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推奨されるパフォーマンスの強化 (Project Server 2010)

 

適用先: Project Server 2010

トピックの最終更新日: 2010-02-10

展開内でのパフォーマンスの最適化に役立つため、次の 2 つの Microsoft SQL Server 設定を実装することをお勧めします。

  • SET AUTO_CLOSE OFF

  • SET AUTO_UPDATE_STATISTICS_ASYNC ON

これらの設定は、作成する Microsoft Project Web App サイトごとに (下書き、発行済み、アーカイブ、および レポートの) 4 つの Microsoft Project Server 2010 データベースに対して構成することをお勧めします。

これらは、必須の設定ではありません。組織、および Microsoft Project Server 2010 のデータベースが存在しているのと同じ SQL Server インスタンスを使用している可能性のあるその他のアプリケーションのニーズに基づいて、これらの設定を評価する必要があります。

このセクションを終了したら、次の記事「Project Server 2010 用のレポートを構成する」に進んでください。

AUTO_CLOSE

既定では、このオプションは、オペレーティング システムにかかわりなく、SQL Server Desktop Engine (別名 MSDE 2000) の使用時には、すべてのデータベースに対して ON に設定され、その他のすべてのエディションについては OFF に設定されます。AUTO_CLOSE オプションは、Project Server などの、SQL Server への接続および切断を繰り返し行うアプリケーションがアクセスするデータベースでは使用しないでください。このため、Project Server データベースでは、AUTO_CLOSE を OFF に設定することをお勧めします。

AUTO_UPDATE_STATISTICS_ASYNC

統計の更新は、同期 (既定) または非同期に実行されるように設定できます。同期した統計の更新では、クエリは常に最新の統計を使用してコンパイルおよび実行されます。統計が最新のものではない場合、クエリ オプティマイザーはクエリのコンパイルおよび実行の前に更新された統計を待機します。Project Server 2010 では、最適なクエリ パフォーマンスを得るために、AUTO_UPDATE_STATISTICS_ASYNC を ON に設定することをお勧めします。これにより、統計が更新されるのを待たずに直ちにクエリを実行できます。