Share via


BACKUP MASTER KEY (Transact-SQL)

データベースのマスター キーをエクスポートします。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

BACKUP MASTER KEY TO FILE = 'path_to_file' 
    ENCRYPTION BY PASSWORD = 'password'

引数

  • FILE = 'path_to_file'
    マスター キーのエクスポート先ファイルの完全なパスを、ファイル名を含めて指定します。ローカル パスまたはネットワーク上の場所を示す UNC パスを指定できます。

  • PASSWORD = 'password'
    ファイル内のマスター キーの暗号化に使用されているパスワードを指定します。このパスワードに対しては、複雑性がチェックされます。詳細については、「パスワード ポリシー」を参照してください。

説明

マスター キーは開かれている必要があります。したがって、バックアップ前に暗号化を解除する必要があります。マスター キーがサービス マスター キーで暗号化されている場合は、明示的に開く必要はありません。パスワードのみで暗号化されている場合は、明示的に開く必要があります。

マスター キーは作成後すぐにバックアップし、安全な別の場所に保存することをお勧めします。

権限

データベースに対する CONTROL 権限が必要です。

次の例では、AdventureWorks2008R2 マスター キーのバックアップを作成します。このマスター キーはサービス マスター キーによって暗号化されているので、マスター キーを開くときにはパスワードを指定する必要があります。

USE AdventureWorks2008R2;
OPEN MASTER KEY DECRYPTION BY PASSWORD = 'sfj5300osdVdgwdfkli7';
BACKUP MASTER KEY TO FILE = 'c:\temp\exportedmasterkey' 
    ENCRYPTION BY PASSWORD = 'sd092735kjn$&adsg';
GO