コンテンツ展開用のパスおよびジョブを管理する
適用先: SharePoint Server 2010
トピックの最終更新日: 2016-11-30
"コンテンツ展開パス" は、展開元サイト コレクションと展開先サイト コレクションの間の接続を作成します。コンテンツ展開では、この接続を使用して、展開元サイト コレクションから展開先サイト コレクションにコンテンツを発行します。これらのサイト コレクションは、同じサーバー ファーム内でも、異なるサーバー ファーム内でもかまいません。コンテンツ展開シナリオ用にトポロジを設計する方法については、「コンテンツ展開トポロジを設計する」を参照してください。
注意
展開先サーバー上にサイト コレクションを作成する際には、サーバーの全体管理の [サイト コレクションの作成] ページにある [ユーザー設定] タブで [< テンプレートを後で選択 >] オプションを使用するか、Windows PowerShell 2.0 コマンドレット New-SPSite を使用して、空のサイト コレクションを作成します。展開先サイト コレクションの作成には、空のサイト テンプレートを使用しないでください。空のサイト テンプレートによって空のサイト コレクションが作成されることはなく、コンテンツ展開ジョブの実行に失敗する場合があります。
コンテンツ展開パスによる展開元サイト コレクションから展開先サイト コレクションへのコンテンツの移動をスケジュールするには、"コンテンツ展開ジョブ" を使用します。指定したスケジュールで実行されるジョブを作成でき、コンテンツ公開の要件に最も適した頻度でジョブが実行されるようにカスタマイズできます。
重要
コンテンツ展開は一方向プロセスです。つまり、コンテンツはコピー元サイト コレクションからコピー先サイト コレクションにコピーされます。コンテンツ展開機能では、コピー元からコピー先に同期した後、その逆方向に同期するラウンドトリップ同期はサポートされていません。コピー先サイト コレクションで新しいコンテンツを作成するか、既存のコンテンツを変更すると、コンテンツ展開ジョブが失敗する場合があります。そのため、コピー先サイト コレクション内に格納されているコンテンツをユーザーが直接変更できないように、コピー先サイト コレクションに対するアクセス許可を制限することを検討してください。
コンテンツ発行ジョブを作成するときは、展開元サイト コレクションの全体またはそのサブセットのみをコピーするように、ジョブを構成できます。また、新規コンテンツ、変更されたコンテンツ、削除されたコンテンツのいずれかのみを展開するように、または他のジョブで既に展開されているコンテンツも含めてすべてのコンテンツを展開するように、ジョブに指定することもできます。
Web ページの作成者は、個別の簡易展開ジョブを使用して、スケジュールされているジョブとは関係なく簡単に Web ページを発行できます。簡易展開ジョブについては、「簡易展開ジョブを管理する」を参照してください。
コンテンツ展開機能の概要、動作の仕組み、および発行ソリューションでコンテンツ展開を使用する際の重要な考慮事項については、「コンテンツ展開の概要 (SharePoint Server 2010)」を参照してください。コンテンツ展開の計画と、パス、ジョブ、およびアクセス許可の詳細については、「コンテンツ展開を計画する (SharePoint Server 2010)」を参照してください。
注意
リモート BLOB ストレージ (RBS) を使用していて、使用中の RBS プロバイダーがスナップショットをサポートしていない場合は、コンテンツ展開やバックアップにスナップショットを使用できません。たとえば、SQL FILESTREAM プロバイダーはスナップショットをサポートしていません。RBS の詳細については、「RBS の概要 (SharePoint Server 2010)」を参照してください。
コンテンツ展開のパスおよびジョブを作成するには、以下の手順をこの順序で実行します。
新しいコンテンツ展開パスを作成する
新しいコンテンツ展開ジョブを作成する
コンテンツ展開のパスとジョブを作成した後は、以下の手順を任意の順序で実行できます。
コンテンツ展開ジョブを手動で開始する
コンテンツ展開パスを編集する
コンテンツ展開パスを無効化または削除する
コンテンツ展開ジョブを編集する
コンテンツ展開ジョブをテストする
コンテンツ展開ジョブを取り消す
コンテンツ展開ジョブを削除する
新しいコンテンツ展開パスを作成する
サーバーの全体管理または Windows PowerShell を使用して新しいコンテンツ展開パスを作成できます。サーバーの全体管理を使用して新しいコンテンツ展開パスを作成するには、以下の手順を実行します。
この手順を実行する前に、次の点を確認してください。
