SQL Server 2005 データベース エンジンの非推奨機能

更新 : 2006 年 12 月 12 日

非推奨機能には、SQL Server の次のバージョンでサポートされない機能、および SQL Server の今後のバージョンでサポートされない機能が含まれています。

SQL Server の次のバージョンでサポートされない機能

これらのデータベース エンジン機能は、SQL Server の次のバージョンではサポートされません。可能な場合は、これらの機能を置換アイテムで時間が許す限り置き換えることをお勧めします。

カテゴリ 非推奨機能 置換

バックアップと復元

DUMP ステートメント

BACKUP

バックアップと復元

LOAD ステートメント

RESTORE

バックアップと復元

BACKUP LOG WITH NO_LOG

なし。

データベースに単純復旧モデルが使用されている場合は、トランザクション ログが自動的に切り捨てられます。ログ バックアップ チェーンをデータベースから削除する必要がある場合は、単純復旧モデルに切り替えてください。

バックアップと復元

BACKUP LOG WITH TRUNCATE_ONLY

なし。

データベースに単純復旧モデルが使用されている場合は、トランザクション ログが自動的に切り捨てられます。ログ バックアップ チェーンをデータベースから削除する必要がある場合は、単純復旧モデルに切り替えてください。

バックアップと復元

BACKUP TRANSACTION

BACKUP LOG

バックアップと復元

BACKUP { DATABASE | LOG } WITH PASSWORD

なし。

バックアップと復元

BACKUP { DATABASE | LOG } WITH MEDIAPASSWORD

なし。

バックアップと復元

RESTORE { DATABASE | LOG } … WITH DBO_ONLY

RESTORE { DATABASE | LOG } … … WITH RESTRICTED_USER

バックアップと復元

RESTORE { DATABASE | LOG } WITH PASSWORD

なし。

バックアップと復元

RESTORE { DATABASE | LOG } WITH MEDIAPASSWORD

なし。

互換性レベル

互換性レベル 60 および 65

なし。

互換性レベル

互換性レベル 70

なし。

DBCC

DBCC CONCURRENCYVIOLATION

なし。

拡張ストアド プロシージャのプログラミング

srv_getuserdata

srv_setuserdata

CLR 統合を代わりに使用します。

フルテキスト検索

sp_fulltext_service アクションの値 clean_upconnect_timeout、および data_timeout が 0 を返します。

なし。

インスタンスのオプション

SET REMOTE_PROC_TRANSACTIONS

sp_configure'remote proc trans'

リンク サーバーと分散クエリを使用します。

sp_addlinkedserver

リモート サーバー

リモート サーバーの使用。

sp_addserver を使用して、リモート サーバーを作成します。

リンク サーバーの使用。

sp_addlinkedserver を使用して、リンク サーバーを作成します。

セキュリティ

sp_addalias

sp_dropalias

sp_addgroup

sp_changegroup

sp_dropgroup

sp_helpgroup

ロールによって置き換えます。

セキュリティ

SETUSER

EXECUTE AS

システム テーブル

syssegments

なし。

SQL Server の今後のバージョンでサポートされない機能

これらのデータベース エンジン機能は SQL Server の次のバージョンではサポートされますが、その後のバージョンでは削除されます。SQL Server のどのバージョンであるかは決定していません。

カテゴリ

非推奨機能

置換

バックアップと復元

sp_helpdevice

sys.backup_devices

照合順序

ヒンディー語

Lithuanian_Classic

SQL_AltDiction_CP1253_CS_AS

なし。

これらの照合順序は Microsoft SQL Server 2005 に存在しますが、fn_helpcollations には表示されません。

互換性レベル

互換性レベル 80

なし。

互換性レベルの詳細については、「sp_dbcmptlevel (Transact-SQL)」を参照してください。

データ型

sp_addtype

CREATE TYPE

データ型

rowversion データ型の timestamp 構文

rowversion データ型の構文

データベース管理

sp_attach_db

sp_attach_single_file_db

CREATE DATABASE ステートメントと FOR ATTACH オプションを使用して複数のログ ファイルを再構築し、1 つ以上のファイルが新しい場所を持つ場合は、FOR ATTACH_REBUILD_LOG オプションを使用します。

データベース オブジェクト

CREATE DEFAULT

DROP DEFAULT

sp_bindefault

sp_unbindefault

CREATE TABLE または ALTER TABLE の DEFAULT キーワードを使用します。

データベース オブジェクト

CREATE RULE

DROP RULE

sp_bindrule

sp_unbindrule

CREATE TABLE または ALTER TABLE の CHECK キーワードを使用します。

データベース オブジェクト

sp_renamedb

ALTER DATABASE の MODIFY NAME を使用します。

データベース オブジェクト

トリガから機能セットを返す機能

なし。

データベース オプション

sp_dboption'concat null yields null'

