SqlUser 要素 (ADF)

条件アクションを実行するためのデータベース ユーザー名を指定します。

構文

<ConditionAction>
    ...
    <SqlUser>

要素の特性

特性 説明

データ型

string

既定値

なし。

個数

ConditionAction 要素につき 1 個 (必須)。

更新

この要素は、アプリケーションの更新時に変更できます。ただし、追加と削除はできません。親の ConditionAction 要素の追加と削除は可能です。

要素の関係

関係 要素

親要素

ConditionAction 要素 (ADF)

子要素

なし。

解説

すべての条件アクションは、その条件アクションに対して指定したデータベース ユーザーのコンテキストで実行されます。権限の低いユーザーを使用すると、第三者によりサブスクリプション管理インターフェイスが侵害され、他のテーブルにアクセスしたり、他の動作を実行しようとする条件が挿入されても、セキュリティの脅威を最小限に抑えることができます。

SqlUser 要素にデータベース ユーザーを指定します。Notification Services は、ユーザー アカウントを作成します。アプリケーションを作成する前にこのユーザー アカウントが存在することはありません。

データベース ユーザー、および SqlLogin 要素で指定された関連する Microsoft SQL Server ログインが、そのデータベースでの制限付き権限を持っていることを確認してください。また、アプリケーションの展開中はそのユーザーおよび関連する SqlLogin がサーバーやドメインから削除されないようにしてください。削除されると、アプリケーション エラーが発生します。

Notification Services は Notification Services オブジェクトに対して必要な権限を与えますが、入力テーブルやビュー、また、条件アクションで使用されるユーザー定義関数に対しては権限を許可しません。これらの権限は、アプリケーションの展開時に許可する必要があります。権限の許可の詳細については、「条件アクションの定義」を参照してください。

使用例

次の例は、条件アクションを定義する方法を示しています。Transact-SQL 式のクエリは、MyAppSchema.WeatherEventRule ビューのデータを選択します。このビューは、サブスクリプション クラスのデータと MyAppSchema.WeatherEvents イベント ビューのデータを含みます。

<ConditionAction>
    <SqlLogin>[MyLowPrivLogin]</SqlLogin>
    <SqlUser>[MyLowPrivUser]</SqlUser>
    <InputName>WeatherEvents</InputName>
    <InputSchema>MyAppSchema</InputSchema>
    <SqlExpression>
        INSERT INTO MyAppSchema.WeatherNotifications(SubscriberId, 
        DeviceName, SubscriberLocale, City, Forecast) 
        SELECT [Subscription.SubscriberId], [Subscription.DeviceName], 
            [Subscription.SubscriberLocale], [Input.City], 
            [Input.Forecast])
        FROM MyAppSchema.WeatherEventRule;
    </SqlExpression>
</ConditionAction>

参照

関連項目

SqlLogin 要素 (ADF)
アプリケーション定義ファイルのリファレンス

概念

インスタンス構成ファイルのリファレンス

その他の技術情報

条件アクションの定義
サブスクリプション ルールの定義

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手