Upgradetargetwebapplication : Stsadm 操作 (Windows SharePoint Services)

操作名 : Upgradetargetwebapplication

説明

バージョン 2.0 の 既存の Web アプリケーションから新しい URL に移動し、バージョン 2.0 の既存の Web アプリケーションと関連設定をベースとするバージョン 3.0 の新しい Web アプリケーションを作成することで、バージョン 2.0 の 特定の Web アプリケーションを段階的にアップグレードする環境を作成します。バージョン 3.0 の Web アプリケーションは、まだアップグレードされていないサイトからのコンテンツ要求を、バージョン 2.0 の Web アプリケーションにリダイレクトするようにセットアップされます。

構文

stsadm.exe -o upgradetargetwebapplication

-url <アップグレードする URL>

-relocationurl <アップグレード前のコンテンツに対する新しい URL>

-apidname <新しいアプリケーション プール名>

[-apidtype {configurableID | NetworkService}]

[-apidlogin <domain\name>]

[-apidpwd <アプリケーション プール パスワード>]

[-exclusivelyusentlm]

パラメータ

パラメータ名 必須/省略可能 説明

url

有効な URL (http://server_name など)

必須

アップグレードされる URL 名。

relocationurl

有効なポート番号 ("12345" など) またはホスト ヘッダー

必須

既存の SharePoint Web アプリケーションを新しい IIS サイトに移動し、元の位置にはより新しいバージョンを作成します。IIS サイトと移動対象の既存の Web アプリケーションには、新しいポートまたはドメイン名が必要です。

すべてのコンテンツに対する HTTP 要求は、段階的なアップグレード プロセス全体で適切なドメインにリダイレクトされます。

注意

新しいポートまたはホスト ヘッダーを指定する必要があります。

apidname

有効なアプリケーション プール名 ("Test1" など)

必須

アプリケーション プール ID。

アップグレードしたバージョン 3.0 の Web アプリケーションで使用するアカウントおよび資格情報は、アプリケーション プールで定義されます。

apidtype

次のどちらかの種類です。

  • NetworkService

  • ConfigurableID

    注意

    ConfigurableID 値が使用されている場合、apidlogin パラメータを使用してユーザー名とパスワードを指定する必要があります。

省略可能

アプリケーション プールで使用する ID の種類。

注意

以前のバージョンのために使用したのと同じアプリケーション プールを使用することはできません。 同じユーザー アカウントを使用できますが、新しいアプリケーション プールを作成するか、アップグレード後のサイトのために作成済みのアプリケーション プールを使用する必要があります。

apidlogin

*domain\username* 形式で指定する有効なユーザー名

省略可能

アプリケーション プールの実行プロセスで使用するユーザー名。

このパラメータを使用する際は、Microsoft Windows ユーザー名をドメイン名で修飾してください。

apidpwd

アプリケーション プールへの有効な Windows パスワード

省略可能

apidlogin パラメータと組み合わせて使用するパスワード。

exclusivelyusentlm

<なし>

省略可能

ネゴシエート (Kerberos) の代わりに NTLM 認証のみを使用するように指定します。 Kerberos には、アプリケーション プール アカウントがネットワーク サービスであること、またはドメイン管理者による特別な構成が必要です。NTLM 認証は、あらゆるアプリケーション プール アカウントおよび既定のドメイン構成で機能します。