次の方法で共有


SharePoint 統合モードにおけるレポート サーバーのイベント

SharePoint Foundation 2010 および SharePoint Server 2010 には、SharePoint サーバー上のアクティビティを監視するための診断ログ機能が用意されています。レポート サーバーを SharePoint 統合モードで実行しており、レポート環境が SharePoint Foundation 2010 または SharePoint Server 2010 と組み合わせて構成されている場合は、いくつかの SharePoint イベントをレポート環境の監視に役立てることができます。これらのイベントは、Windows イベント ログまたはトレース ログ、あるいは、その両方に記録できます。SharePoint 2010 サーバーの全体管理で SharePoint サーバーに対する診断ログを構成する手順については、「診断ログ設定を構成する (Windows SharePoint Services)」を参照してください。

次の表は、イベントのカテゴリの一覧です。Reporting Services 環境を監視する場合の推奨されるレベルも記載されています。イベントをログに記録した場合、各エントリには、イベントが記録された時刻、プロセス名、およびスレッド ID が記録されます。

カテゴリ

レベル

説明

データベース

詳細

データベース アクセスに関連するイベントが記録されます。

全般

詳細

次の項目へのアクセスを伴うイベントが記録されます。

  • Reporting Services の Web ページ

  • レポート ビューアーの HTTP ハンドラー

  • レポート アクセス (.rdl ファイル)

  • データ ソース (.rsds ファイル)

  • SharePoint サイト上の URL (.smdl ファイル)

Office Server 全般

例外

ログオンの失敗が記録されます。

トポロジ

詳細

現在のユーザー情報が記録されます。

Web パーツ

詳細

レポート ビューアー Web パーツへのアクセスを伴うイベントが記録されます。

レポート サーバーの診断カテゴリ

SQL Server 2008 R2 以降のバージョンでは、SharePoint の診断ログ用に Reporting Services 固有のカテゴリがサポートされます。

以下のカテゴリの情報がログに記録されます。製品領域には 'SQL Server Reporting Services' と示されます。

カテゴリ

説明

構成ページ

SharePoint サーバーの全体管理の Reporting Services ページによって行われた呼び出しが記録されます。

HTTP リダイレクター

クライアント アプリケーションによって行われたレポート サーバーの呼び出しが記録されます。

ローカル モード処理

ローカル モードで Reporting Services 処理エンジンによって行われた呼び出しが記録されます。

ローカル モード表示

ローカル モードで Reporting Services 描画エンジンによって行われた呼び出しが記録されます。

SOAP クライアント プロキシ

Reporting Services Web ページまたはレポート ビューアー Web パーツによって行われたレポート サーバーの呼び出しが記録されます。

UI ページ

SharePoint ユーザー インターフェイス内の構成に関連しないページによって行われた呼び出しが記録されます。