チュートリアル : 基本的な表形式レポートへのパラメータの追加

[アーティクル]
12/15/2008

新規 : 2006 年 7 月 17 日

レポート内に定義する変数をパラメータといいます。データにフィルタを適用したり、データの表示形式を調整したり、関連レポートに接続したりする場合にパラメータを使用します。レポートで使用するパラメータには、クエリパラメータとレポートパラメータの 2 種類があります。パラメータの詳細については、「Reporting Services でのパラメータを使用した作業」を参照してください。

このチュートリアルでは、パラメータを使って基本的な表形式レポートの内容や外観を調整するさまざまな方法を学習します。

学習する内容

このチュートリアルでは、前のチュートリアル「基本レポートの作成」で作成したレポートにパラメータを追加します。まず、開始日と終了日に基づいてデータセット内のデータを制限する 2 つのクエリパラメータを追加し、データソースから取得したデータにフィルタを適用するレポートパラメータを作成します。

次に、単一値パラメータに設定できる値の一覧をレポートユーザーに示すため、有効値の一覧を追加します。さらに、複数値パラメータに設定できる値の一覧をレポートユーザーに示すため、有効値の一覧を追加します。複数値をとるパラメータについては、式による処理も行います。

さらに、パラメータを使用して、データをレポート内に表示するかどうかを制御します。ブール型パラメータを追加してパラメータ値に基づく条件式を Hidden プロパティに設定し、テーブル列や詳細行を非表示にできるようにします。

また、パラメータを使用して、ドリルスルーレポート、リンクレポート、サブレポートへのアクセスも行います。最後のレッスンでは、メインレポートからドリルスルーレポートにパラメータを渡し、テキストリンクの色を制御する内部パラメータを定義します。

高度なパラメータ機能の詳細については、「チュートリアル : パラメータを使用した高度な機能」を参照してください。

必要条件

このチュートリアルを使用するには、システムに次のコンポーネントがインストールされている必要があります。

Microsoft SQL Server 2005 Reporting Services と AdventureWorks サンプルレポート

メモ :
サンプルはセットアップ中に自動的にインストールされませんが、必要なときいつでもインストールできます。サンプルのインストールの詳細については、「サンプルのインストール」を参照してください。

メモ :
このチュートリアルを完了するには、Reporting Services をネイティブモードで実行している必要があります。Reporting Services を SharePoint 統合モードで実行していると、レポートサーバーの URL を使用するステップを実行できません。Reporting Services のモードの詳細については、「Reporting Services の配置モード」を参照してください。プロジェクトの配置の詳細については、「SharePoint サイトへのレポート、モデル、共有データソースの配置」を参照してください。

このチュートリアルを完了するには、Reporting Services をネイティブモードで実行している必要があります。Reporting Services を SharePoint 統合モードで実行していると、レポートサーバーの URL を使用するステップを実行できません。Reporting Services のモードの詳細については、「Reporting Services の配置モード」を参照してください。プロジェクトの配置の詳細については、「SharePoint サイトへのレポート、モデル、共有データソースの配置」を参照してください。

Microsoft SQL Server 2005 Business Intelligence Development Studio

メモ :
Business Intelligence (BI) Development Studio は、Itanium ベースのコンピュータではサポートされていません。ただし、x64 ベースのコンピュータでは、BI Development Studio を使用できます。SQL Server サンプルデータベースを Itanium ベースのコンピュータに配置した場合は、x86 または x64 ベースのコンピュータの BI Development Studio を使用し、サンプルを修正して実行します。

Business Intelligence (BI) Development Studio は、Itanium ベースのコンピュータではサポートされていません。ただし、x64 ベースのコンピュータでは、BI Development Studio を使用できます。SQL Server サンプルデータベースを Itanium ベースのコンピュータに配置した場合は、x86 または x64 ベースのコンピュータの BI Development Studio を使用し、サンプルを修正して実行します。