コンテンツ タイプの列をリストに追加する

リストにコンテンツ タイプを追加すると、そのコンテンツ タイプで参照される列がまだそのリストに存在しない場合は、リスト内の列として追加されます。

以下の図は、コンテンツ タイプを追加したことによってリストに追加された列を表しています。この図では、Specification というサイト コンテンツ タイプには、参照されるサイト列が 3 つ存在します。サイト コンテンツ タイプには、追加された Developer、Milestone、および Status という列ごとのサイト列定義の参照が含まれます。サイト列コレクションには、このサイトで使用できるすべてのサイト列に対する定義が含まれます。

リストにコンテンツ タイプを追加すると、Windows SharePoint Services はサイト コンテンツ タイプをリストのコンテンツ タイプとしてローカルにコピーし、列テンプレートをリスト内の列としてリストにローカルにコピーします。リストのコンテンツ タイプには、サイト レベルのサイト列コレクションのサイト列ではなく、リストにコピーされたリスト列の参照が含まれます。その結果、リストに表示されている列をローカルに変更することができます。また変更しても、サイト列自体またはサイト列から継承した他のリスト上のリスト列には影響しません。

リスト コンテンツ タイプに関連付けられているサイト列

以下の図は、より複雑な例を示しています。この図では、同じリストに複数のコンテンツ タイプが追加されています。Memo と Spec の 2 つのサイト コンテンツ タイプは、サイト コレクションのルーツ サイトに作成されています。そのため、この 2 つのサイト コンテンツ タイプは、サイト コレクション内の他のすべてのサイトで継承に使用することができます。リスト管理者が、この図に示すリストに両方のサイト コンテンツ タイプを追加します。この時点で、Windows SharePoint Services は、サイト コンテンツ タイプをリストにリスト コンテンツ タイプとしてローカルにコピーします。Windows SharePoint Services では、2 つのリスト コンテンツ タイプを調べて、どちらの列をリストに追加するかを判断します。この例では、Memo は Author と Subject という 2 つの列を参照し、Spec コンテンツ タイプは Author、Test、および Developer の 3 つを参照します。Windows SharePoint Services によって必要な列が追加されます。

Author は、両方のコンテンツ タイプによって参照されますが、リストには 1 回だけ追加されます。さらに、Spec コンテンツ タイプにはリスト上に Author 列が必要で、Memo コンテンツ タイプには必要ない場合、この列は Spec コンテンツ タイプのアイテム用としてだけ必要です。

コンテンツ タイプのリストに追加される列

リスト上にコンテンツ タイプ用の列を追加する

列を直接リストに追加すると、そのリストに複数のコンテンツ タイプが含まれている場合は、新しい列がそのリスト内のすべてのコンテンツ タイプで参照されるように指定できます。リスト コンテンツ タイプで列を参照する場合、その列にリストで必要な設定を行うと、個々のリスト コンテンツ タイプ内でも、必要に応じてその列が同様に設定されます。ただし、必要な設定は、後からリスト コンテンツ タイプごとに変更できます。

さらに、既存のリスト列をリスト上のリスト コンテンツ タイプに追加することもできます。

See Also

概念

列について

サイト内の列を更新する

コンテンツ タイプについて