- 展開先サーバーでサーバーの全体管理 Web サイトが、受信したコンテンツ展開ジョブを受け入れるように構成されていること。
サーバーの全体管理を使用して新しいコンテンツ展開パスを作成するには
次に示す管理者の資格情報があることを確認します。
- サーバーの全体管理サイトの Farm Administrators グループのメンバーである必要があります。
サーバーの全体管理 Web サイトで、[アプリケーションの全般設定] セクションの [コンテンツ展開用のパスとジョブの構成] をクリックします。
[コンテンツ展開用のパスおよびジョブの管理] ページで、[新しいパス] をクリックします。
[コンテンツ展開パスの作成] ページで、コンテンツ展開パスの名前を [このパスの名前を入力してください] ボックスに入力します。
コンテンツ展開パスの説明を [コンテンツ展開パスの説明を入力してください] ボックスに入力します。
[展開元の Web アプリケーションとサイト コレクション] セクションの [展開元の Web アプリケーション] ボックスの一覧で、展開元の Web アプリケーションをクリックします。
[展開元のサイト コレクション] メニューで、展開先サイト コレクションをクリックします。
選択した Web アプリケーションとサイト コレクションによって、コンテンツの展開元となる場所が決定されます。これらの選択が完了すると、展開元の場所が [URL] に表示されます。
[展開先のサーバーの全体管理 Web アプリケーション] セクションで、展開先の全体管理サーバーの URL を [展開先の全体管理サーバーの URL を入力してください] ボックスに入力します。
注意
これは、展開先サーバー ファームのサーバーの全体管理 Web サイトの URL です。全体管理サーバーでコンテンツ展開設定が HTTPS プロトコルを使用するように構成されている場合は、展開先のサーバーの全体管理 Web サイトの URL を https:// で始めてください。そのようにしないと、展開先の Web サイトに接続できません。
[認証情報] セクションで、次のいずれかを選択します。
[統合 Windows 認証を使用する] 統合 Windows 認証を使用して展開先サーバーに接続するには、このオプションを選択します。統合 Windows 認証を使用すると、認証のために展開先サーバーに送信される資格情報は送信前に暗号化されます。
[基本認証を使用する] 基本認証を使用して展開先サーバーに接続するには、このオプションを選択します。基本認証を使用すると、資格情報は暗号化されないため、セキュリティ保護がありません。
展開先サーバーに接続するのに使用するアカウントのユーザー名とパスワードを入力し、[接続] をクリックします。
注意
入力した資格情報が有効であれば、"接続できました" というメッセージが表示され、有効な展開先 Web アプリケーションとサイト コレクションの一覧が [展開先の Web アプリケーションとサイト コレクション] セクションに表示されます。
[展開先の Web アプリケーションとサイト コレクション] セクションで、[展開先の Web アプリケーション] ボックスの一覧から展開先 Web アプリケーションをクリックします。
注意
同じ Web アプリケーション内の別のサイト コレクションに展開する場合は、展開元と展開先のサイト コレクションが異なるコンテンツ データベースにあることを確認してください。
[展開先のサイト コレクション] ボックスの一覧で、展開先サイト コレクションをクリックします。
このパスがコンテンツ展開ジョブに使用されるときに、コンテンツに関連付けられたユーザー名を含める場合は、[ユーザー名] セクションの [ユーザー名を展開する] チェック ボックスをオンにします。
[セキュリティ情報] セクションの [コンテンツ展開のセキュリティ情報] ボックスの一覧で、次のいずれかをクリックし、[OK] をクリックします。
[すべて] 既定で、この設定が選択されます。コンテンツに関連付けられたすべてのセキュリティ情報が、コンテンツと共に展開されます。
[ロール定義のみ] ロール定義 (アクセス許可のコレクション) のみが、コンテンツと共に展開されます。ユーザーおよびグループは、ロール定義に関連付けられたものを含め、コンテンツと共に展開されません。
[なし] コンテンツに関連付けられたセキュリティ情報は、コンテンツと共に展開されません。
Windows PowerShell を使用して新しいコンテンツ展開パスを作成するには、以下の手順を実行します。
Windows PowerShell を使用して新しいコンテンツ展開パスを作成するには
次の最小要件を満たしていることを確認します。
- Add-SPShellAdmin を参照してください。
