カスタム サイト定義および構成を作成する
既存のサイト定義をコピーし、そのコピーを変更して、カスタム サイト定義を作成することができます。変更時には、2 つのスキーマ ファイルで Collaborative Application Markup Language のコア スキーマ のマークアップを変更します。変更するファイルの 1 つは WebTemp.xml ファイルのコピー、もう 1 つは Onet.xml ファイルのコピーです。
警告
インストールされた元の WebTemp.xml ファイルは変更しないでください。
ローカル ドライブ:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\12\TEMPLATE\SiteTemplates\ ディレクトリにある既存のサイト定義フォルダをコピーします。コピーしたフォルダは元のフォルダのピアであり、空白を含まない任意の名前を付けることができます。
たとえば、Windows SharePoint Services のチーム サイト定義から派生するユーザー設定のサイト定義を作成するには、\sts フォルダをコピーします。
ローカル ドライブ:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\12\TEMPLATE\1033\XML にある WebTemp.xml ファイルのコピーを作成します。
ファイルには、たとえば WebTempAction.xml のように元のファイルの名前に文字列を追加して一意な名前を付けます。実行時に、コンパイラはこのファイルの情報と元のファイルの情報をマージして、新しいサイトの作成に使用できるサイト定義構成を指定します。
新しい WebTemp ファイルの内容をカスタマイズします。
各 WebTemp.xml ファイルには、Template 要素および Configuration サブ要素のコレクションが含まれています。これにより、コンパイラはインスタンス化できるすべてのサイト定義構成を識別します。Configuration 要素では、たとえば、タイトル、説明、ユーザー インターフェイス (UI) に表示されるイメージの URL、および [新しい SharePoint サイト] ページの [テンプレートの選択] セクションでテンプレートを表示するタブを示す表示カテゴリを定義します。
重要
WebTemp ファイルに定義される各 Template 要素では、Name 属性には、新しいフォルダに割り当てられる同じ名前が含まれている必要があります。また、Windows SharePoint Services で既に使用されている ID と競合しないように、ID 属性には 10,000 より大きい一意の値を使用します。
例
次の例は、サイト定義を 1 つ定義します。この例は、前に説明したとおり作成した \ActionCommittee フォルダが存在していることを前提にしています。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<Templates xmlns:ows="Microsoft SharePoint">
<Template Name=" ActionCommittee " ID="10001">
<Configuration ID="0" Title="Action Committee Team Site"
Hidden="FALSE" ImageUrl="images/stsprev.jpg"
Description="This template provides a forum for the team
to create, organize, and share information quickly and easily.
It includes a Document Library, and basic lists such as
Announcements, Events, Contacts, and Quick Links."
DisplayCategory="Collaboration">
</Configuration>
</Template>
</Templates>
新しい定義構成を UI にオプションとして表示するには、インターネット インフォメーション サービス (IIS) をリセットする必要がある場合があります。