なし。

データベース オプション

sp_dboption

sp_resetstatus

ALTER DATABASE SET { ONLINE | EMERGENCY }

データベース オプション

ALTER DATABASE の TORN_PAGE_DETECTION オプション

ALTER DATABASE の PAGE_VERIFY TORN_PAGE DETECTION オプション

DBCC

DBCC DBREINDEX

ALTER INDEX の REBUILD オプション

DBCC

DBCC INDEXDEFRAG

ALTER INDEX の REORGANIZE オプション

DBCC

DBCC SHOWCONTIG

sys.dm_db_index_physical_stats

拡張プロパティ

Level0type = 'type' および Level0type = 'USER' を使用して、拡張プロパティをレベル 1 型またはレベル 2 型のオブジェクトに追加します。

Level0type = 'USER' は、拡張プロパティをユーザーまたはロールに直接追加する場合のみ使用します。

Level0type = 'SCHEMA' を使用して、拡張プロパティを TABLE や VIEW のようなレベル 1 型に、または COLUMN や TRIGGER のようなレベル 2 型に追加します。詳細については、「sp_addextendedproperty (Transact-SQL)」を参照してください。

拡張ストアド プロシージャのプログラミング

srv_alloc

srv_convert

srv_describe

srv_getbindtoken

srv_got_attention

srv_message_handler

srv_paramdata

srv_paraminfo

srv_paramlen

srv_parammaxlen

srv_paramname

srv_paramnumber

srv_paramset

srv_paramsetoutput

srv_paramtype

srv_pfield

srv_pfieldex

srv_rpcdb

srv_rpcname

srv_rpcnumber

srv_rpcoptions

srv_rpcowner

srv_rpcparams

srv_senddone

srv_sendmsg

srv_sendrow

srv_setcoldata

srv_setcollen

srv_setutype

srv_willconvert

srv_wsendmsg

CLR 統合を代わりに使用します。

拡張ストアド プロシージャのプログラミング

sp_addextendedproc

sp_dropextendedproc

sp_helpextendedproc

CLR 統合を代わりに使用します。

拡張ストアド プロシージャ

xp_LoginConfig

SERVERPROPERTY の IsIntegratedSecurityOnly 引数

フルテキスト検索

sp_fulltext_catalog

CREATE/ALTER/DROP FULLTEXT CATALOG

フルテキスト検索

sp_fulltext_table

sp_fulltext_column

sp_fulltext_database

CREATE/ALTER/DROP FULLTEXT INDEX

ALTER FULLTEXT INDEX

フルテキスト検索

sp_help_fulltext_tables[_cursor]

sp_help_fulltext_columns[_cursor]

sp_help_fulltext_catalogs[_cursor]

sys.fulltext_indexes

sys.fulltext_index_columns

sys.fulltext_catalogs

関数

fn_get_sql

sys.dm_exec_sql_text

インデックス オプション

sp_indexoption

fillfactor = 0

ALTER INDEX

fillfactor = 100

インデックス オプション

CREATE INDEX <index_option>::= syntax

CREATE INDEX <relational_index_option>::= syntax

インスタンスのオプション

disallow results from triggers オプションが 0 の既定の設定

disallow results from triggers オプションが 1 の既定の設定

ロック

sp_lock

sys.syslock_information

ロック

syslockinfo

sys.syslock_information

メタデータ

DATABASEPROPERTY

FILE_ID

INDEXKEY_PROPERTY

DATABASEPROPERTYEX

FILE_IDEX

sys.index_columns

その他

DB-Library

Embedded SQL for C

SQL Server 2005 データベース エンジンでは、DB-Library および Embedded SQL API を使用した既存アプリケーションからの接続が引き続きサポートされますが、これらの API を使用するアプリケーションでのプログラミング作業に必要なファイルやドキュメントは含まれません。SQL Server データベース エンジンの今後バージョンでは、DB-Library アプリケーションや Embedded SQL アプリケーションからの接続はサポートされなくなります。新しいアプリケーションの開発には DB-Library や Embedded SQL を使用しないでください。DB-Library や Embedded SQL への依存関係は、既存アプリケーションを変更するときに削除してください。これらの API の代わりに、SQLClient 名前空間または OLE DB や ODBC などの API を使用します。SQL Server 2005 には、これらのアプリケーションの実行に必要な DB-Library DLL が含まれていません。DB-Library アプリケーションまたは Embedded SQL アプリケーションを実行するには、SQL Server version 6.5、SQL Server 7.0、または SQL Server 2000 から DB-Library DLL を入手する必要があります。

クエリ ヒント

FASTFIRSTROW ヒント

OPTION (FAST n)

