トポロジ ビルダー結合ウィザードを使用したマージ
トピックの最終更新日: 2013-02-24
トポロジ ビルダーは、Microsoft Lync Server 2010 で導入された新しいツールです。トポロジ ビルダーを使用すると、Lync Server 2010 の展開トポロジを作成、編集、公開できます。さらに、マージ機能を使用すると、以前の Office Communications Server 環境から情報をインポートし、Lync Server 2010 の展開との統合ビューに統合できます。
ここでは、トポロジ ビルダーを使用して従来のトポロジ情報を Lync Server 2010 のトポロジとマージする方法を説明します。結合ウィザードを実行した後、新しくマージしたトポロジを公開します。公開プロセスの間に、トポロジ ビルダーは Import-CsLegacyConferenceDirectory コマンドレットを実行して、会議ディレクトリ情報を従来の展開から Lync Server 2010 にインポートし、移行プロセスでの Office Communications Server 2007 R2 と Lync Server 2010 の間の相互運用性を提供します。従来の展開の使用を停止する前に、別のコマンドレットを実行して、会議ディレクトリを Lync Server 2010 に移動する必要があります。詳細については、「会議ディレクトリの移動」を参照してください。
.gif "note") 注: |
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| 会議ディレクトリはダイヤルイン会議をサポートします。 |
.gif "important") 重要: |
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| マージ プロセスでは、アーカイブ データまたは監視データは移動されません。レガシー環境を使用停止にする前にバックアップしたデータは、Office Communications Server 2007 R2 環境でのアクティビティの履歴になります。 |
.gif "tip") ヒント: |
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| トポロジ ビルダーを使用する別の方法の詳細については、「Lync Server 管理シェルを使用した移行 (オプション)」を参照してください。 |
トポロジ情報をマージするには
トポロジ ビルダーがインストールされているコンピューターに、Domain Admins グループおよび RTCUniversalServerAdmins グループのメンバーとしてログオンします。
Standard Edition サーバーまたはフロントエンド サーバーで、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync Server 2010]、[Lync Server トポロジ ビルダー] の順にクリックします。
[既存の展開からトポロジをダウンロードする] オプションを選択し、[OK] をクリックします。
[トポロジに名前を付けて保存] ダイアログ ボックスで、使用するトポロジ ビルダーのファイルを選択し、[保存] をクリックします。
[操作] ウィンドウで、[2007 または 2007 R2 トポロジのマージ] をクリックします。
[次へ] をクリックします。
[エッジ セットアップの指定] で、[追加] をクリックします。
![[エッジ セットアップの指定] ダイアログ ボックス](images/gg398172.cb37d759-d72f-4a79-9270-6f9d1020e35a(ocs.14).jpg "[エッジ セットアップの指定] ダイアログ ボックス")
[エッジ バージョンの指定] で [Office Communications Server 2007 R2 エッジ サーバー] を選択肢、[次へ] をクリックします。
[エッジの種類の指定] で、エッジ サーバー構成の種類を入力し、[次へ] をクリックします。この例では [単一エッジ サーバー] オプションを使用します。
重要:拡張エッジの構成はサポートされていません。拡張エッジは最初に単一エッジ サーバーまたは負荷分散された統合エッジ サーバーに変換する必要があります。 重要:負荷分散された統合エッジ構成を使用し、従来の Communications Server 2007 R2 エッジ サーバーの 1 つを使用して新しいエッジ サーバー プールを作成することによってその構成のメンバーシップを変更する場合は、最初に既存の Communications Server 2007 R2 エッジ アレイから従来のエッジ サーバーを削除した後で、トポロジを公開する必要があります。その後、トポロジ ビルダー結合ウィザードを使用して、新しいエッジ サーバー プールを作成し、従来のエッジ サーバーをこのプールに追加して、トポロジを再び公開します。この最後の手順では、必要に応じて、別のエッジ サーバーを従来のエッジ サーバー プールに追加することもできます。エッジ サーバー プールに対して追加または削除を行った後は、トポロジを公開する必要があります。
[内部エッジ設定の指定] で、必要に応じてエッジ プールの内部 FQDN およびポートに関する情報を入力し、[次へ] をクリックします。
![[内部エッジ設定の指定] ダイアログ ボックス](images/gg398172.18d4f966-3616-40d9-a9af-8bcd05d28cec(ocs.14).jpg "[内部エッジ設定の指定] ダイアログ ボックス")
[外部エッジの指定] で、エッジ サーバーの Web 会議 FQDN 情報を入力します。
重要:[次へ] をクリックする前に、この手順の次のステップを行います。ステップ 11 を必ず行うことが重要です。 このエッジ サーバーをフェデレーションに使用する場合は、[このエッジ プールは、フェデレーションとパブリック IM 接続に使用します] チェック ボックスをオンにします。複数のエッジ サーバーを展開している場合、そのうちの 1 つのみがフェデレーションに有効になります。このボックスをオンにしていなくて、フェデレーションを有効にすることを後で決定した場合、トポロジ ビルダー結合ウィザードを再度実行してから、トポロジを再び公開する必要があります。
![[外部エッジの指定] ダイアログ ボックス](images/gg398172.116fa1c0-d8a6-471c-9323-9ee18ca3ce1b(ocs.14).jpg "[外部エッジの指定] ダイアログ ボックス")
[次ホップの指定] で、環境内の次ホップの場所の完全修飾ドメイン名 (FQDN) を入力します。次の図では、Office Communications Server 2007 R2 の展開の従来のディレクターが示されています。[完了] をクリックします。
![[次ホップの指定] ダイアログ ボックス](images/gg398172.a05148b8-90d8-4ce8-b364-ae9c26278c06(ocs.14).jpg "[次ホップの指定] ダイアログ ボックス")
[エッジ セットアップの指定] では、すべての Communications Server 2007 R2 エッジ サーバーを追加した場合は、[次へ] をクリックします。追加する Communications Server 2007 R2 エッジ サーバーがまだある場合は、ステップ 6. ～ 12. を繰り返します。
[内部 SIP ポートの指定] では、既定の設定を選択します (既定の SIP ポートを変更しなかった場合)。既定のポート 5061 を使用しない場合は、適切に変更します。その後、[次へ] をクリックします。
[概要] で、[次へ] をクリックしてトポロジのマージを開始します。
ウィザードのページでトポロジのマージが成功したことを確認します。
[状態] 列の値が "成功" になっていることを確認し、[完了] をクリックします。
トポロジ ビルダーの左側のウィンドウに、[BackCompatSite] と表示されるようになっています。これは、Office Communications Server 2007 R2 環境が Lync Server 2010 にマージされたことを示します。
![トポロジ ビルダー、[BackCompatSite] ダイアログ ボックス](images/gg398172.958a8ec6-d9d5-4101-a57d-29b9a4f94bf0(ocs.14).jpg "トポロジ ビルダー、[BackCompatSite] ダイアログ ボックス")
[操作] ウィンドウで、[トポロジの公開]、[次へ] の順にクリックします。
公開ウィザードの実行が完了したら、[完了] をクリックします。
注:次のトピック「ポリシーと設定のインポート」を完了し、従来のポリシーの設定が Lync Server 2010 にインポートされたことを確認することが重要です。