CollationName 要素 (ADF)

データベースの照合順序を指定します。照合順序とは、データベースがサポートする言語と、クエリの結果セットが返されるときの並べ替え順序を規定するものです。

構文

<Database>
    ...
    <CollationName>

要素の特性

特性 説明

データ型

string。長さは 1 ~ 255 文字の範囲です。

既定値

Microsoft SQL Server インスタンスの既定の照合順序。

個数

Database 要素につき 1 個 (省略可)。

更新

アプリケーション更新時の追加、削除、および変更はできません。

要素の関係

関係 要素

親要素

Database 要素 (ADF)

子要素

なし。

解説

CollationName 要素は、アプリケーション データベースの文字セットと並べ替え順序を定義します。CollationName には、SQL Server nvarchar データ型に準拠した値を指定する必要があります。また、この値は、Windows または SQL Server の有効な照合順序でなければなりません。

CollationName 値を指定しなかった場合は、アプリケーション データベースの照合順序は、そのデータベースをホストしているデータベース エンジン インスタンスの既定の照合順序と同じになります。

ms145356.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
照合順序の値を指定しない場合は、CollationName 要素を除外する必要があります。

SQL Server Notification Services インスタンスのすべてのアプリケーション データベースの CollationName 値は、インスタンス データベースの照合順序と一致している必要があります。

照合順序の詳細については、「COLLATE (Transact-SQL)」を参照してください。

使用例

次の例は、SQL Server の照合順序に設定された CollationName 要素を示しています。この照合順序では、Latin1 一般辞書の並べ替え規則、コード ページ 437 (英語 (U.S.))、およびバイナリ並べ替え順が使用されます。

<CollationName>SQL_Latin1_General_Cp437_BIN</CollationName>

次の例では、CollationName 要素が、Latin1 一般辞書の並べ替え規則および Windows コード ページ 1252 に設定されています。この照合順序では大文字と小文字は区別されず、アクセントは区別されます。

<CollationName>Latin_General_CI_AS</CollationName>

参照

関連項目

アプリケーション定義ファイルのリファレンス

その他の技術情報

COLLATE (Transact-SQL)
アプリケーション データベースの定義

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手