削除できるデータベース

sp_certify_removable

sp_create_removable

sp_detach_db

削除できるデータベース

sp_dbremove

DROP DATABASE

セキュリティ

sp_addapprole

sp_dropapprole

CREATE APPLICATION ROLE

DROP APPLICATION ROLE

セキュリティ

sp_addlogin

sp_droplogin

CREATE LOGIN

DROP LOGIN

セキュリティ

sp_adduser

sp_dropuser

CREATE USER

DROP USER

セキュリティ

sp_grantdbaccess

sp_revokedbaccess

CREATE USER

DROP USER

セキュリティ

sp_addrole

sp_droprole

CREATE ROLE

DROP ROLE

セキュリティ

sp_approlepassword

sp_password

ALTER APPLICATION ROLE

ALTER LOGIN

セキュリティ

sp_changeobjectowner

ALTER SCHEMA または ALTER AUTHORIZATION

セキュリティ

sp_defaultdb

sp_defaultlanguage

ALTER LOGIN

セキュリティ

sp_denylogin

sp_grantlogin

sp_revokelogin

ALTER LOGIN DISABLE

CREATE LOGIN

DROP LOGIN

セキュリティ

USER_ID

FILE_ID

DATABASE_PRINCIPAL_ID

FILE_IDEX

セキュリティ

sp_srvrolepermission

sp_dbfixedrolepermission

これらのストアド プロシージャは、SQL Server 2000 で正しかった情報を返します。出力には、SQL Server 2005 に実装された権限階層への変更が反映されません。詳細については、SQL Server 2005 Books Online の「固定データベース ロールの権限」を参照してください。

SET オプション

SET ANSI_NULLS

SET ANSI_PADDING

SET CONCAT_NULL_YIELDS_NULL

なし。

SET オプション

SET OFFSETS

なし。

SET オプション

INSERT、UPDATE、および DELETE ステートメントの SET ROWCOUNT

TOP キーワード

システム テーブル

sysaltfiles

syscacheobjects

syscolumns

syscomments

sysconfigures

sysconstraints

syscurconfigs

sysdatabases

sysdepends

sysdevices

sysfilegroups

sysfiles

sysforeignkeys

sysfulltextcatalogs

sysindexes

sysindexkeys

syslockinfo

syslogins

sysmembers

sysmessages

sysobjects

sysoledbusers

sysopentapes

sysperfinfo

syspermissions

sysprocesses

sysprotects

sysreferences

sysremotelogins

sysservers

systypes

sysusers

互換性ビュー。詳細については、「互換性ビュー (Transact-SQL)」を参照してください。

ms143729.note(ja-jp,SQL.90).gif重要 :

互換性ビューには、SQL Server 2005 で導入された機能に対してメタデータが表示されません。カタログ ビューを使用するようにアプリケーションをアップグレードすることをお勧めします。詳細については、「カタログ ビュー (Transact-SQL)」を参照してください。

テーブル ヒント

UPDATE または DELETE のステートメントのターゲット テーブルに適用される場合は、ステートメントの FROM 句に NOLOCK または READUNCOMMITTED を指定します。

FROM 句から NOLOCK または READUNCOMMITTED のテーブル ヒントを削除します。

テキスト ポインタ

READTEXT、WRITETEXT、UPDATETEXT

なし。

テキスト ポインタ

'text in row' テーブル オプション

varchar(max)nvarchar(max)、および varbinary(max) のデータ型を使用します。詳細については、「sp_tableoption (Transact-SQL)」を参照してください。

テキスト ポインタ

TEXT、NTEXT、および IMAGE のデータ型

varchar(max)nvarchar(max)、および varbinary(max) のデータ型を使用します。

テキスト ポインタ

TEXTPTR()、TEXTVALID()

なし。

Transact-SQL

:: 関数呼び出しの手順

SELECT column_list FROM sys.fn_function_name() に置き換えます。

Transact-SQL

3 つおよび 4 つの部分で構成された SELECT リストの列参照

2 つの部分で構成される名前が標準に準拠した動作です。

Transact-SQL

SELECT リストの式に対して、列の別名として使用される、引用符で囲まれた文字列:

'string_alias' = expression

expression [AS] column_alias 

expression [AS] [column_alias]

expression [AS] "column_alias"

expression [AS] 'column_alias'

column_alias = expression

Transact-SQL

ストアド プロシージャ番号

sys.numbered_procedures

sys.numbered_procedure_parameters

なし。

Transact-SQL

DROP INDEX の table_name.index_name 構文

DROP INDEX の index_name ON table_name 構文

Transact-SQL

UPDATE table1, table2, ...SET 構文

UPDATE ターゲットへの複数のテーブルの指定は、標準的ではなく、あいまいになります。

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 12 月 12 日

変更内容 :
  • SQL Server の今後のバージョンではサポートされない機能の表から、syslanguages および syscharsets を削除しました。

2006 年 7 月 17 日

新しい内容 :
  • 次のバージョンの SQL Server でサポートされない機能の表に、syssegments を追加しました。