Reporting Services を含む SQL Server のインストール

 

トピックの最終更新日: 2012-10-14

監視サーバーは収集した QoE (Quality of Experience) データと通話詳細記録 (CDR) データの格納に、Microsoft SQL Server データベース ソフトウェアを必要とします。 監視サーバーは、SQL Server Reporting Services によって公開される一連の標準レポートを使用して、このデータを記述します。 レポートの表示には、SQL Server Reporting Services のインスタンスのインストールも必要です。

監視サーバー データベースをホストするコンピューターには Microsoft SQL Server をインストールする必要があります。 Microsoft SQL Server は、監視サーバーを実行するコンピューターにインストールすることも、データベース専用サーバーにインストールすることもできます。

Microsoft SQL Server 2005、Microsoft SQL Server 2008、および Microsoft SQL Server 2008 R2 には、Microsoft Lync Server 2010 Reporting Services のインストールおよび展開の際に従う必要がある固有の要件があります。Windows と SQL Server は自身のセキュリティを異なる方法で定義するので、Active Directory ドメインの管理者としてログインしても、SQL Server のユーザー権限またはアクセス許可は暗黙的に付与されません。構成している SQL Server ベースのサーバー上の sysadmin エンティティのメンバーである必要もあります。

Lync Server 2010 は、次の 64 ビット版の SQL Server をサポートしています。

  • SQL Server 2008 R2 Enterprise

  • SQL Server 2008 R2 Standard

  • SQL Server 2008 Enterprise Service Pack 1 (SP1) (必須) または最新のサービス パック (推奨)

  • SQL Server 2008 Standard SP1 (必須) または最新のサービス パック (推奨)

  • SQL Server 2005 Standard Edition Service Pack 3 (SP3) (必須) または最新のサービス パック (推奨)

  • SQL Server 2005 Enterprise Edition SP3 (必須) または最新のサービス パック (推奨)

note注:
SQL Server 2008 Express、SQL Server 2008 R2 Express、および SQL Server 2005 Express Edition はサポートされていません。

インストールする SQL Server Reporting Services のバージョンは、既にインストールされている SQL Server のバージョンと一致させてください。SQL Server の詳細については、SQL Server TechCenter (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=129045&clcid=0x411) を参照してください。SQL Server Reporting Services の詳細については、「Reporting Services のインストールに関する注意点」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=131042&clcid=0x411) を参照してください。

Reporting Services のインストール時にレポート サーバーを構成していない場合は、インストールの完了後に、Reporting Services 構成ツールを使用してレポート サーバーの実行に必要なオプションを構成する必要があります。

詳細については、「Reporting Services 構成ツール」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=204090&clcid=0x411) を参照してください。また、「Reporting Services の構成の操作方法に関するトピック」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=187488&clcid=0x411) も参照してください。

Web サービス URL の検証

Reporting Services を展開したら、監視レポートの表示に使う、Reporting Services Web サービス URL が正しく機能しているかどうかを検証する必要があります。 レポートの展開には、http または https を使用できます。 両方を利用できる場合、インストールされる Reporting Services は、既定で https を使用するように設定されます。

詳細については、 「Reporting Services のインストール状態を確認する方法」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=187490&clcid=0x411) を参照してください。

URL が機能しているかどうかを確認するには

  1. [SQL Server 構成ツール] から [Reporting Services 構成マネージャー] を開きます。

  2. レポーティング サーバーのインスタンスに接続します。

  3. [Web サービス URL] ページで、[レポート サーバー Web サービス URL] の下にリストされている URL をクリックして、リンクが開くことを確認します。

  4. 監視サーバー レポートの展開」で説明するステップに従って、このリンクに監視レポートを展開します。