Project Server 2007 でのデータベースの回復
更新日: 2009年3月
トピックの最終更新日: 2009-03-04
Microsoft Office Project Server 2007 の展開で 1 つ以上のデータベースを回復する場合は、次の 2 つの主要なオプションがあります。
障害点まで回復する - アクティブなトランザクション ログが破損していない場合、障害点まで回復して、データ損失を最小限に抑えることができます。
前の状態まで回復する - アクティブなトランザクション ログが使用できないか、論理トランザクション中に障害が発生した場合、前の状態まで回復できます。
一連の関連するデータベースの一部となっている 1 つ以上のデータベースを回復する場合、すべての関連するデータベースを同じ時点まで回復してください。該当する障害点以前の時点に回復する場合は、最適な結果を得るため、関連する各データベースを共通のマークが付いたトランザクションまで回復します。
障害点まで回復する
データベースを障害点まで回復するには、現在アクティブなトランザクション ログをバックアップできる必要があります。メディアの障害やその他の問題により、現在アクティブなトランザクション ログをバックアップできない場合は、前の状態までデータベースを回復する必要があります。
障害発生時に論理トランザクションが発生していた場合、前の状態に回復してデータベースの整合性を確保することもできます。詳細については、「Project Server 2007 でのデータベースの同期」を参照してください。
障害点まで回復する
現在アクティブなトランザクション ログをバックアップします。
マスタ データベースと Msdb データベースのバックアップを復元します。
最新のデータベースの完全バックアップを復元します。
最新の完全バックアップ以降に作成された任意のデータベース差分バックアップを復元します。
手順 1. でバックアップしたログまで、トランザクション ログのバックアップを復元します。
データベースを回復します。
障害が発生したデータベースを障害点まで回復できる場合、Office Project Server 2007 の展開は正常に機能し、データ損失はあっても最小限になるはずです。
前の状態まで回復する
システム障害または障害後に現在アクティブなトランザクション ログをバックアップできない場合は、前の状態までデータベースを回復します。
回復する時点を選択する場合、次のベスト プラクティスを検討してください。
関連するデータベース (同期する必要のあるデータベース) を回復する場合、関連する各データベースを共通のマークが付いたトランザクションまで回復します。
論理トランザクションが実行されていなかった時点を選択します。
特定の時点まで回復する
マスタ データベースと Msdb データベースのバックアップを復元します。
データベースを回復せずに、最新のデータベースの完全バックアップを復元します。
データベースを回復せずに、最新の完全バックアップ以降に作成された任意のデータベース差分バックアップを復元します。
それぞれのトランザクション ログ バックアップを作成順に適用します。
トランザクション ログ バックアップ内の指定された時点で、データベースを復元します。
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入手可能なドキュメントの詳細な一覧については、「Office Project Server 2007 のダウンロード可能なブック」を参照してください。