Monitoring Server

更新 : 2009-04-09

Monitoring Server は 4 つのサーバー コンポーネントとシステム データベースで構成されています。以下に、各コンポーネントについて示します。

  • Monitoring Server (IIS コンポーネント)   Monitoring Server の Internet Information Services (IIS) コンポーネントであり、Monitoring Server コンポーネントとしても知られます。このコンポーネントをインストールすると、IIS の Monitoring Web サイトと 4 つの仮想ディレクトリがインストールされ、それぞれが固有の機能を処理します。以下に、これらのコンポーネントについて示します。

    • Monitoring Server Web サービス   ダッシュボード デザイナ クライアント アプリケーションと Monitoring システム データベースとの間の通信を容易にします。

    • **ダッシュボード デザイナのプレビュー サイト   **ダッシュボードを ASP.NET Web ページとして展開およびプレビューする機能を提供します。

    • **ダッシュボード デザイナのインストール サイト   **ダッシュボード デザイナの中央のダウンロードの場所です。

    • Monitoring Central   エンド ユーザーがダッシュボード デザイナをオンデマンドでダウンロードおよび使用するためのユーザー インターフェイスを提供します。Monitoring Server セットアップの完了後、ユーザーは次のリンクを使用して Monitoring Central に接続できます。http://<Monitoring_server_name>:<Port_number>/Central

      SSL (Secure Sockets Layer) 環境では、 **https://<Monitoring_server_name>:<**Port_number>/Central を使用します。

  • **SharePoint Services 用 PerformancePoint ダッシュボード ビューア   **Monitoring Server が Windows SharePoint Services テクノロジ用に提供する、特定の SharePoint サイトでダッシュボードを展開および表示するための Web パーツ。このコンポーネントは、以下の製品とテクノロジがインストールされたコンピュータにのみインストールできます。

    • Windows SharePoint Services 3.0 または Microsoft Office SharePoint Server 2007

    • AJAX ASP.NET 1.0

    メモメモ :

    SharePoint Services 用ダッシュボード ビューアには、すべてのレンダリング機能が含まれます。SharePoint Services 用ダッシュボード ビューア Web パーツは Monitoring システム データベースからデータを読み取り、ダッシュボードをレンダリングします。SharePoint Services 用ダッシュボード ビューアは Monitoring Server IIS コンポーネントと通信する必要はありません。ダッシュボードをデータベースに発行し、SharePoint サイトにダッシュボードを展開することで、SharePoint Services 用ダッシュボード ビューアでダッシュボードの表示に必要なすべてが取得されます。

  • Reporting Services 用 PerformancePoint ダッシュボード ビューア   Monitoring Server が Microsoft SQL Server 2005 Reporting Services 用に提供する、レポート定義言語 (RDL) 形式でスコアカードを表示するためのインターフェイス。このコンポーネントは、Reporting Services がインストールされているコンピュータにのみインストールできます。

  • **レポート デザイナ用 PerformancePoint Monitoring プラグイン   **Microsoft Visual Studio 2005 の Reporting Services レポート デザイナのデータ処理拡張機能 (DPE) をインストールします。この DPE では、RDL ファイルとして保存された Monitoring スコアカードをカスタマイズできます。このコンポーネントは、Visual Studio 2005 がインストールされ、レポート デザイナ拡張機能が有効にされているコンピュータにのみインストールできます。

  • PerformancePoint Monitoring System データベース   Monitoring Server のメタデータ情報を格納します。

メモメモ :

Monitoring Server をインストールおよび使用するには、Office SharePoint Server 2007 または Windows SharePoint Services がインストールされている必要があります。PerformancePoint Server のドキュメントでは、Office SharePoint Server 2007 と Windows SharePoint Services 3.0 を総称して Windows SharePoint Services と SharePoint Services という用語を使用しています。

注意注意 :

ProClarity Analytics Server (PAS) は常に 32 ビット モードで動作します。PAS は Windows Server 2003 (64 ビット) オペレーティング システムにもインストールして実行できますが、この場合は 32 ビット コードに対応するために一部のコンポーネントの動作が変更されます。Windows Server 2003 (64 ビット) オペレーティング システムを完全にはサポートしていないためです。PAS を Windows Server 2003 (64 ビット) にインストールした場合、インターネット インフォメーション サービス (IIS) が 32 ビット モードで実行されるように構成されてしまいます。これは、64 ビット サーバー上で IIS を 64 ビット モードで実行することを必要とする他の 64 ビット アプリケーションが PAS と競合し、PAS、その他の 64 ビット アプリケーション、またはその両方でエラーが発生することを意味します。PerformancePoint Monitoring Server は 32 ビット版と 64 ビット版のどちらの Windows Server 2003 にもインストール可能で、両方のバージョンをサポートしています。Monitoring Server を Windows Server 2003 (64 ビット) にインストールした場合、IIS が 64 ビット モードに設定されていることが必要となります。つまり、PerformancePoint Monitoring Server と ProClarity Analytics Server は、1 つの Windows Server 2003 (64 ビット) のサーバー上では実行できません。場合によっては、PerformancePoint Server と ProClarity の両方のレポートを利用するため、PAS と Monitoring Server を一緒に展開しなければなりません。1 つのサーバー ライセンスのみを使用して PAS と Monitoring Server の両方を実行する場合は、Windows Server 2003 (32 ビット) オペレーティング システムを使用することをお勧めします。