[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[Microsoft SharePoint 2010 Products]、[SharePoint 2010 管理シェル] の順にクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプト (PS C:\>) で、次のコマンドを入力し、1 行ごとに Enter キーを押します。
$credentials=Get-Credential
New-SPContentDeploymentPath -Name <新しい展開パスの名前>-SourceSPWebApplication <展開元 Web アプリケーションの GUID、URL または有効な SPWebApplication オブジェクト>-SourceSPSite <展開元サイトの GUID、URL または有効な SPSite オブジェクト>-DestinationCentralAdministrationURL <展開先サーバーのサーバーの全体管理 Web サイトの URL>-DestinationSPWebApplication <展開先 Web アプリケーションの GUID、URL または有効な SPWebApplication オブジェクト>-DestinationSPSite <展開先サイトの GUID、URL または有効な SPSite オブジェクト>-PathAccount $credentials
注意
Get-Credential コマンドレットを実行すると、ユーザー名とパスワードを入力するためのプロンプトが表示されます。展開先のサーバーに接続するために使用するアカウントのユーザー名とパスワードを入力してください。
使用できるその他のパラメーターなど、詳細については、「New-SPContentDeploymentPath」を参照してください。また、New-SPContentDeploymentPath コマンドレットをスクリプトで使用することもできます。詳細については、「Scripting with Windows PowerShell (英語)」を参照してください。
新しいコンテンツ展開ジョブを作成する
[コンテンツ展開ジョブの編集] ページまたは [コンテンツ展開ジョブの作成] ページで [頻度] セクションの [このジョブを以下のスケジュールで実行する] チェック ボックスをオンにすると、コンテンツ展開ジョブのスケジュールを設定できます。
次の頻度でジョブの実行をスケジュールできます。
1 回のみ
15、30、または 45 分間隔
1 時間に一度
1 日に一度
1 週間に一度
1 か月に一度
Microsoft Office SharePoint Server 2007 オブジェクト モデルを使用すると、より複雑なスケジュールを作成できます。また、[このジョブを以下のスケジュールで実行する] チェック ボックスをオフにして、手動でジョブを開始することもできます。オブジェクト モデルを使用してコンテンツを展開する方法については、「Deploying Content Between Servers (英語)」を参照してください。
サーバーの全体管理または Windows PowerShell を使用して新しいコンテンツ展開ジョブを作成できます。サーバーの全体管理を使用して新しいコンテンツ展開ジョブを作成するには、以下の手順を使用します。
サーバーの全体管理を使用して新しいコンテンツ展開ジョブを作成するには
次に示す管理者の資格情報があることを確認します。
- サーバーの全体管理サイトの Farm Administrators グループのメンバーである必要があります。
サーバーの全体管理 Web サイトで、[アプリケーションの全般設定] セクションの [コンテンツ展開用のパスとジョブの構成] をクリックします。
[コンテンツ展開用のパスおよびジョブの管理] ページで、[新しいジョブ] をクリックします。
[コンテンツ展開ジョブの作成] ページの [名前と説明] セクションで、コンテンツ展開ジョブの名前を [名前] ボックスに入力します。
[説明] ボックスに、コンテンツ展開ジョブの説明を入力します。
[パス] セクションの [コンテンツ展開のパスを選択してください] メニューで、コンテンツ展開パスをクリックします。
[SQL スナップショット] セクションで、以下のどちらかを選択します。
[SQL スナップショットを使用しない] ジョブで SQL Server データベースのスナップショットを使用しない場合は、このオプションを選択します。このオプションは既定です。
[コンテンツ展開のスナップショットを自動的に作成して管理する] ジョブで SQL Server データベースのスナップショットを使用する場合は、このオプションを選択します。
注意
