全般プロパティ

Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS) では、次の表に示すサーバー プロパティがサポートされています。Analysis Services のインスタンスに関してこれらのプロパティを表示または変更するには、SQL Server Management Studio で Analysis Services インスタンスを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

不特定カテゴリ

  • AdminTimeout
    管理者のタイムアウトを秒単位で定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。これは詳細プロパティなので、Microsoft サポートの指示がない限り、変更しないでください。

    このプロパティの既定値は 0 であり、タイムアウトがないことを示します。

  • AllowedBrowsingFolders
    ログ、バックアップ、その他のオブジェクトを作成できるサーバー上のフォルダの名前を定義する文字列プロパティです。コンマ区切りの一覧の形式で指定します。
  • BackupDir
    Backup コマンドでパスが指定されていない場合に、既定によりバックアップ ファイルが作成されるディレクトリの名前を指定する文字列プロパティです。
  • CommitTimeout
    保留中のコミット操作がタイムアウトになるまでの時間をミリ秒単位で定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。

    このプロパティの既定値は 0 であり、サーバーでコミット操作がタイムアウトにならないことを示します。

  • CoordinatorBuildMaxThreads
    パーティション インデックスの作成に割り当てられるスレッドの最大数を定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。パーティション インデックスの作成時間を短縮するには、この値を大きくしてください。ただし、メモリの使用量は増えます。
  • CoordinatorCancelCount
    キャンセル イベントが発生したかどうかを内部反復カウントに基づいてサーバーがチェックする頻度を定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。キャンセルのチェック頻度を多くするには、この値を小さくしてください。ただし、全体的なパフォーマンスは低下します。
  • CoordinatorExecutionMode
    処理操作やクエリ操作など、サーバーによって試行される並列操作の最大数を定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。0 を指定すると、サーバーの内部アルゴリズムに基づいて決定されます。正の数値は、操作の最大総数を示します。負の数値 (反対の符号) は、プロセッサあたりの操作の最大数を示します。

    このプロパティの既定値は -4 であり、サーバーのプロセッサあたりの並列操作が 4 に制限されることを示します。

  • CoordinatorQueryMaxThreads
    クエリ解決時のパーティション セグメントあたりの最大スレッド数を定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。同時ユーザーの数が少なくなるほど大きい値を設定できますが、値を大きくするとメモリの使用量が増えます。逆に、同時ユーザーが多い場合は、この値を小さくする必要があります。
  • CoordinatorShutdownMode
    コーディネータのシャットダウン モードを定義するブール型プロパティです。これは詳細プロパティなので、Microsoft サポートの指示がない限り、変更しないでください。
  • DataDir
    データを保存するディレクトリの名前を指定する文字列プロパティです。
  • EnableFast1033Locale
    詳細プロパティです。Microsoft サポートの指示がない限り、変更しないでください。
  • ExternalCommandTimeout
    リレーショナル データ ソースや外部 Analysis Services サーバーなど、外部サーバーに対して発行されたコマンドのタイムアウトを秒単位で定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。

    このプロパティの既定値は 3600 (秒) です。

  • ExternalConnectionTimeout
    リレーショナル データ ソースや外部 Analysis Services サーバーなど、外部サーバーへの接続確立のタイムアウトを秒単位で定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。

    このプロパティの既定値は 60 (秒) です。

  • ForceCommitTimeout
    処理中のクエリなど、現在のコマンドに先行するその他のコマンドがコミットによってキャンセルされるまでのタイムアウトをミリ秒単位で定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。

    このプロパティの既定値は 0 であり、現在のコマンドがタイムアウトになった場合に、他のコマンドはタイムアウトにならないことを示します。

  • IdleConnectionTimeout
    アイドル状態の接続のタイムアウトを秒単位で定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。

    このプロパティの既定値は 0 であり、アイドル状態の接続がタイムアウトにならないことを示します。

  • IdleOrphanSessionTimeout
    孤立したセッションをサーバー メモリに保持しておく時間を秒単位で定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。
  • InstanceVisible
    インスタンス要求を検出するためにサーバー インスタンスを表示するかどうかを指定するブール型プロパティです。
  • Language
    エラー メッセージや数値書式などの言語を定義する文字列プロパティです。このプロパティは CollationName プロパティに優先します。

    このプロパティの既定値は空白であり、CollationName プロパティによって言語が定義されることを示します。

  • LogDir
    サーバー ログを保存するディレクトリの名前を指定する文字列プロパティです。このプロパティは、データベース テーブル (既定の動作) ではなく、ディスク ファイルがログ記録に使用される場合にのみ適用されます。
  • MaxIdleSessionTimeout
    アイドル状態のセッションの最大タイムアウトを秒単位で定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。
  • MinIdleSessionTimeout
    アイドル状態のセッションがタイムアウトになるまでの最短時間を秒単位で定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。この時間を経過すると、メモリが必要な場合に限り、アイドル状態のセッションがサーバーによって終了されます。
  • Port
    サーバーがクライアント接続をリッスンするポート番号を定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。このプロパティを設定しない場合、サーバーは最初の未使用ポートを動的に検出します。

    このプロパティの既定値は 0 であり、ポート 2383 が既定により使用されます。

  • ServerTimeout
    クエリのタイムアウトを秒単位で定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。
  • TempDir
    処理、復元、その他の操作に使用する一時ファイルを定義するためのディレクトリの名前を指定する文字列プロパティです。

    このプロパティの既定値は、セットアップによって指定されます。このプロパティを指定しない場合、既定値は Data ディレクトリです。

要求の優先順位付けカテゴリ

  • Enabled
    詳細プロパティです。Microsoft サポートの指示がない限り、変更しないでください。
  • StatisticsStoreSize
    詳細プロパティです。Microsoft サポートの指示がない限り、変更しないでください。

参照

関連項目

Analysis Services の構成プロパティ

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手