DEFAULT 定義の作成と変更

DEFAULT 定義は、テーブルを作成するときに、テーブル定義の一部として作成できます。テーブルが既に存在する場合は、DEFAULT 定義を追加できます。テーブル内のそれぞれの列に対し、DEFAULT 定義を 1 つ作成できます。

既存の DEFAULT 定義を変更または削除することもできます。たとえば、値を入力しない場合に列に挿入される値を変更できます。

ms191289.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
DEFAULT 定義を変更するには、最初に既存の DEFAULT 定義を削除してから、新しい定義を使用して再作成する必要があります。

次のデータ型、プロパティ、またはオブジェクトが定義されている列に DEFAULT 定義を作成することはできません。

  • timestamp データ型
  • IDENTITY プロパティまたは ROWGUIDCOL プロパティ
  • 既存の DEFAULT 定義または DEFAULT オブジェクト
    ms191289.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    既定値は、DEFAULT 定義が適用される列のデータ型と互換性がある必要があります。たとえば、int 型の列の既定値は文字列ではなく整数にする必要があります。

テーブルの既存の列に DEFAULT 定義を追加すると、SQL Server 2005 データベース エンジン では既定で、テーブルに追加される新しいデータ行にのみ新しいデフォルトが適用されます。以前の DEFAULT 定義を使用して挿入した既存のデータは、影響を受けません。ただし、既存のテーブルに新しい列を追加するときに、テーブル内の既存の行の新しい列に NULL 値ではなく DEFAULT 定義で指定した既定値を挿入するように、データベース エンジン に指定できます。

DEFAULT 定義を削除すると、新しい行の列に値が挿入されない場合、データベース エンジン により既定値ではなく NULL 値が挿入されます。ただし、テーブル内の既存のデータは変更されません。

テーブルの作成時に列の DEFAULT 定義を作成するには

CREATE TABLE (Transact-SQL)

既存のテーブルの列の DEFAULT 定義を作成または削除するには

ALTER TABLE (Transact-SQL)

列の既定値を指定する方法 (Visual Database Tools)

テーブル列のプロパティ (SQL Server Management Studio)

DEFAULT オブジェクトを削除するには

DROP DEFAULT (Transact-SQL)

DEFAULT 定義に関する情報を入手するには

sys.default_constraints (Transact-SQL)

参照

概念

DEFAULT 定義

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手