ビジネスインテリジェンス計画ソリューションとシナリオについて (SharePoint Server 2010)

[アーティクル]
04/29/2016

適用先: SharePoint Server 2010 Enterprise

トピックの最終更新日: 2011-03-02

このセクションの記事は、組織内の財務、人事、その他の部門用の計画、予算計上、および予測の機能を持つビジネスインテリジェンス (BI) ソリューションを開発する方法とサンプルを示します。ソリューションは、Microsoft SQL Server Analysis Services (SSAS) キューブ、SharePoint リスト、およびリレーショナルデータベースへの書き戻し機能を含む計画機能を可能にするように設計されています。また、財務計算およびビジネスルールの開発においてマイクロソフトのプラットフォームを使用して、Microsoft Excel 2010 によりフォームとレポートのデータをリンクする方法も示されています。さらに、Microsoft SharePoint Server 2010 環境での共同作業を可能にするための機能として、ワークフローとセキュリティも含まれています。最後に、一元的データモデルの開発と保守について説明されています。

今日の組織は、十分な情報に基づく意志決定を、日々、行うというプレッシャーにさらされています。これについては、単に、これまで起きたことを評価する目的で測定基準を設定するだけでなく、将来に備えて計画することでリスクと機会に対して効果的な対応ができるようにする必要があります。

財務計画では、各部署の観点を反映する計画を作成する目的で、組織のその他の部門と足並みをそろえる必要があります。現在はまだ、多くの企業が、日常的に使う機能に固有のデータを作成し収集する際にスプレッドシートにしばしば依存していながら、接続先としての中心的なデータリポジトリを持っていません。これらのスプレッドシートを手動で整合することは困難な作業になることがあります。

Microsoft Office 2010 と SQL Server 2008 R2 は、企業が、計画、予算作成、および予測での困難な課題に対処する目的で、すぐに使える機能とコンポーネントのスイートです。このマイクロソフトプラットフォームに含まれる計画機能には、以下が含まれます。

SQL Server 2008 R2Analysis Services による、一元化されたデータモデル。
Excel 2013 ピボットテーブルによるフォームおよびレポート作成。
Excel 2013 ピボットテーブルによるデータ入力と What-If 分析。
PowerPivot for Excel 2010 によるディメンションデータモデリング。
SharePoint Server 2010 による、オンラインドキュメント記憶域と、セキュリティとフォームおよびレポートのワークフローを伴う共同作業。

このセクションの記事は、Office 2010 と SQL Server 2008 R2 がサポートする、基本的、および高機能な計画シナリオの概要を説明し、また、計画ソリューションを構築するときに行う手順を説明します。

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