このオプションは、Microsoft SQL Server 2008 Enterprise Edition がインストールされている場合にのみ有効です。
[範囲] セクションで、以下のどちらかを選択します。
[サイト コレクション全体] サイト コレクション内のすべてのサイトを展開に含める場合は、このオプションを選択します。このオプションは既定です。
[サイト コレクション内の特定のサイト] サイト コレクション内のサイトを指定して展開に含める場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択した場合は、[サイトの選択] をクリックして、展開に含めるサイトを選択します。
注意
このオプションは、範囲が設定されたコンテンツ展開ジョブを作成します。指定した範囲の上位のサイト階層に含まれるすべてのコンテンツが既に展開先に展開済みであることが前提となります。このオプションをコンテンツ展開ジョブに選択する場合は、指定したレベルより上位の階層にあるコンテンツを展開するジョブも作成する必要があります。
[頻度] セクションの [このジョブを以下のスケジュールで実行する] チェック ボックスをオンにし、ジョブを実行するスケジュールを指定します。
コンテンツ展開ジョブの状態についての通知を電子メールで受け取る場合は、[通知] セクションで次の一方または両方を行います。
[コンテンツ展開ジョブが正常に終了した場合に電子メールを送信する] チェック ボックスをオンにします。
[コンテンツ展開ジョブが失敗した場合に電子メールを送信する] チェック ボックスをオンにします。
1 つ以上の電子メール アドレスを [電子メール アドレスを入力してください] ボックスに入力します。
Windows PowerShell を使用して新しいコンテンツ展開ジョブを作成するには、以下の手順を実行します。
Windows PowerShell を使用して新しいコンテンツ展開ジョブを作成するには
次の最小要件を満たしていることを確認します。
- Add-SPShellAdmin を参照してください。
[スタート] ボタンをクリックして、[管理ツール] をクリックします。
[SharePoint 2010 管理シェル] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプト (PS C:\>) で、次のコマンドを入力して Enter キーを押します。
New-SPContentDeploymentJob -Name <新しい展開ジョブの名前>-SPContentDeploymentPath <ジョブで使用されるパスの GUID、名前、または有効な SPContentDeploymentPath オブジェクト>
使用できるその他のパラメーターなど、詳細については、「New-SPContentDeploymentJob」を参照してください。また、New-SPContentDeploymentJob コマンドレットをスクリプトで使用することもできます。詳細については、「Scripting with Windows PowerShell (英語)」を参照してください。
コンテンツ展開ジョブを手動で開始する
サーバーの全体管理または Windows PowerShell を使用して、コンテンツ展開ジョブを手動で開始できます。また、コンテンツ展開ジョブを定期的に実行するように設定することもできます。コンテンツ展開ジョブの作成とスケジュールの詳細については、「新しいコンテンツ展開ジョブを作成する」を参照してください。コンテンツ展開パスの作成の詳細については、「新しいコンテンツ展開パスを作成する」を参照してください。
サーバーの全体管理を使用してコンテンツ展開ジョブを手動で開始するには、次の手順を実行します。
サーバーの全体管理を使用してコンテンツ展開ジョブを手動で開始するには
次に示す管理者の資格情報があることを確認します。
- サーバーの全体管理サイトの Farm Administrators グループのメンバーである必要があります。
サーバーの全体管理 Web サイトで、[アプリケーションの全般設定] セクションの [コンテンツ展開用のパスとジョブの構成] をクリックします。
[コンテンツ展開用のパスおよびジョブの管理] ページで、開始するジョブのメニューの [今すぐ実行] をクリックします。
ジョブの状態は、[状態] 列で確認できます。
Windows PowerShell を使用してコンテンツ展開ジョブを手動で開始するには、次の手順を実行します。
Windows PowerShell を使用してコンテンツ展開ジョブを手動で開始するには
次の最小要件を満たしていることを確認します。
- Add-SPShellAdmin を参照してください。
[スタート] ボタンをクリックして、[管理ツール] をクリックします。
