グループ チャット サーバーの概要
トピックの最終更新日: 2012-10-18
Microsoft Lync Server 2010、グループ チャットを使用すると、トピックに基づく長時間のマルチパーティ会話に参加できます。Lync Server 2010、グループ チャットは、組織で次のことを行うのに役立ちます。
地理的に分散されたチームや職能上の枠を越えたチーム間でのコミュニケーションを深めます。 Microsoft Lync 2010 グループ チャットを使用して、チームは互いに、情報、アイデア、および意思決定を効率的に共有できます。 チャット ルーム (ディスカッション フォーラム) に投稿されたメッセージは永続的 (すなわち、長期間使用可能) にできるので、異なる場所や部門に所属するユーザーが常に同時にオンラインでない場合でも会話に参加できます。 ユーザーがチャット ルームに接続すると、構成可能な一定数のチャット履歴メッセージが Lync 2010 グループ チャットに自動的に読み込まれ、会話のコンテキストがユーザーに提供されます。
情報の認知を高めます。 フィルターを使用すると、ユーザーは、メッセージの内容に含まれるキーワードやメッセージの "送信元" フィールドの値などの条件を定義し、グループ チャットのインスタント メッセージまたはチャット ルームのメッセージの中でこれらの条件が満たされた場合に通知を受信できます。
組織外の人間とのコミュニケーションを深めます。 グループ チャットのフェデレーション機能を使用すると、ビジネス パートナー、顧客、およびベンダーがチャット ルームに加わり、共有されたグループ ディスカッションに参加できます。
情報過多を緩和します。
重要な知識と情報の分散を促進します。 会話の中にドキュメントとリンクを含めて、チーム全体がアクセスできるようにします。幅広い範囲のチームに質問を投げかけることで、ユーザーは、問題の領域の専門家から回答を得ることができます。 他の情報システムとの統合によって、重要な組織データを、多数のグループに容易に伝達できます。
Lync Server 2010 と Microsoft Office Communications Server 2007 R2 の組み合わせの一部は共存できます。 詳細については、「移行」のドキュメントの「グループ チャット サーバーの移行」を参照してください。
Microsoft Lync 2010 と Lync 2010 グループ チャットは、ともにインスタント メッセージング (IM) とプレゼンスをサポートします。IM の内容は、永続的ではありません。 Lync 2010 グループ チャットでの IM とプレゼンスの特徴と機能は、Lync 2010 が提供するものと同じですが、グループ チャットの IM では、マルチパーティ IM はサポートされません。 Lync のユーザーが使用できる IM とプレゼンスのサポートの詳細については、「IM とプレゼンスの計画」を参照してください。
グループ チャットでのインスタント メッセージのアーカイブは、Microsoft Lync Server 2010 がアーカイブをサポートするように設定されている場合に実行できます。 アーカイブの詳細については、「IM とプレゼンスの計画」を参照してください。
組織で法令上の規制に従う必要がある場合は、Microsoft Lync Server 2010、アーカイブ サーバーを展開し、Lync Server 2010 IM、会議、および グループ チャット コンテンツのアーカイブ サポートを有効にすることができます。 チャット ルームをアーカイブするには、グループ チャット コンプライアンス サーバーを展開する必要があります。
Lync Server でチャット ルームを有効にするには、グループ チャットを展開します。チャット ルームの有効化については、グループ チャット ヘルプ (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=209000&clcid=0x411) を参照してください。Lync Server が利用可能な状態であり、Lync Server のサポートが展開されている場合、ユーザーは、Lync Server をインストールし、それを使用してチャット ルームをサポートできます。
グループ チャット サーバーは、フェデレーション ユーザー アクセスをサポートします。 Microsoft Lync Server 2010 グループ チャット管理ツールを使用すると、フェデレーション ユーザーによる特定のチャット ルームへのアクセスを明示的にプロビジョニングできます。