LEFT (Transact-SQL)

文字列の左端から指定された数の文字を返します。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

LEFT ( character_expression , integer_expression )

引数

character_expression

文字またはバイナリ データのを指定します。character_expression には、定数、変数、または列のいずれかを指定できます。character_expression には、text または ntext 以外の任意のデータ型を使用できます。ただし、varchar または nvarchar に暗黙的に変換できるデータ型でなければなりません。それ以外は、CAST 関数を使用して、明示的に character_expression を変換します。

integer_expression

character_expression から返される文字数を正の整数で指定します。integer_expression に負の値を指定した場合は、エラーが返されます。integer_expression には、bigint 型の値を指定できます。

戻り値の型

varchar または nvarchar

解説

互換性レベルは、戻り値に影響します。互換性レベルの詳細については、「sp_dbcmptlevel (Transact-SQL)」を参照してください。

A. 列を指定した LEFT を使用する

次の例では、各製品名の左端の 5 文字を返します。

USE AdventureWorks;
GO
SELECT LEFT(Name, 5) 
FROM Production.Product
ORDER BY ProductID;
GO

B. 文字列を指定した LEFT を使用する

次の例では、LEFT を使用して abcdefg という文字列の左端の 2 文字を返します。

SELECT LEFT('abcdefg',2)
GO

以下に結果セットを示します。 

-- 
ab 

(1 row(s) affected)

参照

関連項目

データ型 (Transact-SQL)
文字列関数 (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手