[SharePoint 2010 管理シェル] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプト (PS C:\>) で、次のコマンドを入力して Enter キーを押します。
Start-SPContentDeploymentJob –Identity <開始するジョブの GUID、名前、または有効な SPContentDeploymentJob オブジェクト>
使用できるその他のパラメーターなど、詳細については、「Start-SPContentDeploymentJob」を参照してください。また、Start-SPContentDeploymentJob コマンドレットをスクリプトで使用することもできます。詳細については、「Scripting with Windows PowerShell (英語)」を参照してください。
コマンドライン管理タスクを実行するときには Windows PowerShell を使用することが推奨されています。Stsadm コマンドライン ツールは推奨されていませんが、製品の以前のバージョンとの互換性をサポートするために含まれています。
詳細については、「Runcontentdeploymentjob : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)」を参照してください。
コンテンツ展開パスを編集する
サーバーの全体管理または Windows PowerShell を使用してコンテンツ展開パスを編集できます。サーバーの全体管理を使用してコンテンツ展開パスを編集するには、以下の手順を使用します。
サーバーの全体管理を使用してコンテンツ展開パスを編集するには
次に示す管理者の資格情報があることを確認します。
- サーバーの全体管理サイトの Farm Administrators グループのメンバーである必要があります。
サーバーの全体管理 Web サイトで、[アプリケーションの全般設定] セクションの [コンテンツ展開用のパスとジョブの構成] をクリックします。
[コンテンツ展開用のパスおよびジョブの管理] ページで、編集するパスのメニューの [編集] をクリックします。
編集できる設定の詳細については、「新しいコンテンツ展開パスを作成する」を参照してください。
Windows PowerShell を使用してコンテンツ展開パスを編集するには、以下の手順を使用します。
Windows PowerShell を使用してコンテンツ展開パスを編集するには
次の最小要件を満たしていることを確認します。
- Add-SPShellAdmin を参照してください。
[スタート] ボタンをクリックして、[管理ツール] をクリックします。
[SharePoint 2010 管理シェル] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプト (PS C:\>) で、次のコマンドを入力して Enter キーを押します。
Set-SPContentDeploymentPath –Identity <変更するパスの GUID、名前、または有効な SPContentDeploymentPath オブジェクト>
使用できるその他のパラメーターなど、詳細については、「Set-SPContentDeploymentPath」を参照してください。また、Set-SPContentDeploymentPath コマンドレットをスクリプトで使用することもできます。詳細については、「Scripting with Windows PowerShell (英語)」を参照してください。
コマンドライン管理タスクを実行するときには Windows PowerShell を使用することが推奨されています。Stsadm コマンドライン ツールは推奨されていませんが、製品の以前のバージョンとの互換性をサポートするために含まれています。
詳細については、「Editcontentdeploymentpath : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)」を参照してください。
コンテンツ展開パスを無効化または削除する
サーバーの全体管理を使用してコンテンツ展開パスを無効化または削除できます。また、Windows PowerShell を使用してコンテンツ展開パスを削除できます。
重要
コンテンツ展開パスを削除すると、そのパスに関連するすべてのコンテンツ展開ジョブも削除されます。
サーバーの全体管理を使用してコンテンツ展開パスを無効化または削除するには、以下の手順を使用します。
サーバーの全体管理を使用してコンテンツ展開パスを無効化または削除するには
次に示す管理者の資格情報があることを確認します。
- サーバーの全体管理サイトの Farm Administrators グループのメンバーである必要があります。
