Presenceenabled : Stsadm プロパティ (Windows SharePoint Services)

説明

SharePoint サイトのユーザーに、他のユーザーがオンラインかどうかを確認してインスタント メッセージを送信することを許可します。

このプロパティは、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [Web アプリケーション全般設定] ページにある [個人情報スマート タグとプレゼンスの設定] ユーザー インターフェイス設定に相当します。

構文

stsadm -o setproperty

-propertyname presenceenabled

-propertyvalue {Yes | No}

[-url <https://server_name> ]

getproperty 操作の構文は次のとおりです。

stsadm -o getproperty

-propertyname presenceenabled

[-url <https://server_name> ]

注意

-propertyname の代わりに -pn を、-propertyvalue の代わりに -pv を使用できます。

プロパティ値

以下の表に使用できる値を示します。

名前

propertyname

プロパティの名前を取得または設定します。

propertyvalue

Yes : スマート タグとオンライン プレゼンスを有効にします。これは既定値です。

No : スマート タグとオンライン プレゼンスを無効にします。

url

一般的には、Web アプリケーションの URL パスを http://*server name*という形式で指定します。

備考

オンライン プレゼンスを使用するには、ユーザーのコンピュータに以下のプログラムがインストールされている必要があります。

  • Microsoft Office 2003 またはそれ以降

  • 以下のいずれか :

    • Microsoft Windows Messenger Version 4.6 またはそれ以降

    • MSN Messenger Version 4.6 またはそれ以降

    • Windows Live Messenger Version 8.0 またはそれ以降

さらにユーザーは, .NET Messenger または Microsoft Exchange インスタント メッセージング サービスの有効なアカウントを保有している必要があります。

インスタント メッセージング アカウントの電子メール アドレスは、Windows SharePoint Services におけるユーザー アカウントの SIP (Session Initiation Protocol) アドレスに対応したものでなければなりません。値が空白でない限り、SIP アドレスが既定の設定です。この場合、電子メール アドレスが使用されます。SIP は、サーバーを使用して電子メール アドレスまたは電話番号に関連付けられた属性セットをアプリケーションが取得する方法を定義するプロトコルです。詳細については、「Session Initiation Protocol and SIP Servers (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=113696&clcid=0x411) および「Overview of the Session Initiation Protocol (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=113696&clcid=0x411) を参照してください。

Web アプリケーションでオンライン プレゼンスを有効にすると、その Web アプリケーションのすべてのサイトおよびサブサイトでオンライン プレゼンスが有効になります。

オンライン プレゼンスの詳細については、「プレゼンスの統合を計画する (Windows SharePoint Services)」を参照してください。

オンライン プレゼンスを無効にするには、次の構文を使用します。

stsadm -o setproperty -pn presenceenabled -pv No