グループ チャット サーバーのテーブルの一覧

 

トピックの最終更新日: 2011-01-28

グループ チャットのデータベース スキーマは、次のテーブルで構成されます。

Active Directory の同期

テーブル 説明

ADCookie テーブル

現在のライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル (LDAP) 同期 Cookie が格納されます。各行は、Microsoft Lync Server 2010、グループ チャットが変更をアクティブに監視する Active Directory ドメイン サービス (AD DS) ドメインに対応します (このテーブルでは、Lync Server 2010、グループ チャットに関係のある Active Directory ドメインだけが表されます)。

PrincipalMemberDifference テーブル

後続の Active Directory 同期手順でまだ処理されていないグループ メンバーシップの変更 (メンバーの追加と削除の両方) が格納され、Active Directory の同期の最初の手順で (ADUpdates テーブルと共に) 使用される一時テーブルの 1 つです。

メンバーシップの変更が格納および処理されるのは、Principal テーブルにリストされているグループ、またはメンバーが既にここにリストされているグループについてだけです。

ADUpdate テーブル

後続の Active Directory 同期手順でまだ処理されていない AD DS に対する変更が格納され、Active Directory の同期の最初の手順で (PrincipalMemberDifference テーブルと共に) 使用される一時テーブルの 1 つです。

AD DS の変更が格納および処理されるのは、Principal テーブルに既にリストされているプリンシパルについてだけです。

PrincipalMembers テーブル

プリンシパルのメンバーシップが格納されます。

PrincipalMeta テーブル

AD DS から更新する必要のあるプリンシパルが格納されます。

SkippedAffiliations テーブル

何らかの理由で (通常は、Active Directory のアクセス エラーのため) 更新できなかった所属が格納されます。

このテーブルは情報提供のみを目的としています。内容は使用されません。

適切に更新できなかった所属のあるプリンシパルは、PrincipalMeta テーブルに保持され、再度更新が試みられます。

プリンシパル、所属、ノード、スコープ、役割

テーブル 説明

PrincipalType テーブル

tblPrincipal の内容を分類するためのプリンシパルの種類が格納されます。このテーブルは静的です。データベース作成時に設定され、変更されません。

Principal テーブル

すべてのプリンシパル (ユーザー、フォルダー、グループなど) が格納されます。グループ チャット サーバーは、これをフラットな異種リストとして扱います。さまざまな列は、各プリンシパルの種類に基づきます。

これらのプリンシパルのほとんどは、AD DS に格納されているオブジェクトのキャッシュされたコピーです。Active Directory オブジェクトのキャッシュされたコピーを Principal テーブルに作成することを、"プロビジョニング" といいます。

一部のプリンシパルは他よりいっそう意図的に作成され、一部の Active Directory オブジェクトはまったく無視されます。

PrincipalAffiliations テーブル

Active Directory セキュリティ グループ、Active Directory コンテナー、フェデレーション グループなどでのメンバーシップを記述するプリンシパルの所属が格納されます。

ノード テーブル

Microsoft Lync Server 2010 グループ チャット管理ツールで管理されるのと同じような、(カテゴリ ノードとチャット ルーム ノードで構成される) コンソール ツリーが格納されます。

グループ チャット サーバー テーブルの詳細

Node テーブルから計算できる冗長な情報が格納されます。この情報は、コンソール ツリーを使用したさまざまな種類の検索の最適化に役立ちます。

RoleType テーブル

役割の種類とそれに関連付けられているアクセス許可セットが格納されます。この検索テーブルは静的です。

ScopePrincipal テーブル

ノードに割り当てられたスコープが格納されます。各ノードは、親の 1 つから属性を継承するか (Node.scopeDefinerId テーブルを使用して簡単に確認できます)、または ScopedPrincipal テーブルにおいて定義されている一連のプリンシパルと共にスコープが定義されています。

