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sp_enableagentoffload (Transact-SQL)

@job_id パラメータで識別されるレプリケーション プッシュ エージェントの、リモート エージェントのアクティブ化を有効にします。このストアド プロシージャは、現在リモート エージェント サーバーであるコンピュータ上で実行されます。このストアド プロシージャは、パブリッシャ側でパブリケーション データベースについて実行されます。

ms186246.note(ja-jp,SQL.90).gif重要 :
Microsoft SQL Server 2005 以降を実行するディストリビュータに対するリモート エージェントのアクティブ化のサポートは中止されました。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

sp_enableagentoffload [ @job_id = ] job_id
    [ , [ @offloadserver = ] 'remote_agent_server_name' ]
    [ , [ @agent_type = ] 'agent_type' ]

引数

  • [ @job_id =] 'job_id'
    リモートからのアクティブ化を有効にする、レプリケーション エージェントの SQL Server エージェント ジョブ識別子を指定します。job_id のデータ型は varbinary(16) で、既定値はありません。
  • [ @offloadserver=] 'remote_agent_server_name'
    リモート エージェントの起動に使用できるサーバーのネットワーク名を指定します。remote_agent_server_name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。NULL の場合は、MSDistribution_agents テーブル内の現在の offload_server が使用されます。
  • [ @agent_type=] 'agent_type'
    エージェントのタイプを指定します。agent_type のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。既定値を指定した場合は、エージェントのタイプ (ディストリビューションまたはマージ) がシステムによって判別されます。有効な値は distributionmerge、または NULL です。

解説

sp_enableagentoffload は、別のサーバーでディストリビューション エージェントまたはマージ エージェントの処理を実行できる機能を有効にするときに使用します。

sp_enableagentoffload が正常終了すると、レプリケーション エージェントのコマンド ラインに**–Offloadoffloadserver パラメータが付加されるか、–Offload**offloadserver パラメータが既にコマンド ラインに存在する場合には、新しい 'remote_agent_server_name' により更新されます。

また、MSdistribution_agents (Transact-SQL) 内のエージェントに対する offload_enabled フィールドが 1 に設定され、'remote_agent_server_name' に新しい値が指定されていれば、これにより offload-server フィールドが更新されます。

権限

sp_enableagentoffload を実行できるのは、固定サーバー ロール sysadmin または固定データベース ロール db_owner のメンバ、あるいは指定エージェントのサブスクリプションの所有者だけです。

戻り値

成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。

参照

関連項目

システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手