ログ ファイル

Rgsdyn.mdf

ランタイム操作用の応答グループ サービス データ ファイル

Rgsdyn.ldf

応答グループ サービス ランタイム データ ファイルのトランザクション ログ

アーカイブおよび監視サーバー用のデータ ファイルとログ ファイル

データベース ファイルのアーカイブと監視 データ ファイルまたはログの目的

LcsCdr.mdf

監視サーバーの通話詳細記録 (CDR) プロセスのデータ ストア

LcsCdr.ldf

通話詳細記録 (CDR) データのトランザクション ログ

QoEMetrics.mdf

監視サーバーから保存された Quality of Experience データ ファイル

QoEMetrics.ldf

監視データのトランザクション ログ

Lcslog.mdf

アーカイブ サーバー上のインスタント メッセージングと会議データを保持するためのデータ ファイル

Lcslog.ldf

データをアーカイブするためのトランザクション ログ

このトピックでは、ディスクと RAID セットへの参照が行われます。 SQL Server リソースの構成では、ディスクを参照することは単一のハードウェア デバイスを意味することに注意してください。 2 つのパーティションを持つハード ディスク ドライブ (1 つはログ ファイルを保持し、もう 1 つはデータ ファイルを保持するパーティション) は、それぞれログ ファイルまたはデータ ファイル専用の 2 つのディスクと同じではありません。

RAID セットを参照すると、さまざまなベンダーのさまざまな RAID テクノロジが存在します。 また、ストレージ エリア ネットワーク (SAN) の急増に伴い、1 つのシステム専用の RAID セットはまれです。 Lync Server 2013 でパフォーマンスをSQL Serverするために構成する場合、ディスク レイアウトに最適な構成を決定するには、RAID または SAN ベンダーに問い合わせてください。

また、すべてのディスク ドライブが等しく作成されるわけではありません。一部は他のものよりも優れたパフォーマンスを発揮します。 同じ製造元のドライブでも、速度、ハードウェア キャッシュ サイズ、およびその他の要因により、パフォーマンスが異なる場合があります。