PrincipalRole テーブル

ノードに割り当てられた明示的な役割が格納されます。有効な役割を特定するには、次の理由によりさらに手順が必要です。

  • 役割は、コンソール ツリー全体から属性を継承します。

  • プリンシパルは、所属全体から役割を継承できます。

  • メンバーの役割は上書きされる場合があり (上書きしているノードは Node.roleDefinerId テーブルを使用して簡単に調べることができます)、スコープに従います ("承認されたメンバー" は同じカテゴリですが、ユーザー インターフェイスではチャット ルームにおいてのみこれを設定でき、不適切な継承や上書きのような問題が発生します)。

SiopWhiteList テーブル

ノードと関連付けることのできる登録されたアドインが格納されます。

PurgedRoles テーブル

PrincipalRole テーブルから削除 (パージ) された役割が格納されます。

PurgedScoped テーブル

ScopedPrincipal テーブルから削除 (パージ) されたスコープが格納されます。

EnumAttribute テーブル

Node テーブルで使用されるハードコードされた "表示" および "動作" 属性だけが格納されます。

EnumValue テーブル

Node テーブルで使用されるハードコードされた "表示" および "動作" 属性の値が格納されます。

招待、チャット、および他のクライアントのサポート

テーブル 説明

PrincipalInvites テーブル

自動招待が有効になっているすべてのノードに対する、システム内のプロビジョニングされたすべてのユーザーの招待が格納されます。

Chat テーブル

すべてのチャット メッセージが格納されます。

LastInviteId テーブル

各ユーザーに対して生成された (そして PrincipalInvites テーブルで使用された) 最後の招待 ID が格納されます。

LastChatId テーブル

各ユーザーに対して生成された (そして Chat テーブルで使用された) 最後のチャット ID が格納されます。

Preference テーブル

ユーザーのクライアントの基本設定が格納されます。

FileToken テーブル

ファイル送信を目的とする一時的なトークンが格納されます。ファイルがアップロードまたはダウンロードされるたびに、チャネル サービスはクライアントが Web サービスのファイル ストアにアクセスするために使用するトークンを生成します。

サーバーのサポート

テーブル 説明

ServerIdentity テーブル

グループ チャット サーバー プール内のアクティブなサーバーが格納されます。

AdminLock テーブル

管理者コマンドを実行するための管理者ロックが格納されます。ロックが解除されるたびに、SystemRevision テーブル内のシステム リビジョン エントリがインクリメントされます。

SystemRevision テーブル

複数のクライアント間の整合性を実現するために (AdminLock テーブルと共に) 使用されるリビジョン番号エントリが格納されます。

ActivePeers テーブル

チャネル サーバー間の現在のピアツーピア接続が格納されます。

バージョン テーブル

グループ チャット データベースのバージョンの非コンプライアンス部分が格納されます。

Config テーブル

グループ チャット サーバーの構成が格納されます。

Logs テーブル

現在は使用されていないテーブルです。

コンプライアンス

テーブル 説明

ComplianceData テーブル

登録済みのすべてのトランスレーターによってまだ処理されていないコンプライアンス イベントが格納されます。

このテーブルには、チャット メッセージやファイル ダウンロードなどの、チャット関連のイベントが含まれます (参加者イベントは ComplianceParticipant テーブルで追跡されます)。

(このテーブルのイベントを処理したサーバーは、ComplianceFanout テーブルに含まれます)

ComplianceFanout テーブル

コンプライアンス イベントを処理したサーバーが格納されます。このテーブルは ComplianceData テーブルと緊密に結び付けられています。

ComplianceParticipant テーブル

チャネル別およびサーバー別に現在の参加者が格納されます。参加およびチャネル サービスから受信した部分コンプライアンス イベントに基づいて維持されます。

ComplianceTranslator テーブル

登録済みのトランスレーターが格納されます。

LastComplianceID テーブル

各トランスレーターで最後に処理されたコンプライアンス イベントの時刻が格納されます。

ComplianceVersion テーブル

グループ チャット データベースのバージョンのコンプライアンス部分が格納されます。