サーバーの全体管理 Web サイトで、[アプリケーションの全般設定] セクションの [コンテンツ展開用のパスとジョブの構成] をクリックします。
[コンテンツ展開用のパスおよびジョブの管理] ページで、無効化または削除するパスのメニューをクリックし、次のどちらかの操作を行います。
パスを削除するには、[削除] をクリックし、削除するかどうかを確認するメッセージ ボックスで [OK] をクリックします。
パスを無効化するには、[無効] をクリックします。
Windows PowerShell を使用してコンテンツ展開パスを削除するには、以下の手順を実行します。
Windows PowerShell を使用してコンテンツ展開パスを削除するには
次の最小要件を満たしていることを確認します。
- Add-SPShellAdmin を参照してください。
[スタート] ボタンをクリックして、[管理ツール] をクリックします。
[SharePoint 2010 管理シェル] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプト (PS C:\>) で、次のコマンドを入力して Enter キーを押します。
Remove-SPContentDeploymentPath –Identity <削除するパスの GUID、名前、または有効な SPContentDeploymentPath オブジェクト>
使用できるその他のパラメーターなど、詳細については、「Remove-SPContentDeploymentPath」を参照してください。また、Remove-SPContentDeploymentPath コマンドレットをスクリプトで使用することもできます。詳細については、「Scripting with Windows PowerShell (英語)」を参照してください。
コマンドライン管理タスクを実行するときには Windows PowerShell を使用することが推奨されています。Stsadm コマンドライン ツールは推奨されていませんが、製品の以前のバージョンとの互換性をサポートするために含まれています。
コンテンツ展開ジョブを編集する
サーバーの全体管理または Windows PowerShell を使用してコンテンツ展開ジョブを編集できます。コンテンツ展開ジョブの作成方法については、「新しいコンテンツ展開ジョブを作成する」を参照してください。
サーバーの全体管理を使用してコンテンツ展開ジョブを編集するには、以下の手順を実行します。
サーバーの全体管理を使用してコンテンツ展開ジョブを編集するには
次に示す管理者の資格情報があることを確認します。
- サーバーの全体管理サイトの Farm Administrators グループのメンバーである必要があります。
サーバーの全体管理 Web サイトで、[アプリケーションの全般設定] セクションの [コンテンツ展開用のパスとジョブの構成] をクリックします。
[コンテンツ展開用のパスおよびジョブの管理] ページで、編集するジョブのメニューの [編集] をクリックします。
編集できる設定の詳細については、「新しいコンテンツ展開ジョブを作成する」を参照してください。
Windows PowerShell を使用してコンテンツ展開ジョブを編集するには、以下の手順を使用します。
Windows PowerShell を使用してコンテンツ展開ジョブを編集するには
次の最小要件を満たしていることを確認します。
- Add-SPShellAdmin を参照してください。
[スタート] ボタンをクリックして、[管理ツール] をクリックします。
[SharePoint 2010 管理シェル] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプト (PS C:\>) で、次のコマンドを入力して Enter キーを押します。
Set-SPContentDeploymentJob –Identity <変更するジョブの GUID、名前、または有効な SPContentDeploymentJob オブジェクト>
使用できるその他のパラメーターなど、詳細については、「Set-SPContentDeploymentJob」を参照してください。また、Set-SPContentDeploymentJob コマンドレットをスクリプトで使用することもできます。詳細については、「Scripting with Windows PowerShell (英語)」を参照してください。
コマンドライン管理タスクを実行するときには Windows PowerShell を使用することが推奨されています。Stsadm コマンドライン ツールは推奨されていませんが、製品の以前のバージョンとの互換性をサポートするために含まれています。
