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Standard Edition サーバーの復元

 

トピックの最終更新日: 2011-05-13

中央管理ストアをホストしない Standard Edition サーバーに障害が発生した場合は、このセクションの手順に従います。中央管理ストアに障害が発生した場合は、「中央管理ストアの復元」を参照してください。

tipヒント:
復元を開始する前に、システムのイメージ コピーを作成することをお勧めします。システムのイメージ コピーを作成しておくと、復元中に問題が発生した場合に、そのイメージをロールバック ポイントに使用できます。このイメージ コピーをオペレーティング システムと SQL Server のインストール後に作成して、証明書を復元または再登録することもできます。

Standard Edition サーバーを復元するには

  1. 問題が発生したコンピューターと同じ完全修飾ドメイン名 (FQDN) を持つクリーン サーバーまたは新規サーバーにオペレーティング システムをインストールし、証明書を復元または再登録します。

    note注:
    組織で定めるサーバーの展開手順に従って、この手順を実行します。
  2. RTCUniversalServerAdmins グループのメンバーであるユーザー アカウントから、復元するサーバーにログオンします。

  3. 該当のファイル ストアを $Backup からサーバー上のファイル ストアの場所にコピーにしてファイル ストアを復元し、フォルダーを共有します。

    important重要:
    復元されたファイル ストアのパスとファイル名は、ファイルを使用するコンポーネントがそのファイルにアクセスできるように、バックアップされたファイル ストアと正確に一致する必要があります。
  4. トポロジ ビルダーを実行します。

    1. トポロジ ビルダーを以下の手順で起動します。[スタート]、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync Server 2010]、[Lync Server トポロジ ビルダー] の順にクリックします。

    2. [既存の展開からトポロジをダウンロードする] をクリックし、[OK] をクリックします。

    3. トポロジを選択し、[保存] をクリックします。[はい] をクリックして選択を確定します。

    4. [Lync Server 2010] ノードを右クリックし、[トポロジの公開] をクリックします。

    5. トポロジの公開ウィザードの指示に従います。[データベースの作成] ページで、再作成するデータベースを選択します。

      note注:
      [データベースの作成] ページには、スタンドアロン データベースのみが表示されます。Lync Server 2010 展開ウィザードを実行すると、Standard Edition サーバーに併置データベースが作成されます。
    6. ウィザードの残りの指示に従います。[完了] をクリックします。

  5. Lync Server 2010 のインストール フォルダーまたはメディアを参照し、\setup\amd64\Setup.exe にある Lync Server 展開ウィザードを開始します。Lync Server 展開ウィザードを使用して、次の操作を行います。

    1. [ステップ 1: ローカル構成ストアのインストール] を実行して、ローカル構成ファイルをインストールします。

    2. [ステップ 2: Lync Server コンポーネントのセットアップまたは削除] を実行して、Lync Server のサーバーの役割をインストールします。

    3. [ステップ 3: 証明書の要求、インストール、または割り当て] を実行して、証明書を割り当てます。

    4. [ステップ 4: サービスの開始] を実行して、サーバー上でサービスを開始します。

    展開ウィザードの実行の詳細については、「展開」ドキュメントで復元しているサーバーの役割を参照してください。

  6. 次の操作を実行してユーザー データを復元します。

    1. $Backup\ から BackupUsers.xml をローカル ディレクトリにコピーします。

    2. Lync Server 管理シェルを以下の手順で起動します。[スタート]、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync Server 2010]、[Lync Server 管理シェル] の順にクリックします。

    3. ユーザー データを復元するには、コマンド ラインで、次のように入力します。

      Dbimpexp.exe /hrxmlfile:<path and file name of backed up Rtc database> /sqlserver:<SQL Server FQDN>\<instance name> /import /restype:all
      

      例:

      Dbimpexp.exe /hrxmlfile:D\BackupUsers.xml /sqlserver:sql.contoso.com\rtc /import /restype:all
      
  7. この Standard Edition サーバーで応答グループを展開した場合は、応答グループの構成データを復元します。詳細については、「応答グループの設定の復元」を参照してください。