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sp_column_privileges_ex (Transact-SQL)

  • [アーティクル]

指定されたリンク サーバー上の指定されたテーブルの列権限を返します。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

sp_column_privileges_ex [ @table_server = ] 'table_server' 
     [ , [ @table_name = ] 'table_name' ] 
     [ , [ @table_schema = ] 'table_schema' ] 
     [ , [ @table_catalog = ] 'table_catalog' ] 
     [ , [ @column_name = ] 'column_name' ]

引数

[ @table_server = ] 'table_server'

情報を返すリンク サーバーの名前です。table_server は sysname であり、既定値はありません。

[ @table_name = ] 'table_name'

指定した列が含まれるテーブルの名前です。table_name は sysname であり、既定値は NULL です。

[ @table_schema = ] 'table_schema'

テーブル スキーマです。table_schema は sysname であり、既定値は NULL です。

[ @table_catalog = ] 'table_catalog'

指定した table_name が存在するデータベースの名前です。table_catalog は sysname であり、既定値は NULL です。

[ @column_name = ] 'column_name'

特権情報を提供する列の名前です。column_name は sysname であり、既定値は NULL です (すべて共通)。

結果セット

次の表は結果セットの列を示しています。返される結果は、TABLE_QUALIFIER、TABLE_OWNER、TABLE_NAME、COLUMN_NAME、PRIVILEGE の順序に従って並べ替えられます。

列名 データ型 説明

TABLE_CAT

sysname

テーブル修飾子の名前です。さまざまな DBMS 製品において、テーブル名には 3 つの要素から成る名前 (qualifier.owner.name) がサポートされています。SQL Server 2005 では、この列はデータベース名を表します。製品によっては、そのテーブルのデータベース環境のサーバー名を表しています。このフィールドは NULL の場合もあります。

TABLE_SCHEM

sysname

テーブル所有者の名前です。SQL Server では、この列は、そのテーブルを作成したデータベース ユーザーの名前を表します。このフィールドは常に値を返します。

TABLE_NAME

sysname

テーブル名です。このフィールドは常に値を返します。

COLUMN_NAME

sysname

返される TABLE_NAME の各列の列名です。このフィールドは常に値を返します。

GRANTOR

sysname

COLUMN_NAME に対する権限を GRANTEE に与えたデータベース ユーザー名です。SQL Server では、この列は常に TABLE_OWNER と同じです。このフィールドは常に値を返します。

GRANTOR 列は、データベース所有者 (TABLE_OWNER) か、または GRANT ステートメントで WITH GRANT OPTION 句を使用して、データベース所有者が権限を許可したユーザーのいずれかです。

GRANTEE

sysname

COLUMN_NAME に対する権限を GRANTOR により与えられたデータベース ユーザー名です。このフィールドは常に値を返します。

PRIVILEGE

varchar(32)

有効な列権限のいずれかです。列権限は、次に挙げる値 (または実装が定義されるときにデータ ソースによってサポートされるその他の値) のいずれかになります。

SELECT = GRANTEE は列からデータを取得できます。

INSERT = GRANTEE は、テーブルに新しい行が (GRANTEE によって) 挿入されるときにこの列のデータを設定できます。

UPDATE = GRANTEE は列内の既存のデータを修正できます。

REFERENCES = GRANTEE は、主キー/外部キー関係における外部テーブル内の列を参照できます。主キー/外部キーの関係は、テーブル制約によって定義されます。

IS_GRANTABLE

varchar(3)

GRANTEE が、他のユーザーに権限を与えることが許可されているかどうかを示します。これは "許可の許可" 権限として、しばしば参照されます。YES、NO、NULL のいずれかになります。不明な値 (つまり NULL) は、"許可の許可" 権限が適用されないデータ ソースを示します。

権限

スキーマに対する SELECT 権限が必要です。

例

次の例では、Seattle1 リンク サーバーにある AdventureWorks データベースの HumanResources.Department テーブルの列特権情報を返します。

EXEC sp_column_privileges_ex @table_server = 'Seattle1', 
   @table_name = 'Department', 
   @table_schema = 'HumanResources',
   @table_catalog ='AdventureWorks'

参照

関連項目

sp_table_privileges_ex (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手