詳細については、「Setcontentdeploymentjobschedule : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)」を参照してください。
コンテンツ展開ジョブをテストする
コンテンツ展開ジョブをテストするには、次の手順を実行します。コンテンツ展開ジョブのテストは、エクスポートの設定のテストに役立ちます。
コンテンツ展開ジョブをテストするには
次に示す管理者の資格情報があることを確認します。
- サーバーの全体管理サイトの Farm Administrators グループのメンバーである必要があります。
サーバーの全体管理 Web サイトで、[アプリケーションの全般設定] セクションの [コンテンツ展開用のパスとジョブの構成] をクリックします。
[コンテンツ展開用のパスおよびジョブの管理] ページで、テストするコンテンツ展開ジョブのメニューの [ジョブのテスト] をクリックします。
ジョブの状態は、[状態] 列で確認できます。
コンテンツ展開ジョブを取り消す
サーバーの全体管理または Windows PowerShell コマンドレットを使用して、このタスクを実行することはできません。SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトを使用する必要があります。 を使用してコンテンツ展開ジョブを取り消すには、以下の手順を使用します。
注意
コンテンツ展開ジョブは、インポート フェーズが開始した後で取り消すことはできません。エクスポート フェーズとインポート フェーズの説明など、コンテンツ展開処理の詳細については、「コンテンツ展開の概要 (SharePoint Server 2010)」を参照してください。
コンテンツ展開ジョブを取り消すには
次に示す管理者の資格情報があることを確認します。
- サーバーの全体管理サイトの Farm Administrators グループのメンバーである必要があります。
サーバーの全体管理 Web サイトで、[アプリケーションの全般設定] セクションの [コンテンツ展開用のパスとジョブの構成] をクリックします。
[コンテンツ展開用のパスおよびジョブの管理] ページで、取り消すジョブのメニューの [キャンセル] をクリックします。
ジョブの状態は、[状態] 列で確認できます。
コンテンツ展開ジョブを削除する
サーバーの全体管理または Windows PowerShell を使用してコンテンツ展開ジョブを削除できます。サーバーの全体管理を使用してコンテンツ展開ジョブを削除するには、以下の手順を使用します。
サーバーの全体管理を使用してコンテンツ展開ジョブを削除するには
次に示す管理者の資格情報があることを確認します。
- サーバーの全体管理サイトの Farm Administrators グループのメンバーである必要があります。
サーバーの全体管理 Web サイトで、[アプリケーションの全般設定] セクションの [コンテンツ展開用のパスとジョブの構成] をクリックします。
[コンテンツ展開用のパスおよびジョブの管理] ページで、削除するジョブのメニューの [削除] をクリックします。
削除を実行するかどうかを確認するメッセージ ボックスで [OK] をクリックします。
Windows PowerShellを使用してコンテンツ展開ジョブを削除するには、以下の手順を使用します。
Windows PowerShell を使用してコンテンツ展開ジョブを削除するには
次の最小要件を満たしていることを確認します。
- Add-SPShellAdmin を参照してください。
[スタート] ボタンをクリックして、[管理ツール] をクリックします。
[SharePoint 2010 管理シェル] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプト (PS C:\>) で、次のコマンドを入力して Enter キーを押します。
Remove-SPContentDeploymentJob -Identity <削除するジョブの GUID、名前、または有効な SPContentDeploymentJob オブジェクト>
使用できるその他のパラメーターなど、詳細については、「Remove-SPContentDeploymentJob」を参照してください。また、Remove-SPContentDeploymentJob コマンドレットをスクリプトで使用することもできます。詳細については、「Scripting with Windows PowerShell (英語)」を参照してください。
See Also
Concepts
コンテンツ展開の設定を構成する
簡易展開ジョブを管理する
コンテンツ展開ジョブ レポートとジョブ履歴を表示する
コンテンツ展開の概要 (SharePoint Server 2010)