sp_resyncmergesubscription (Transact-SQL)

[アーティクル]
12/16/2008

マージサブスクリプションを、指定の有効な状態に再同期します。これによって、サブスクリプションデータベースを、正常終了した前回の検証時や指定の日時など、特定の時点に強制的に集約または同期できます。この方法でサブスクリプションを再同期する場合、スナップショットは再適用されません。このストアドプロシージャは、スナップショットレプリケーションサブスクリプションまたはトランザクションレプリケーションサブスクリプションでは使用しません。このストアドプロシージャは、パブリッシャ側でパブリケーションデータベースについて実行されるか、サブスクライバ側でサブスクリプションデータベースについて実行されます。

トピックリンクアイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

sp_resyncmergesubscription [ [ @publisher = ] 'publisher' ]
    [ , [ @publisher_db = ] 'publisher_db' ]
        , [ @publication = ] 'publication' 
    [ , [ @subscriber = ] 'subscriber' ]
    [ , [ @subscriber_db = ] 'subscriber_db' ]
    [ , [ @resync_type = ] resync_type ]
    [ , [ @resync_date_str = ] resync_date_string ]

引数

[ @publisher = ] 'publisher'
パブリッシャの名前を指定します。publisher のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。ストアドプロシージャをパブリッシャ側で実行する場合は、NULL の値が有効です。ストアドプロシージャをサブスクライバ側で実行する場合は、パブリッシャを指定する必要があります。

[ @publisher_db = ] 'publisher_db'
パブリケーションデータベースの名前を指定します。publisher_db のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。ストアドプロシージャをパブリケーションデータベースのパブリッシャ側で実行する場合は、NULL の値が有効です。ストアドプロシージャをサブスクライバ側で実行する場合は、パブリッシャを指定する必要があります。

[ @publication = ] 'publication'
パブリケーションの名前を指定します。publication のデータ型は sysname で、既定値はありません。

[ @subscriber = ] 'subscriber'
サブスクライバの名前を指定します。subscriber のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。ストアドプロシージャをサブスクライバ側で実行する場合は、NULL の値が有効です。ストアドプロシージャをパブリッシャ側で実行する場合は、サブスクライバを指定する必要があります。

[ @subscriber_db = ] 'subscriber_db'
サブスクリプションデータベースの名前を指定します。subscription_db のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。ストアドプロシージャをサブスクリプションデータベースのサブスクライバ側で実行する場合は、NULL の値が有効です。ストアドプロシージャをパブリッシャ側で実行する場合は、サブスクライバを指定する必要があります。

[ @resync_type = ] resync_type
再同期の開始時期を定義します。resync_type のデータ型は int で、次のいずれかの値を指定できます。

値	説明
0	初期スナップショットの後から同期を開始。このオプションでは、初期スナップショット以降のすべての変更がサブスクライバに再適用されるので、最もリソースが使用されます。
1	正常終了した前回の検証以降の同期を開始。正常終了した前回の検証以降の、すべての新しい生成結果または完了していない生成結果がサブスクライバに再適用されます。
2	resync_date_str で指定した日付から同期を開始。指定の日付以降の、すべての新しい生成結果または完了していない生成結果がサブスクライバに再適用されます。

[ @resync_date_str=] resync_date_string
再同期を開始する日付を定義します。resync_date_string のデータ型は nvarchar(30) で、既定値は NULL です。このパラメータは、resync_type の値が 2 のときに使用します。指定した日付は、対応する datetime 値に変換されます。

解説

sp_resyncmergesubscription は、マージレプリケーションで使用します。

resync_type パラメータの値が 0 の場合は、初期スナップショット以降のすべての変更が再適用され、多くのリソースが使用されることがあります。しかし多くの場合、全体を再初期化するよりはリソースの使用量が少なくて済みます。たとえば、初期スナップショットが 1 か月前に配信された場合は、過去 1 か月分のデータが再適用されます。初期スナップショットに 1 GB のデータが含まれていた場合、過去 1 か月のデータ変更量が 2 MB であれば、1 GB のスナップショット全体を再適用するよりは変更データを再適用する方が効率的です。

権限

sp_resyncmergesubscription を実行できるのは、sysadmin 固定サーバーロールまたは db_owner 固定データベースロールのメンバだけです。

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引数

解説

権限

戻り値

参照

関連項目

ヘルプおよび情報

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