モビリティの展開プロセス

 

トピックの最終更新日: 2012-10-09

このセクションでは、Lync Server 2010 モビリティ機能の展開に必要な手順について説明します。

モビリティの展開プロセス

フェーズ ステップ アクセス許可 展開のドキュメント

ドメイン ネーム システム (DNS) レコードを作成する

  • 内部自動検出サービス URL を解決するための内部 DNS の CNAME または A (ホスト) レコードを作成します。

  • 自動検出サービスの外部 URL を解決するための外部 DNS の CNAME または A (ホスト) レコードを作成します。

  • Domain Admins

  • DnsAdmins

自動検出サービスの DNS レコードの作成

Lync Server 2010 用の累積した更新プログラム (2011 年 11 月) をインストールする

更新プログラムを展開内のすべてのサーバーの役割にインストールします。

CsAdministrator

Lync Server 2010 用の累積した更新プログラム (2011 年 11 月) のインストール

フロントエンド サーバー用のポートを設定する

  • Mobility Service 用の内部リッスン ポートを設定します。

  • Mobility Service 用の外部リッスン ポートを設定します。

RTCUniversalServerAdmins

モビリティ用の内部サーバー ポートの設定

Microsoft Lync Server 2010 Mobility Service および Microsoft Lync Server 2010 自動検出サービスをインストールする

  • McsStandalone.msi を各フロントエンド サーバーで実行し、Mobility Service および自動検出サービスをインストールします。

  • McsStandalone.msi を各ディレクターで実行し、自動検出サービスをインストールします。

CsAdministrator

Mobility Service と自動検出サービスのインストール

証明書を変更する

サブジェクトの別名エントリを以下の証明書に追加し、モバイル ユーザーのセキュリティで保護された接続をサポートします。

  • ディレクターの証明書

  • フロントエンド プールの証明書

  • リバース プロキシの証明書

ローカル管理者

モビリティに合わせた証明書の変更

リバース プロキシを構成する

  • サブジェクトの別名で更新された証明書を SSL (Secure Sockets Layer) リスナーに割り当てます。

  • 自動検出サービスの外部 URL の新しい Web 公開ルールを構成します。

  • 外部の Lync Server Web サービス URL の Web 公開ルールがフロントエンド プールに存在することを確認します。

または

  • 自動検出の初期要求に HTTP を使用すると共に、証明書のサブジェクトの別名リストを更新しないように選択する場合、ポート 80 HTTP 用の新しい Web 公開ルールを作成します。

ローカル管理者

モビリティに合わせたリバース プロキシの構成

モビリティ展開をテストする

Test-CsMcxP2PIM を実行し、ユーザー間のインスタント メッセージの送信をテストします。

CsAdministrator

モビリティ展開の確認

プッシュ通知を構成する

  • Lync Server 2010エッジ サーバーの場合、Lync Server オンライン ホスティング プロバイダーを追加し、ホスティング プロバイダーのフェデレーションを構成します。

  • Office Communications Server 2007 R2エッジ サーバーの場合、フェデレーション パートナーを追加します。

  • Wi-Fi ネットワーク経由のプッシュ通知をサポートする必要がある場合、TCP ポート 5223 に関して発信のファイアウォール ルールを構成します。

  • Set-CsPushNotificationConfiguration コマンドレットを使用して、Apple Push Notification Service (APNS) および Microsoft Push Notification Service (MPNS) へのプッシュ通知を有効にします。この機能は、既定で無効にされています。

  • Test-CsFederatedPartner コマンドレットを使用してフェデレーション構成をテストし、Test-CsMCXPushNotification コマンドレットを使用してプッシュ通知をテストします。

RtcUniversalServerAdmins

プッシュ通知を構成する

モビリティ ポリシーを構成する

Set-CsMobilityPolicy コマンドレットを使用して、モビリティ機能へのユーザー アクセスを許可または禁止し、"勤務先から通話" を有効または無効にします。これらの機能は、既定で有効にされています。

CsAdministrator

モビリティ ポリシーの構成