既定のアクセス許可とアクセス許可レベル (Office SharePoint Server)

SharePoint 製品とテクノロジでは、既定で 5 つのアクセス許可レベルが用意されています。これらのアクセス許可レベルには、レベルごとに関連付けられている特定の権限があります。これらのアクセス許可のレベル (制限付きアクセスとフル コントロール アクセス許可レベルを除く) に関連付ける権限を選択したり、新しいアクセス許可レベルを追加して、別のアクセス許可セットを組み合わせたりすることができます。

ユーザーおよび SharePoint グループに割り当てることができるアクセス許可レベルの一覧と説明を、次の表に示します。

アクセス許可レベル 説明

フル コントロール

  • すべてのアクセス許可が含まれています。

  • 既定では、サイト名所有者の SharePoint グループに割り当てられます。

  • カスタマイズしたり削除したりすることはできません。

デザイン

  • このレベルに割り当てられたユーザーと SharePoint グループは、リストやドキュメント ライブラリの作成、ページの編集、および Web サイトのテーマ、罫線、スタイル シートの適用を実行できます。

  • 既定では、どの SharePoint グループにも割り当てられていません。

投稿

  • このレベルに割り当てられたユーザーと SharePoint グループは、既存のリストやドキュメント ライブラリにあるアイテムの追加、編集、削除を実行できます。

  • 既定では、サイト名メンバの SharePoint グループに割り当てられます。

読み取り

  • Web サイトへの読み取り専用アクセス許可を付与します。

  • このレベルに割り当てられたユーザーと SharePoint グループは、アイテムとページを表示したり、アイテムとドキュメントを開いたりすることができます。

  • 既定では、サイト名閲覧者の SharePoint グループに割り当てられます。

制限付きアクセス

  • 詳細に設定された権限と組み合わせて、サイト全体へのアクセス許可をユーザーに付与せずに、特定のリスト、ドキュメント ライブラリ、アイテム、ドキュメントへのアクセス許可をユーザーに付与するように設計されています。ただし、ユーザーがリストやライブラリにアクセスするような場合は、親 Web サイトにアクセスする権限と、Web サイトのテーマ、ナビゲーション バーなど、共有データを読み取る権限を持っている必要があります。

  • カスタマイズしたり削除したりすることはできません。

    注意

    このアクセス許可レベルをユーザーまたは SharePoint グループに割り当てることはできません。その代わり、ユーザーまたは SharePoint グループが権限を持たない上位レベル サイトのオブジェクトへのアクセス許可を付与すると、SharePoint 製品とテクノロジでは、このアクセス許可レベルをユーザーと SharePoint グループに自動的に割り当てます。たとえば、リストにあるアイテムへのアクセス許可をユーザーに付与するときに、ユーザーがリスト自体のアクセス許可を持っていない場合、SharePoint 製品とテクノロジでは、そのリスト (および、必要に応じてサイト) に対する制限付きアクセス許可を自動的にユーザーに付与します。