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Lync Server 2013 のベスト プラクティス アナライザーによって作成されたレポートについて

 

トピックの最終更新日: 2012-10-10

ベスト プラクティス アナライザーには、問題の分析と解決を容易にするために整理された複数の種類のレポートが用意されています。 ベスト プラクティス アナライザーは、エラー、警告、その他の情報などの問題を特定します。

レポート

次の各レポートを表示することで、スキャンの結果にアクセスできます。

  • レポートの一覧表示 リスト レポートは、特定の条件で編成されます。 結果は、クラス、重大度、または問題別に並べ替えることができます。 たとえば、クラス別に結果を整理すると、レポートの [ディレクター] セクションに、ディレクターに関連する問題が含まれます。 すべての問題、または情報項目のみを表示できます。 メモリなどの特定の項目についてリスト レポートを検索できます。 レポートを印刷したり、エクスポートしたりすることもできます。

  • ツリー レポート ツリー レポートは、スキャンの実行に使用されるルールと、スキャンの実行時に指定したその他のオプションによって編成されます。 たとえば、テスト トポロジ ルールに関連する問題は、レポートの [テスト トポロジ] セクションに含まれます。 すべての問題の詳細、または問題の概要のみを表示できます。 ツリー レポートで、メモリなどの特定の項目を検索できます。 レポートを印刷したり、エクスポートしたりすることもできます。

  • その他のレポート 他のレポートのアイテムには、スキャンに含まれていたタスクの実行時ログが含まれます。 他のレポート内のアイテムを検索して、メモリなどの特定のアイテムを検索できます。 レポートを印刷したり、エクスポートしたりすることもできます。

問題

ベスト プラクティス アナライザーによって生成されたレポートは、次の種類の問題など、環境のスキャン中に特定された特定の問題を示します。

  • エラー 環境に変更を加える必要がある重大な問題。 たとえば、Lync Server 2013 Core Components がインストールされていない場合、エラーがログに記録されます。

    エラーとして分類される問題は、赤い X 記号でレポートで識別されます。 エラーは、[リスト レポート] ビューの [すべての問題] タブ、および [ツリー レポート] ビューの [詳細ビュー] タブと [概要ビュー] タブに表示されます。 レポートに特定のエラーを表示しない場合は、1 つのインスタンスまたはレポート内のそのエラーのすべてのインスタンスに対してエラーを表示しないように指定できます。 その後、設定を変更し、レポートにエラーを表示することを指定しない限り、エラーは [その他のレポート] ビューの [非表示アイテム] タブにのみ表示されます。

  • 警告 ベスト プラクティスの実装と一致しない問題。 これは、環境内の変更の必要性を示している場合とそうでない場合があります。 この問題は、変更する必要のない特定の設定に関する既知の問題である可能性があります。 たとえば、サーバーで開始されていないサービスは、警告としてログに記録されます。

    警告として分類される問題は、レポート内で三角形の黄色の警告記号で識別されます。 警告は、[リスト レポート] ビューの [すべての問題] タブ、および [ツリー レポート] ビューの [詳細ビュー] タブと [概要ビュー] タブに表示されます。 レポートに特定のエラーを表示しない場合は、1 つのインスタンスまたはレポート内のそのエラーのすべてのインスタンスに対してエラーを表示しないように指定できます。 その後、設定を変更し、レポートに警告を表示することを指定しない限り、警告は [その他のレポート] ビューの [非表示アイテム] タブにのみ表示されます。

  • 情報 エラーまたは警告として分類されないすべての問題が含まれます。 たとえば、Active Directory Domain Servicesの Lync Server 2013 Standard Edition サーバー オブジェクトの数は、情報の問題として分類されます。

    情報の問題は、[リスト レポート] ビューの [すべての問題] タブと [ツリー レポート] ビューの [詳細ビュー] タブに表示されます。

Lync Server 2013 ベスト プラクティス アナライザーは、問題を解決するために環境を変更しません。 スキャンでは、潜在的な問題のみが検出され、各問題を解決する方法に関する情報を含むレポートが提供されます。

問題をクリックすると、特定の問題に関する説明と一部のオプションが表示されます。 次に、次のいずれかの操作を行うことができます。

  • 問題の詳細と解決方法について説明します。

  • レポートでの問題の表示を停止します。

    • 選択したインスタンスの問題の表示を停止します。

    • その問題のすべてのインスタンスの問題の表示を停止します。

    レポートに表示されなくなった問題を表示するには、[その他のレポート] ビューの [非表示アイテム] タブに移動します。 そこから、レポートに問題の表示を再度開始するように指定できます。

特定の問題の解決の詳細については、「 Lync Server 2013 のベスト プラクティス アナライザーで特定された問題の分析と解決」を参照してください。