データの一括インポート時の並べ替え順の制御

既定の一括インポート操作では、データ ファイルが順序付けられていないと想定されます。テーブルにクラスタ化インデックスが含まれている場合、bcp コマンドと BULK INSERT ステートメント (Transact-SQL) を使用すると、一括インポート操作時にデータ ファイル内のデータをどのように並べ替えるかを指定できます。データ ファイルのデータをテーブルと同じ順序に並べ替える場合は、この指定を省略できます。テーブルと同じ並べ替え順を指定すると、一括インポート操作の速度を上げることができます。

ms177468.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
INSERT ...SELECT * FROM OPENROWSET(BULK...) は ORDER ヒントを取りません。

コマンド修飾子

次の表は、一括インポート操作の並べ替え順を指定するためのコマンド修飾子の一覧です。

コマンド 修飾子 修飾子の種類

bcp

-h"ORDER(column [ASC

DESC] [,...n] )"

ヒント

BULK INSERT

ORDER ( { column [ ASC

DESC ] } [ ,...n ] ) ]

引数

ベスト プラクティス   テーブル内のデータの順序は、クラスタ化インデックスによって決定されます。テーブルにクラスタ化インデックスがある場合に一括インポートのパフォーマンスを向上させるには、ORDER ヒントまたは ORDER 句で指定されている列が、クラスタ化インデックス内の列と一致し、同じ順序になっている必要があります。

参照

概念

一括インポートのパフォーマンスの最適化

その他の技術情報

bcp ユーティリティ
BULK INSERT (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手