sp_monitor (Transact-SQL)
Microsoft SQL Server に関する統計情報を表示します。
.gif "トピック リンク アイコン")
構文
sp_monitor
結果セット
| 列名 | 説明 |
|---|---|
last_run |
sp_monitor を前回実行した時刻 |
current_run |
sp_monitor を今回実行した時刻 |
seconds |
sp_monitor 実行後の経過時間 |
cpu_busy |
サーバー コンピュータの CPU が SQL Server の作業に費やした秒数 |
io_busy |
SQL Server が入出力操作に費やした秒数 |
idle |
SQL Server がアイドル状態だった秒数 |
packets_received |
SQL Server が読み取った入力パケット数 |
packets_sent |
SQL Server が書き込んだ出力パケット数 |
packet_errors |
SQL Server のパケット読み書き中に発生したエラー数 |
total_read |
SQL Server の読み取り回数 |
total_write |
SQL Server の書き込み回数 |
total_errors |
SQL Server の読み書き中に発生したエラー数 |
connections |
SQL Server へのログインまたはログイン試行の回数 |
解説
SQL Server では、いくつかの関数によって処理量が追跡されます。sp_monitor を実行すると、これらの機能により返された現在の値と、このプロシージャを前回実行してからの各グローバル変数の変化が示されます。
統計情報は、列ごとに、number(number)-number% または number(number) の形式で表示されます。最初の number は、SQL Server を再起動してから経過した秒数 (cpu_busy、io_busy、idle の場合)、または合計数 (他の変数の場合) を表します。かっこ内の number は、最後に sp_monitor を実行してからの秒数または合計数を表します。パーセンテージは、sp_monitor を前回実行してからの時間の割合をパーセントで示します。たとえば、レポートで cpu_busy が 4250(215)-68% と示された場合は、SQL Server を最後に起動してから 4,250 秒間、sp_monitor を最後に実行してから 215 秒間、sp_monitor を最後に実行してから総時間の 68% の間、CPU がビジーだったことを表します。
権限
固定サーバー ロール sysadmin のメンバシップが必要です。
戻り値
0 (成功) または 1 (失敗)
例
次の例では、SQL Server のビジー状況に関する情報をレポートします。
USE master
EXEC sp_monitor
以下に結果セットを示します。
last_run |
current_run |
seconds |
1998 年 3 月 29 日午前 11:55 |
1998 年 4 月 4 日午後 2:22 |
561 |
cpu_busy |
io_busy |
idle |
190(0)-0% |
187(0)-0% |
148(556)-99% |
packets_received |
packets_sent |
packet_errors |
16(1) |
20(2) |
0(0) |
total_read |
total_write |
total_errors |
connections |
141(0) |
54920(127) |
0(0) |
4(0) |
参照
関連項目
sp_who (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)