SQL Server Compact の操作

Microsoft SQL Server Compact 4.0 の操作や、SQL Server Compact を使用する ASP.NET Web アプリケーションのビルドは、以下の段階で行われます。

  • SQL Server Compact 環境のセットアップ

  • SQL Server Compact データベースとデータの操作

SQL Server Compact 4.0 環境のセットアップ

SQL Server Compact 環境をセットアップして、スタンドアロン デスクトップ アプリケーションや ASP.NET Web アプリケーションをビルドできます。

  • コンピューターでローカルに実行することを目的としたアプリケーションをビルドするには、開発環境をセットアップする必要があります。開発環境には、Visual Studio 2010 Service Pack 1 (SP1) をインストールする必要があります (注: Microsoft Visual Web Developer 2010 SP1 Express もサポートされています。ただし、Visual Studio 2010 SP1 の方が、SQL Server Compact データベース上での Transact-SQL エディターのサポートなど新しい開発機能が用意されているため、開発に適しています)。詳細については、「開発環境のインストール」を参照してください。SQL Server Compact をインストールすると、それがクライアント環境になります。

SQL Server Compact 4.0 データベースとデータの操作

以下のコンポーネントを使用して、SQL Server Compact データベースとデータを変更および管理できます。

  • プログラミング API

  • SQL 言語

  • Microsoft Webmatrix と Microsoft Visual Web Developer 2010 SP1 Express

  • Visual Studio 2010 SP1 の Transact-SQL エディター。詳細については、「Visual Studio Transact-SQL エディター」を参照してください。

SQL Server Compact では、複数の接続を使用したデータベースへのアクセス、複数列のインデックスと一致するインデックスに対する制限、トランザクション サポート、参照整合性、ファイル レベルの 128 ビット暗号化とパスワード保護、およびクエリ オプティマイザーも用意されています。

SQL Server Compact データベースの操作方法の詳細については、「データベースの操作 (SQL Server Compact)」を参照してください。

アプリケーションのビルド

SQL Server Compact および .NET Compact Framework では、ASP.NET Web アプリケーションのビルドに使用できる開発インフラストラクチャ テクノロジが提供されます。

SQL Server Compact 4.0 を使用するアプリケーションでは、ローカルの SQL Server Compact 4.0 データベースの作成、ローカル データの更新、および Web サイトで行われた変更と SQL Server データベースとのマージを行うことができます。

SQL Server Compact 4.0 では以下のプログラミング モデルがサポートされています。

  • ADO.NET (C# または MicrosoftVisual Basic を使用してアクセスできます)

  • OLE DB (Visual Studio 内から Visual C++ オプションを使用してアクセスできます)

関連項目

その他の技術情報

SQL Server Compact のインストール

操作方法に関するトピック (SQL Server Compact)