次の方法で共有


Project Server 2007 でデータベースを同期する

更新日: 2009年3月

 

トピックの最終更新日: 2015-03-09

障害から回復する場合、関連するデータベースをお互いに一貫した時点まで回復して、データの整合性を維持し、切り離されたレコードや発生しうるシステムの問題を回避する必要があります。特に、次のデータベースをお互いに同期させる必要があります。

  • Microsoft Office Project Server 2007 下書きデータベース

  • Office Project Server 2007 発行済みデータベース

  • Office Project Server 2007 レポート データベース

  • 指定された Office Project Server 2007 インスタンスに関連付けられた SharePoint 製品とテクノロジ コンテンツ データベース

SharePoint 製品とテクノロジ構成データベースを復元する場合、これらのデータベースを既存のコンテンツ データベースおよび Office Project Server 2007 発行済みデータベースやレポート データベースと同期させることが重要です。これを行うには、障害が発生したデータベースを障害点まで復元するか、関連するデータベースをすべてマークされたトランザクションまで復元します。

Office Project Server 2007 アーカイブ データベースは、PWA の管理用バックアップ機能を使用してデータをアーカイブする場合にのみアクセスされます。このため、アーカイブ データベースは他の Office Project Server 2007 データベースと同期させる必要がなく、任意の時点まで回復できます。

[!メモ] ベスト プラクティスとして、アーカイブ データベースは、管理用バックアップが動作していた時点には回復しないでください。

通常、復元しているデータベースのそれぞれでアクティブなトランザクション ログが使用可能な場合、障害点まで回復できるため、データベースは一貫性のあるものになります。回復している 1 つ以上のデータベースでアクティブなトランザクション ログが使用可能でない場合は、前の状態まで回復する必要があります。この場合、トランザクション ログの名前の付いたマークまで回復して、データの整合性を確保する必要があります。

次の表に、Office Project Server 2007 の展開に関連付けられたさまざまなデータベースの種類に対応した回復方法のガイダンスを示します。

データベース 回復手順

Project Server アーカイブ データベース

可能な場合、障害点まで回復します。前の状態まで回復する場合は、管理用バックアップ操作が動作していなかった時点まで回復してください。

Project Server 下書きデータベース

可能な場合、障害点まで回復します。前の状態まで回復する場合は、Office Project Server 2007 発行済みデータベースとレポート データベース、および PWA インスタンスに関連付けられている SharePoint 製品とテクノロジ コンテンツ データベースと同期させてください。

Project Server 発行済みデータベース

可能な場合、障害点まで回復します。前の状態まで回復する場合は、Office Project Server 2007 下書きデータベースとレポート データベース、および PWA インスタンスに関連付けられている SharePoint 製品とテクノロジ コンテンツ データベースと同期させてください。

Project Server レポート データベース

可能な場合、障害点まで回復します。前の状態まで回復する場合は、Office Project Server 2007 発行済みデータベースと下書きデータベース、および PWA インスタンスに関連付けられている SharePoint 製品とテクノロジ コンテンツ データベースと同期させてください。

SharePoint 構成データベース

可能な場合、障害点まで回復します。構成変更が動作していた時点への回復は避けてください。前の状態まで回復する場合は、SharePoint 製品とテクノロジ コンテンツ データベースと同期させてください。

SharePoint コンテンツ データベース

可能な場合、障害点まで回復します。Project Server に関連付けられている場合は、Project Server データベースと同期してください。

SharePoint 検索データベース

フル クロールの必要性を回避するため、SharePoint 製品とテクノロジ ツールを使用して復元します。SQL Server ツールを使用している場合は、最新の差分バックアップまで復元してください。

SSP データベース

最新の差分バックアップまで復元します。

SSO データベース

可能な場合、障害点まで復元します。それ以外の場合、最新の可能な時点 (最後の使用可能なトランザクション ログ) まで復元します。単純復旧を使用している場合は、最新の差分バックアップまで復元してください。

SSP コンテンツ データベース

可能な場合、障害点まで復元します。それ以外の場合、最新の可能な時点 (最後の使用可能なトランザクション ログ) まで復元します。

データベースを回復する場合、次のベスト プラクティスを考慮してください。

  • 主要なビジネス トランザクション (サイトや Web アプリケーションの作成など) 中に SharePoint 製品とテクノロジ データベースに障害が発生した場合、そのデータベースをビジネス トランザクションの開始以前の時点まで回復します。

  • Office Project Server 2007 データベースの 1 つ以上に障害が発生した場合、可能であればそれらのデータベースを障害点まで回復します。障害点回復が不可能な場合は、発行済みデータベースとレポート データベース、および Office Project Server 2007 の展開に関連付けられている SharePoint 製品とテクノロジ コンテンツ データベースをマークが付いたトランザクションまで回復します。

このドキュメントをダウンロードする

このトピックは、簡単に読んだり印刷したりできるように、次のダウンロード可能なドキュメントに収められています。

入手可能なドキュメントの詳細な一覧については、「Office Project Server 2007 のダウンロード可能なブック」を参照してください。