ビューからのデータの一括エクスポートとビューへのデータの一括インポート

通常、テーブル ビューにデータを一括インポートしたり、テーブル ビューからデータを一括エクスポートしたりすることができます。これらの操作には、複数の結合テーブルからのデータのエクスポート、WHERE 句の追加、または CONVERT 関数によるデータ形式の変更などの特別な形式設定を含めることができます。

パーティション ビューへの一括インポートは、BULK INSERT ステートメントや INSERT ...SELECT * FROM OPENROWSET(BULK...) ステートメントではサポートされないので、パーティション ビューにデータを一括インポートしようとすると失敗します。

ビューへのデータの挿入に関するルールは、ビューへのデータの一括インポートにも当てはまります。

ms187086.note(ja-jp,SQL.90).gif重要 :
データをビューに一括インポートする場合、既定値の処理方法はコマンドによって異なります。詳細については、「一括インポート中の NULL の保持または既定値の使用」を参照してください。

次の例では、AdventureWorks サンプル データベースの HumanResources.DepartmentView テーブルのビューを使用しています。Microsoft SQL Server Management Studio クエリ エディタなどのクエリ ツールで、以下を実行します。

CREATE VIEW DepartmentView AS 
    SELECT DepartmentID, Name, GroupName 
    FROM HumanResources.Department;
GO

次のコマンドにより、DepartmentView ビューから DepartmentView.txt データ ファイルにデータが一括エクスポートされます。Microsoft Windows コマンド プロンプトで、次のように入力します。

bcp AdventureWorks..DepartmentView out DepartmentView.txt -c -T

このサンプル ビューを削除するには、次の Transact-SQL ステートメントを実行します。

DROP VIEW DepartmentView;
GO
ms187086.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
BULK INSERT コマンドでのビューの使用例については、「フォーマット ファイルを使用したテーブル列のスキップ」を参照してください。

参照

概念

ビューを使用したデータ変更
データの一括インポートとエクスポートのシナリオ

その他の技術情報

bcp ユーティリティ
BULK INSERT (Transact-SQL)
OPENROWSET (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手