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Analysis Services ジョブ ステップを作成する方法 (SQL Server Management Studio)

このトピックでは、SQL Server Analysis Services のコマンドとクエリを実行する SQL Server エージェント ジョブ ステップを作成し、定義する方法について説明します。Analysis Services サブシステムを使用するジョブ ステップを実行するには、ユーザーが sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーであるか、このサブシステムを使用するように定義された有効なプロキシ アカウントにアクセスできる必要があります。さらに、SQL Server エージェント サービス アカウントまたはプロキシが Analysis Services 管理者であり、有効な Windows ドメイン アカウントであることも必要です。プロキシ アカウントの定義の詳細については、「プロキシを作成する方法 (SQL Server Management Studio)」を参照してください。

Analysis Services コマンド ジョブ ステップを作成するには

  1. オブジェクト エクスプローラーで、SQL Server データベース エンジンのインスタンスに接続し、そのインスタンスを展開します。

  2. [SQL Server エージェント] を展開し、新しいジョブを作成するか、既存のジョブを右クリックして [プロパティ] をクリックします。

    ジョブを作成する方法の詳細については、「ジョブの作成」を参照してください。

  3. [ジョブのプロパティ] ダイアログ ボックスで [ステップ] タブをクリックし、[新規作成] をクリックします。

  4. [新しいジョブ ステップ] ダイアログ ボックスで、ジョブの [ステップ名] を入力します。

  5. [種類] ボックスの一覧で、[SQL Server Analysis Services コマンド] をクリックします。

  6. [実行するアカウント名] ボックスの一覧で、Analysis Services コマンド サブシステムを使用するように定義されているプロキシを選択します。ユーザーが sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーである場合は、[SQL エージェント サービスのアカウント] を使用してこのジョブ ステップを実行することもできます。

  7. [サーバー] でジョブ ステップを実行するサーバーを選択するか、サーバー名を入力します。

  8. 実行するステートメントを [コマンド] ボックスに入力します。または、[開く] をクリックしてステートメントを選択します。

    このステートメントは、XML for Analysis Services の Execute メソッドである必要があります。完全な SOAP エンベロープまたは XML for Analysis の Discover メソッドをステートメントに含めることはできません。簡易オブジェクト アクセス プロトコル (SOAP) エンベロープおよび Discover メソッドは、SQL Server Management Studio ではサポートされていますが、SQL Server エージェント ジョブ ステップではサポートされていません。XML for Analysis Services の詳細については、「XML for Analysis の概要 (XMLA)」を参照してください。

  9. [詳細設定] ページをクリックして、ジョブ ステップが成功または失敗した場合に SQL Server エージェントが実行するアクション、ジョブ ステップの試行回数、ジョブ ステップ出力の出力先など、このジョブ ステップに関するさまざまなオプションを定義します。sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーのみがジョブ ステップ出力をファイルに書き込むことができます。

Analysis Services クエリ ジョブ ステップを作成するには

  1. オブジェクト エクスプローラーで、SQL Server データベース エンジンのインスタンスに接続し、そのインスタンスを展開します。

  2. [SQL Server エージェント] を展開し、新しいジョブを作成するか、既存のジョブを右クリックして [プロパティ] をクリックします。

  3. ジョブを作成する方法の詳細については、「ジョブの作成」を参照してください。

  4. [ジョブのプロパティ] ダイアログで [ステップ] ページをクリックし、[新規作成] をクリックします。

  5. [新しいジョブ ステップ] ダイアログの [ステップ名] ボックスにジョブ ステップ名を入力します。

  6. [種類] ボックスの一覧で、[SQL Server Analysis Services クエリ] をクリックします。

  7. [実行するアカウント名] ボックスの一覧で、Analysis Services クエリ サブシステムを使用するように定義されているプロキシを選択します。ユーザーが sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーである場合は、[SQL エージェント サービスのアカウント] を使用してこのジョブ ステップを実行することもできます。

  8. [サーバー] および [データベース] で、ジョブ ステップを実行するサーバーとデータベースを選択するか、サーバー名またはデータベース名を直接入力します。

  9. 実行するステートメントを [コマンド] ボックスに入力します。または、[開く] をクリックしてステートメントを選択します。

    このステートメントでは、多次元式 (MDX) クエリを使用する必要があります。MDX の詳細については、「MDX クエリの基礎 (MDX)」を参照してください。

  10. [詳細設定] ページをクリックして、ジョブ ステップが成功または失敗した場合に SQL Server エージェントが実行するアクション、ジョブ ステップの試行回数、ジョブ ステップ出力の出力先など、このジョブ ステップに関するさまざまなオプションを定義します。sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーのみがジョブ ステップ出力をファイルに書き込むことができます。

セキュリティ

sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーのみがジョブ ステップ出力をファイルに書き込むことができます。msdb データベースで SQLAgentUserRole データベース ロールのメンバーであるユーザーによってジョブ ステップが実行される場合、出力はテーブルのみに書き込むことができます。ジョブ ステップ出力は SQL Server エージェントによって msdb データベースの sysjobstepslog テーブルに書き込まれます。