PowerPivot for Excel チュートリアルの概要
この Microsoft PowerPivot for Excel のチュートリアルでは、最初の PowerPivot ブックを作成します。
PowerPivot は Microsoft Excel 2010 用のアドインであり、このアドインを使用すると、複数のデータ ソースから 1 つの Excel ブックに何百万行ものデータをインポートし、異種データ間にリレーションシップを作成し、数式を使用して計算列とメジャーを作成し、ピボットテーブルとピボットグラフを作成し、データをさらに詳細に分析することができます。そのため、IT 部門のサポートがなくても、タイムリーに業務上の決断を下せるようになります。
チュートリアルを開始する: PowerPivot ブックへのデータの追加の概要 (チュートリアル)
チュートリアルのシナリオ
このチュートリアルでは、電子製品の国外売上を分析するというシナリオで作業を進めます。すべての例で、架空の企業である Contoso を使用します。
あなたは Contoso Electronics という電機メーカーのアナリストであるとします。長期にわたる売上を調べて、製品、年度、国別に売上を比較します。このチュートリアルでは、PowerPivot を使用して、次の作業を行います。
複数のソースからデータをインポートする。
リンク データを作成する。
異なるソース間にリレーションシップを作成する。
列の名前を変更する。
ピボットテーブルとピボットグラフを作成する。
スライサーを追加する。
作成された Excel スプレッドシートを保存する。
必要条件
次のソフトウェアがインストールされていることを確認してください。
Microsoft PowerPivot for Excel
Microsoft Excel 2010
詳細については、「PowerPivot for Excel のインストール」を参照してください。また、チュートリアルに従って作業するために、PowerPivot for Excel チュートリアル用サンプル データ – バージョン 2 が必要です。このチュートリアルで使用するサンプル データは、架空の企業である Contoso のデータであり、Access データベースおよび Excel ワークシートに保存されています。SQL Server データベースからサンプル データをインポートする場合は、サーバーに Contoso データベース全体をダウンロードして復元してください。Contoso のバージョンによっては、データに若干の違いがありますが、チュートリアルを完了するうえで問題にはなりません。
Windows XP の場合
Windows Server および Windows 7 では、PowerPivot ウィンドウの機能をリボンから実行できます。Windows XP では、同じ機能を一連のメニューから実行できます。Windows XP を使用している場合、メニュー コマンドとリボン コマンドの対応については、「Windows XP の PowerPivot UI」を参照してください。
学習する内容
このチュートリアルは次のレッスンで構成されています。
このレッスンでは、Access データベースや Excel ワークシートなど、さまざまなデータ ソースからデータをインポートする方法を学習します。 |
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このレッスンでは、Excel ブックの保存と PowerPivot ブックの保存の違いを理解します。 |
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このレッスンでは、インポートしたデータ間のリレーションシップを表示および作成する方法を学習します。データ ソースの異なるデータ間にリレーションシップを作成することで、インポートしたデータのセット全体に対して分析を実行できるようになります。 |
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このレッスンでは、テーブルのデータに基づく新しい列を作成します。ここで作成した計算列は、後でピボットテーブルおよびピボットグラフで使用します。 |
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このレッスンでは、データを詳細に分析できるように、ピボットテーブルを使用してデータを表示します。 |
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このレッスンでは、ピボットグラフを使用してデータをグラフィカルに表示します。ピボットグラフを使用すると、データを詳細に分析することもできます。 |
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スライサーは、ピボットテーブルとピボットグラフに表示されるデータ セットの一部をワンクリックで絞り込むことができるフィルター処理コントロールです。このレッスンでは、スライサーをピボットテーブルとピボットグラフに追加して、データを対話的にフィルター処理し分析する方法を学習します。 |