データ フロー内のデータ処理

Integration Services では、データ フローで使用するデータ型のセットが用意されています。データ フローに追加する変換元は、変換元のデータを Integration Services のデータ型に変換します。後続の変換では、データを別の Integration Services のデータ型に変換できます。また、データの読み込み先となるデータ ストアの型によっては、変換先は、最後の Integration Services のデータ型を、変換先のデータ ストアで必要なデータ型に変換します。詳細については、「Integration Services のデータ型」を参照してください。

データ フロー コンポーネントは、データを Integration Services のデータ型に変換するためにデータを解析します。Integration Services では、高速解析と標準解析の、2 種類のデータ解析が用意されています。ほとんどのデータ フロー コンポーネントで使用できるのは、標準解析のみです。ただし、フラット ファイルの変換元とデータ変換の変換では、高速解析と標準解析のどちらでも使用できます。詳細については、「データの解析」を参照してください。

多くの変換は、データ値を比較します。たとえば、集計変換はデータ行セットの値を集計する目的で値を比較し、並べ替え変換は値を並べ替える目的で値を比較します。また、参照変換は、データ値を別の参照テーブルにある値と比較します。文字列を比較する方法を指定するため、変換には比較オプションのセットが含まれています。比較オプションには、大文字と小文字を区別するかどうか、日本語テキストでかなの種類をどのように処理するのか、文字列内の空白文字を無視するかどうか、などを指定するオプションがあります。詳細については、「文字列データの比較」を参照してください。

式エバリュエーターも、変数、優先順位制約、および変換が使用する式を評価する際に、データ値を比較します。詳細については、「Integration Services の式の概念」を参照してください。

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